2026年11月8日日曜日

アムステルダムへ母子旅行 ~ A'DAM Lookout

2日目、元々予定には入れていなかったのだが、娘の体力もありそうだったので、前日に予定に組み込んだのが、A'DAM Lookout。運河クルーズを終えて、ホテルへ戻るか、もう一箇所寄るかたずねると、行きたい!とのこと。

こちら、中央駅からフェリーで渡る対岸にある商業施設で、頂上からはアムステルダムの街が展望できる。屋上の高さ100mでのブランコ体験も目玉になっているが、怖がりの娘は展望だけがいいとのことで、展望台へ。

City Card利用に予約は不要、ここでもカード提示でチケットを受け取る。
展望台へのエレベーターを待つ間、写真撮影。観光地でよくある合成写真のほか、この商業施設のイメージを表す装飾をバックに撮影。

高速エレベーターも一種のエンターテイメント。映像と音声が楽しめた。

頂上からはアムステルダムが展望できる。室内から望遠鏡を用いて見るもよし、外に出て風を感じながら展望するもよし。バーやレストランもあり、タワー建造にあたってのプロジェクトを語る製作者の映像鑑賞部屋も。日が暮れると、アムステルダムの街に明かりが灯り、また異なる雰囲気を醸し出す。

まだまだ滞在したそうな娘を促し、再びエレベーターで地上へ。昇る時とは異なる映像で見送ってくれる。
時間があれば、こちらの岸側も散歩してみたかったが、夜も遅いため、ホテルへ向かう。
帰りもまたフェリー乗車。両岸をつなぐこのフェリーは無料で、水に隔てられたアムステルダムの街をつないでくれている。

夏の暑い日に、今度は世界一高いブランコとやらを体験しに戻ってくるのもいいかもしれない。

2026年11月7日土曜日

アムステルダムへ母子旅行 ~ 運河クルーズ

 アムステルダム2日目も夕方に差し掛かった。次なるアジェンダは、運河クルーズ。今回、アムステルダム旅行を決めた際に、娘に希望をきいたところ、返ってきた答えの一つが、「パンケーキクルーズ」だった。クルーズとパンケーキと一気に二つのアジェンダをクリアできる点に魅力は感じたが、調べていくうちに、クルーズでのパンケーキよりも、パンケーキが美味しいお店でしっかり味わった方がよい気がしてきた。クルーズはクルーズに徹しよう、と、娘に提案すると、あっさりOK。

ここも、City Cardで利用可能、ということで、Fabrique des Lumièresを後にして乗り場付近に向かう。クルーズ会社は何社もあり、実は相当時間をかけて、最も評判の良さそうなものを事前に調べてはいたのだが、結局、一番近く目につきやすかったクルーズ会社に飛び込んだ。

乗り場は中央駅付近。17時を過ぎていて、日も落ちてきていたが、まだまだ夏時間期間。乗り場に行くと、大勢のアジア人ツアー客が。。。これは失敗だったかも(失礼!)と思ったのだが、彼らはボートの外の席に案内され、屋根のある席は個人の客のみだった。4人掛けの席だったが、娘と2人で窓際に座ることができた。オーディオガイドもあり、こちらはGPSで位置を把握し、自動で音声が流れる仕組み。

約1時間のクルーズ。ルートによって見られる建物が異なる。キャプテンがところどころで、オーディオガイドにない解説をしてくれて、これが興味深かった。ちなみに、他の乗客はスペイン語話者とイタリア語話者が殆ど。ガイド中も少し騒がしかったのが残念だった。
オーディオガイドは、最初英語で聞いていたが、日本語もあったので試しに聞いてみた。日本語、何故こんなに分かりにくいのだろう!難しいわけではないのだが、どうしても耳を素通りしていく。話し方なのだろうか。日本語が一番得意なのだが。


散々街中を歩いた私たちだったが、運河から見る街の景色はまた風情がある。そして、同じ運河でも、ベネチアの運河とはまた違う。その歴史に耳を傾けるのも、また興味深い。

アムステルダムへ母子旅行 ~ Micropia

アムステルダム2日目に足を運んだMicropia。楽しいだけの旅行もよいが、学びになるものを何か入れたい、ということで選んだ。動物園の隣にあるということも、選択理由の一つ。

