2012年11月16日金曜日

Mütterzentrum・Familezentrum (親子の為の施設)

Zurichで相当お世話になっている、Gemeinschaftzentrum、通称GZ。児童館・公民館の様な施設だが、こうした施設がミュンヘンにだってある筈!と、暫くの間 Internet と睨めっこしていたのだが、HitするのはWinterspielplatz と民間の室内遊び場ばかり。それもその筈、ミュンヘンではこうした施設をGZとは呼ばない。Familienzentrum、Mütterzentrum と呼ばれるこの施設が、ありました、ありました!

呼び方が分かれば、あとの検索は簡単。ドイツ国内に300程あるらしい、このFamilienzentrum(以下略FZ、MZ)。土地勘が無いので、ひたすら住所と場所を照らし合わせる。我が第二の家はミュンヘンでも非常に交通の便が良いところにあるのだが、このFZ、徒歩圏内には見つからなかった。(徒歩圏内の定義にもよるが、1箇所は徒歩25分なので、夏には良い散歩)が、その中でも最も近いMZに行ってみる事に。結果、このMZは、我々ミュンヘン滞在中の第二の家となり、連日通う事になった。他の場所にあるMZ/FZも何箇所か足を運んだが、このMZは良かった。①立地:地下鉄の目の前、②施設:比較的新しく、部屋も広々としていて遊具も豊富、③プログラムの大半がDrop-off の集まりやPlay Group の構成となっている、④何よりも息子が気に入ったらしい。

幼児施設で働く人やミュンヘン在住長いであろう日本人でも、このFZ/MZの事を良く知っている人は少ない様子。ドイツ人には勿論常識なのだろうけど。

こうしたMZ/FZは、ミュンヘン市から補助が出ているが、一部は自分たちで賄う必要のある、非営利組織。彼らの資金集めは、会員を募ったり、バザーを行ったり、コーヒーやケーキ等を売った収益。余りに素敵なありがたい施設なので、会費を支払い会員になる事も検討したが、そんなに頻繁にミュンヘンに滞在するわけでも無いので、非会員のまま利用させてもらう事に。その代わり、朝食タイムやコーヒータイムではなるべく沢山購入するよう努める私たち。ちなみにここのメニューの代金、他のMZ/FZと比べても恐縮するほどとても良心的!

それにしても、通えば通うほど、本当に良い施設。これがある為にミュンヘンにずっといてもいいかな~、なんて思ってしまう今日この頃です。

2012年11月5日月曜日

ミュンヘン冬の遊び場 (Winterspielplatz)

ミュンヘンの冬の遊び場といったら、ここが恐らく一番有名だろう。冬の間(10月末~3月末)だけ開放される室内遊び場。夏の間はミュンヘンに多在する素晴らしい公園に行っていれば、遊び場に欠く事は無かったが、そうはいかない冬。それでも雨が降らない限りは外に出て公園に行ってはいたのだが、いつも公園にいるのは私達二人だけ。。。それでは息子、つまらないらしく、帰りたいと泣き叫ぶ。ZurichにはGemeindschaftzentrum (GZ)と呼ばれる公民館の様な施設があり、場所によっては一般開放しており、行き場が無くなった時のお助け舟として利用させてもらっている。これと数々のSpielgruppe(プレイグループ)、友人宅へ遊びに行く事で、冬をしのぐのだが、ミュンヘンでは遊びに行けるような友人も居ないしSpielgruppeも無い。そこでWeb検索及び公園で出会った母親等に聞いて知ったのが、このWinterspielplatz。

場所は市内の中心近くにあり、教会の施設を利用している。0歳から3歳児(即ち幼稚園前)を対象としており、火曜午後、水曜終日、木曜午前と開催されており、会費も無料。(但し、募金箱がおいてある。是非募金を!)非常に広々としており、子供が使う椅子や食器も用意されている。 素晴らしい!こんなところがあったら、毎回通うぞ!と思う人は恐らく多いのだろう。唯一の難点は、65人の人数制限がある事。子供達が安全に遊ぶには必要な事だろうが、時間通りに行っても長蛇の列が出来ており、これまで満員で入れなかった事が2度程。Waiting List で順番待ちをする事も可能なのだが、約2時間の開催時間で入れ替わりがそんなに多くあるわけが無い。という事で、ここに行く時はなるべく早く行くようかなり気合を入れて行く必要がある。

大掛かりな滑り台等は無いが、広い室内、他の子供がいるだけで楽しいらしい息子。それに、いくら広くても色々あっても、彼が手にするものはいつも同じ、、、車、本、キッチン遊び。もっと体を動かして遊んで欲しいのだけど、、、

