2011年2月3日木曜日

人は助けられて生きている

という当たり前の事を、改めて実感した一日でした。

少し前に知り合いになった方の家で、初めてお会いした日本人女性がいるのですが、その方から、渡したいものがあるので会えないか、という丁寧なメールを頂きました。
家まで来てくださるというのですが、それは余りにも申し訳ないので、Zurichの中央駅で待ち合わせをする事に。
待ち合わせ場所に現れた彼女は、後ろにバックパック、前に9ヶ月になる赤ちゃん、
手には大きな袋。
この袋には、沢山の赤ちゃんのお洋服や妊婦服、ケアグッズが入っていました。
やっぱりご自宅迄私が伺うべきだったなあ、と反省。

楽しいお話やためになるお話を色々と聞かせて頂いた後で、お別れを言う時に、
彼女は言いました。
『私も、沢山色々な人に助けてもらったので』
上辺の言葉ではなく、本当に実感のこもった言葉でした。

海外生活が比較的長い私ですが、 これまでは余りこうしたお付き合いがありませんでした。仕事中心の生活だった事もあり、言葉等の不自由も無い国だった事もあり、『異国』での生活に異国や不自由を感じる事も不安を感じる事も無く、日本人会の様なものとも無縁に生活して来ました。
でも、そんな中でも、やはり色々な人に助けられて支えられていたんですね。
今回、全く異なる環境で初めての事が待ち構えている中、こちらからお願いする以前に自ら手を差し伸べて下さる彼女の様な人に出会い、その事を改めて感じました。

この感謝の気持ち、いつまでも忘れずに、私も周りの人に同じようにしていきたいと、
改めて思った出来事でした。

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