ミクロ、即ち、顕微鏡で見られるような、微生物を扱った博物館。普段、肉眼では見られない世界が垣間見れるというわけだ。今年の生物の授業で、顕微鏡の各部分の名称を覚えた娘。顕微鏡を調整し、さまざまな生物を見て回った。







一日に何度か、ラボ職員によるプレゼンテーションもあり、私たちも参加。イモムシと、イースト菌にも見られる微生物についての関係などを説明してくれた。娘は途中で飽きてしまい、さっさと他の展示に移ってしまったが・・・

ここでもスタンプラリーが開催されていて、娘は全スタンプを集めようと、最後の最後まで粘った。結局1個足りなかったし、見つかるまで探そうとしていたが、次の予定もあるため、切り上げた。動物園の再入園を辞めればもう少し時間はあるよ、と伝えたものの、軍配は動物園に。

子供は無料だし、通常、家では見られないものだけに、一度は足を運ぶのも面白い。

ところで、展示の中に、家のベッドやぬいぐるみなどを顕微鏡で見る、というものがあったが、そこで巨大化されて見えたのは、ダニ。ぬいぐるみに囲まれた生活をしている娘。これを見て、少しは掃除に精が出るかと思ったのだが、、、ダニが「可愛い!」だと。作戦、大失敗。

アムステルダムへ母子旅行 ~ ARTIS動物園 ~

家の近くでも行けるから、と候補から外していた動物園。でも、水族館には行きたい、という娘の声で、二日目のメインとなったのがARTIS動物園。

City Cardを提示してそのまま入場。ちなみに、一時退場したい場合は、腕にスタンプを押してもらい、再入場が可能。目指すは水族館だが奥にあるため、水族館を目指しながら道中の動物たちにご挨拶。別にいい、と言っていた娘もテンションが高い。結局、水族館へ行く前に、ほぼ全ての動物たちを訪問。ここにしかいない、という動物はなさそうだが、ゾウの赤ちゃんが誕生して間もないとかで、目玉の一つだった。母親の隣にいる赤ちゃんゾウは、遠目に見れば小さくて、可愛い。また、ゾウの敷地は、水辺が少し芸術的な作りになっていて、見た目に美しかった。ここでスケッチブックを片手に絵を描く人を何人か見かけた。何とも優雅な過ごし方ではないか。過去に写真を学んだ私にとって、写真を撮るということは、彼らが描く絵のように、作品を作ることだったが、今や写真は気軽に記録するためのメモ帳のようなものだ。カメラや写真が身近になったことは嬉しい事だが、時に少しモヤモヤしたものを感じることも本音だ。










他に面白かったのは、ライオン。ほとんど動かず眠っていたのだが、かなり間近で見ることができた。かなりの迫力だった。恒例だが、サルも楽しかった。楽しいと言えば、ラッコが最高に笑える動きをしていて、娘と何度も笑い合った。

水族館だが、動物の展示よりも、水に関する教育施設的側面が強い展示だった。映像やゲームのようなものが多く、ここで娘も相当な時間を費やした。光と音の展示(ショー)も行われており、これは文字通り真っ暗の会場に入場したのだが、会場がどのような作りになっているか、知る余地もない。とりあえず中に静止し、プログラムが始まると、ショーの光で様子がやっと分かった。皆座って鑑賞するなか、娘はあおむけになり、私も隣に横になる。遥か昔、砂漠の中で満天の星を眺めた時のことを思い出した。

途中一度抜け出し、隣接のMicropiaに行ったが、何だかんだ言っても、やっぱり動物好きの娘に、動物園は楽しいようだった。終日のんびり過ごしてもよかったかもしれないが、わざわざアムステルダムまで来たので、アムステルダムならではの場所も訪れよう、と、予定を実行することにし、動物園を後にした。

ところで、園内は美しく手入れされており、ただここのベンチでくつろぐだけのために訪れているような人も見られた。近くに住んでいたら、年間パスを買って、こうしてふらっと時間を過ごすのも悪くない。