****************************
Winterspielplatz
住所:Holzstraße 9, München
開催時間:
 火曜 15-17時
 水曜 9:30-12時、15-17時
 木曜 9:30-12時








2012年11月1日木曜日

母子Flight、初のANA

ANAも私にとっては何度も乗ったAirline。機体についてもサービスの程も分かっているが、未体験分野、子連れFlight with ANA。

古い機体ではあるが、目的地迄成田から直行便だし、定評の子連れサービスなので、迷うポイントは殆どないのだが、唯一かつ大きなポイントはバシネット。ANAのバシネットは体重10kg未満。一応身長制限もあるのだろうが、LHにしてもANAにしても、それは問われず。
知人曰く、「多少オーバーしていても大丈夫よ~」とも言うし、使えればラッキー、使えなくても昼間のFlight故、余り寝る事も無いだろう、と、賭けに出た私。

成田迄は早朝Flightだった為、多少早起きした息子。お陰で、小1時間のFlight中は熟睡。成田での乗り継ぎは3時間以上。その間Immigration後のゲート近くにあるPlay Roomで息子を遊ばせる事に。今まで何度も使った成田にこんな施設があったとは、全く気が付かなかった。広い部屋にはおむつ換え室も授乳部屋もあり、子供は大きなクッションの積み木や動物の形の積み木クッションで遊ぶ事が出来る。この日のこの部屋、我々以外は誰も居ない、貸しきり状態。余りActionが無いのも息子には退屈そうだったが、それでも目新しい積み木クッションで搭乗間近迄遊んでくれた。が、ちょっと眠かったらしく、この遊び場でもゴロゴロ~、ネンネ~、と遊んでいた。

そしてやっとの事で搭乗。搭乗前にゲートで呼び出しが入る。バシネットを依頼しているが、息子の体重は、と。「10kg弱です」と答えて終了。何故かゲート前では水を得た魚の様に、キャッキャと走り回る息子。。。周りのおばさん達、「大変ねえ~」という顔で私たちを見守る(?)。

優先搭乗も出来たが、なるべく最後に搭乗する事に。席に進むと、窓側を確保した私たちの席の通路側にビジネス客らしい台湾人が。我々を見るなり、CAを呼び、子連れが居るので他の席に換われないかと相談。そうなったらそうなったで嬉しいのだけど、、、結局この日のこのFlightはガラガラで、男性は別の席に移動。「どうぞゆっくり使ってください」とコメント。3席占領は嬉しいが、バシネット席の弱点、肘掛があがらない事。まあ、バシネットもあるし、息子が座れる席が出来たという事で良しとしよう。

悠々と席が使えた事もあって、何の問題も無く快適に終了した母子二人の12時間Flight。特にCAが親切だったという事もないが、総評としては良。

Baby Meal:これは素晴らしかった。
味気無い瓶だけのこれまで使用した他社と異なり、赤ちゃん用の食事がきちんと調理されていた。日本らしくお粥におかず。その他牛乳やヨーグルト、ベビーフードのデザートや子供大好きアンパンマンのお煎餅も!大人と同様に2食、普通に調理された温かい食事が出てきたのには感動。


バシネット:実は10kgを超えていた息子。自己申告では「約10kg」、予約もチェックインもゲートでも問題は無かったが、機内で「使用可能になり次第、バシネットを取り付けて頂けますか」とリクエストすると、やってきた別のCAが問う。「お子様の体重は?」「約10kgです」「正確には?」「服未着用で10kg弱だと思います」「安全上の理由で、こちらとしては10kgを超える場合バシネットを取り付ける事は出来ません」「10kg弱です」「ですから、10kgを超えている。。。」「超えていません。10kg超えていません!」
こんなやり取りの後、やっとの事でバシネットが装着された。息子、頭が大きいせいか、いつも実際よりも大きく思われるのだが、このCAにはよっぽど大きく見えたのだろう。。。いずれにしても、無事にバシネットを確保したが、かなりお粗末なバシネット、そして当然の事ながら、きつそう。。。
色々考えると、バシネットには赤ちゃん以外にもボトルやぬいぐるみを置いてみたりと、追加重量がかかる。それらを考えて設定されているのだろうから、多少の重量オーバーは大丈夫だろう、と(勝手な)自己判断。

Entertainment System:パーソナルテレビは、古い機体だけあって、タッチスクリーンでは無く、リモートコントロール付き。リモコン好きの息子にはこれでも良かったのだが、難点はCAボタン。何度このボタンを押してしまって、「お呼びでしょうか」とCAを出動させてしまった事か。。。これが無ければ、リモコン機体も悪くは無かったのだが。

もう2歳未満の息子を連れてANAに乗る事は無いだろうから、これが最初で最後の経験。なかなか興味深い体験でした。