ドイツにもスイスにも、「Ruhezeit」というものがある。
Ruhe は静寂、Zeit は時間。つまり、静かにせねばならない時間帯の事。
スイスでは、このRuhezeiten は市町村によって定められているらしいが、大概は平日12時-13時、20時以降、祝休日は終日。朝の6時迄が「Nachtruhe」(Nacht は夜)。
この時間帯は、近所迷惑になるような物音をたててはいけない事になっており、ドイツ等では騒音による近所騒動が頻発するらしく、ドイツ語学校の授業でも、騒音迷惑でお隣さんにクレームをする、というロールプレイ練習があった程。
この時間帯、普通に気をつけていれば、そんなにうるさく出来るものでもないのだが、中にはそんなのおかまい無しに騒音をたてる人達もいる。残念な事に、我々の真上の部屋に2ヶ月程前に引っ越してきた家族は、そんな人達の部類だった。
それまではとても静かな生活を送っていたのだが、突然ひどい騒音が上から聞こえてくる様になった。
ひどい騒音に加え、ベランダから汚水が捨てられる事も度々。
クレームの苦手なパートナーが一度クレームをした。
私も2度程ドアベルを鳴らした。 が、確実に騒音が聞こえていたのに、出てこない。居留守だ。
パートナー曰く、騒音の素になっている夫人はドイツ語がわからないらしい。
半ば諦めてもいたが、今日は午後10時を過ぎても、掃除をする音がまた一段とうるさかった。20分程耐えてみたが、せっかく寝静まった息子が起きてしまうのでは。。。とハラハラし、思い切って再び上の階へあがっていった。すると、丁度タイミングよく、ドアを開けて掃除機を使う夫人の姿が。
「明日の朝早くにお客が来るの」と、ちゃんとしたドイツ語で弁解する彼女。あれ?!ドイツ語、わかるんじゃないの??!!
一応今日のところ騒音は止んだのだが、この家族、毎晩夜中の2時頃迄大きな物音をたてているのだ。この状態、いつまで続くんだろうか。。。
ちなみに、スイス大衆紙(Beobachter)によると、このRuhezeitenにしてはならない事の例として挙げられているものは、子供の叫び声や暴れる音、家事、打楽器の演奏、大音量の音楽、日曜大工(という言葉は当然存在しないが。。。)、芝刈り、喧嘩、ドアの開閉、等々。ちょっと理解出来ないのが、自転車、入浴。
自転車って、、、家の中で乗るのか?庭で?そんなにうるさくないと思うんですけど。
入浴?シャワーの音がうるさいらしいですが、時々朝5時半に出勤の為家を出るパートナー等は、朝4時半頃にシャワー浴びてしまっているのだが。。。
法律や規則はともかく、他人の迷惑にならない様に、という基本の人道徳が守られれば、皆がHappyになる筈なんですけどね。
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