季節は秋、花が咲き乱れる様子は終わっていたのだが、通路を挟む土の敷地で、球根を撒いている様子が何か所かで見られた。立ち止まって様子を見学していたが、ふと声をかけたくなった。「これはチューリップですか?」「そうです。」「こうやって植えてるのですね。」「来年に向けて、準備しています。」「来年の春ですか?」「はい。冬が来る前に、こうして球根を植えておかねばなりません。」そんな会話を交わしていると、「球根、どうぞ差し上げます。」と、娘と私に一つずつ、球根を分けてくれた。どこから来たのか尋ねられ、ドイツだと言うと、よかった、では持って帰られますね、と。こんなやり取りが、とても嬉しい。帰ったら、別宅の庭に植えよう。冬が来る前に。春になったら、「ARTIS動物園と同じチューリップがここにも咲いたね」と娘と思い出を話せるように。

アムステルダムへ母子旅行 ~ Fabrique des Lumières

 2日目の『Fabrique des Lumières』は、美術館に興味がない娘でも、少し楽しめるのではないかと選択した。今回、私の中では外したくなかった場所。

訪問日は、オランダ巨匠の展示とルネサンスの巨匠の展示が時間を分けて開催されていたが、オランダの巨匠は開館から1時間の1枠のみ。せっかくオランダに来ているし、学校の美術でもなじみがあるゴッホなどが扱われるため、こちら推しだったのだが、娘はルネサンスを選んだ。お陰で、日程の組み方が少しフレキシブルになった。

最寄りのバス停から会場までは、小さな橋を渡ったが、その景色が可愛らしかった。

I Amsterdam Cardでの訪問には予約不要とのことで、到着後、カード提示でそのまま入場。ロッカーに荷物を預け、会場へ。広いホールの中、壁と天井全てにプロジェクションマッピングのように映像が映し出される。ルネサンス巨匠の絵画や彫刻、時に歴史的説明なども含め、幻想的な雰囲気の中、英語での解説を聞く。立ってても座ってても、歩き回りながら見てもよい。私たちは少し歩いて気に入った場所をみつけた後で座ったが、途中からあおむけになって鑑賞した。










奥にはひっそりとAI写真館があったが、ここを訪れる人は殆どいなかった。Highlights of Hollandにもあったように、絵画のモデルになれるのだが、ここで少し娘と大爆笑。モナ・リザになってみたり、これはこれで楽しい。

その他、このプロジェクトを手掛けるスタジオの説明の部屋もあった。

事前に調べた際の口コミにもあったのだが、もしかするとオランダ巨匠の回の方が、娘にはうけたかもしれない。でも、これはこれで飽きることもなくじっくり鑑賞していたので、こんな体験も悪くはない。

アムステルダムへ母子旅行 ~ Highlights of Holland ~

アンネフランクの家の後に訪れる場所は色々検討した。最初は別の施設を考えていたが、出発直前で、こちらへ変更した。変更した、と言っても、チケットを購入したのは、訪問直前、施設まで徒歩5分のところの公園で。アンネフランクの家での滞在時間が読めなかったので、さほど混んでいなさそうだったこちらは、直前にネット購入することにしたのだ。

オランダを凝縮して紹介する、子供向け娯楽施設。到着すると、がら空き。というか、私たち2人の貸し切りだった!!

こちらでも、暗証番号を入力するタイプの無料ロッカーに荷物を預け、身軽にツアー開始。がら空きなのだけど、決まった時間が経過すると次の部屋への扉が開き、次の部屋に進まねばならないので、あまりゆっくりも出来ない仕組み。次の部屋へのドアが開いてももたもたしていると、係員がやってきて促される。アトラクションだけやっていれば充分な時間かもしれないのだが、娘はクイズラリーの紙をもらってしまい、それをやっていると、時間が足りない。また、そのクイズの答えのヒントとなる壁の説明も、じっくり読んでいる時間がない。これだけがら空きなのだから、もう少し柔軟にして欲しかったが、仕方がない。

