アムステルダム母子旅行のハイライト、アンネフランクの家。
旅行を決めた時にはチケットは既に完売だったのだが、もしかするかもしれない、と何度かサイトを見てみたところ、的中。なんと、私たちの訪問の1週間全ての日、全ての時間帯に空きが出たのだ。そんなこともあるものだ。大型予約のキャンセルが出たのか、追加枠を放出したのか、理由は分からないが、日時も全て選び放題だった。娘も思わぬ願いが叶い、喜びひとしお。
私は何年も前に訪れたことがある。当時から結構変わっていた。私の記憶が薄れているだけかもしれないが。予約時間の20分前位に、長蛇の列が出来ていたので並び始めたのだが、チケット確認のスタッフが、私たちの時間はまだ並ぶ時間ではないので、列から離れて待っていて欲しいと言う。時間になったら並び始めるように、とのことだった。このシステム、ちょっと腑に落ちない。というのは、予約時間の5分前位から並び始めた人の方が、横につまみ出されてしまった人たちよりも先に入場できてしまうのだ。つまみ出されてまたすぐに列に並び直すのがいいかもしれない。まあ、勿論、予約時間になって初めて並び始めても確実に入場できるので焦る必要はないが、私たちは次の予定もあったので、時間通りに入場したかった。
ちなみに、横につまみ出されての待ち時間、娘は道端の絵描きの紳士と楽しく語り合う。彼女は特に際立ってフレンドリーというわけではないのだが、通学中にも道端のホームレスとも挨拶を交わすように、危険を感じない人とは普通に話ができる。
さて、教会の鐘を合図に再度並び始め、入場。持ち込み荷物については懸念していた点だったが、日常遣いのバックパック程度であれば、多少重くてもクロークに預けることができた。
荷物を預けた後、オーディオガイドを受け取る。数か国語から選択でき、大人用と12歳以下ぐらいの子供向けと2種類がある。怖がりの娘には、子供用を選び、迷ったが私も子供用にした。娘が何を聞いているのか分かった方が一緒に話せると思ったからだ。ちなみに、娘はドイツ語を選び、私は英語を選んだ。(日本語もある)
オーディオガイドは各部屋の壁のセンサーに機械を近づけると作動するタイプ。館内の滞在時間に制限はないが、部屋によっては混みあっていて、並びながら見学する感じだった。昔はもう少し空いていた気がする。過去の出来事に感心が高まっていることは良い傾向だろう。時間をかけて見学したが、娘も彼女なりに感じて考えたようだった。
できれば、訪問前にアンネフランクに関する本を読ませたかったのだが、書物の手配が間に合わなかったため、公式サイトに書かれた記事を電車で読んでもらった。私も公式サイトの特設記事、アンネの姉、マルゴーについての特集を隈なく読んだ。
その日は、ホテルに戻ってからも、ユダヤ人迫害について、娘と色々な話をした。杉原千畝の話も紹介した。落ち着いたら、関連の本をぜひ読んで、彼女なりに感じ、考えて欲しいと思う。