そんな不都合もあるものの、総評としては、エンターテイメント要素もありながら、オランダについて触れられるので、まあまあお勧め。

チューリップが見たいと言っていた娘に、シーズンオフでも見せられるチューリップが決め手にもなって選んだのだが、それは今一つ感動がなかった模様。プロジェクションマッピングで、肖像画の人物たちが会話をする、というアトラクションは、怖がって終始私の手を握りしめていた。絵画に興味がない娘だが、自分が巨匠が描いた肖像画のモデルになってみるAI合成写真絵画を気に入ってしまい、ここは滞在時間を無視して、かなり遊びまくった。私も、ゴッホやフェルメールの作品になってみて、かなり笑わせてもらった。他にも、オランダの民族以上を身にまとい写真撮影するブースや、自転車を漕ぐアトラクションなど、まあどこかで似たようなものがあるな、という印象ではあったが、それなりにオランダらしきものを垣間見ることができた。

ちなみに、アトラクションは、英語の回とオランダ語の回に分かれている。ここでも英語が公用語か、と思うくらい英語が当たり前に使われていて、言語の面では全く苦労はなし。もっと言ってしまうと、オランダ語はドイツ語に聞こえて、結構理解できてしまったりもする。異国情緒がないって?いや、そんなことはない。娘と一緒に体験するアムステルダムは、街並みが一層可愛らしく見え、いつもとは異なる旅行が体験できた。

アムステルダムへ母子旅行 ~ アンネフランクの家 ~

アムステルダム母子旅行のハイライト、アンネフランクの家。
旅行を決めた時にはチケットは既に完売だったのだが、もしかするかもしれない、と何度かサイトを見てみたところ、的中。なんと、私たちの訪問の1週間全ての日、全ての時間帯に空きが出たのだ。そんなこともあるものだ。大型予約のキャンセルが出たのか、追加枠を放出したのか、理由は分からないが、日時も全て選び放題だった。娘も思わぬ願いが叶い、喜びひとしお。

私は何年も前に訪れたことがある。当時から結構変わっていた。私の記憶が薄れているだけかもしれないが。予約時間の20分前位に、長蛇の列が出来ていたので並び始めたのだが、チケット確認のスタッフが、私たちの時間はまだ並ぶ時間ではないので、列から離れて待っていて欲しいと言う。時間になったら並び始めるように、とのことだった。このシステム、ちょっと腑に落ちない。というのは、予約時間の5分前位から並び始めた人の方が、横につまみ出されてしまった人たちよりも先に入場できてしまうのだ。つまみ出されてまたすぐに列に並び直すのがいいかもしれない。まあ、勿論、予約時間になって初めて並び始めても確実に入場できるので焦る必要はないが、私たちは次の予定もあったので、時間通りに入場したかった。
ちなみに、横につまみ出されての待ち時間、娘は道端の絵描きの紳士と楽しく語り合う。彼女は特に際立ってフレンドリーというわけではないのだが、通学中にも道端のホームレスとも挨拶を交わすように、危険を感じない人とは普通に話ができる。

さて、教会の鐘を合図に再度並び始め、入場。持ち込み荷物については懸念していた点だったが、日常遣いのバックパック程度であれば、多少重くてもクロークに預けることができた。

荷物を預けた後、オーディオガイドを受け取る。数か国語から選択でき、大人用と12歳以下ぐらいの子供向けと2種類がある。怖がりの娘には、子供用を選び、迷ったが私も子供用にした。娘が何を聞いているのか分かった方が一緒に話せると思ったからだ。ちなみに、娘はドイツ語を選び、私は英語を選んだ。(日本語もある)

オーディオガイドは各部屋の壁のセンサーに機械を近づけると作動するタイプ。館内の滞在時間に制限はないが、部屋によっては混みあっていて、並びながら見学する感じだった。昔はもう少し空いていた気がする。過去の出来事に感心が高まっていることは良い傾向だろう。時間をかけて見学したが、娘も彼女なりに感じて考えたようだった。

できれば、訪問前にアンネフランクに関する本を読ませたかったのだが、書物の手配が間に合わなかったため、公式サイトに書かれた記事を電車で読んでもらった。私も公式サイトの特設記事、アンネの姉、マルゴーについての特集を隈なく読んだ。

その日は、ホテルに戻ってからも、ユダヤ人迫害について、娘と色々な話をした。杉原千畝の話も紹介した。落ち着いたら、関連の本をぜひ読んで、彼女なりに感じ、考えて欲しいと思う。