ANAも私にとっては何度も乗ったAirline。機体についてもサービスの程も分かっているが、未体験分野、子連れFlight with ANA。
古い機体ではあるが、目的地迄成田から直行便だし、定評の子連れサービスなので、迷うポイントは殆どないのだが、唯一かつ大きなポイントはバシネット。ANAのバシネットは体重10kg未満。一応身長制限もあるのだろうが、LHにしてもANAにしても、それは問われず。
知人曰く、「多少オーバーしていても大丈夫よ~」とも言うし、使えればラッキー、使えなくても昼間のFlight故、余り寝る事も無いだろう、と、賭けに出た私。
成田迄は早朝Flightだった為、多少早起きした息子。お陰で、小1時間のFlight中は熟睡。成田での乗り継ぎは3時間以上。その間Immigration後のゲート近くにあるPlay Roomで息子を遊ばせる事に。今まで何度も使った成田にこんな施設があったとは、全く気が付かなかった。広い部屋にはおむつ換え室も授乳部屋もあり、子供は大きなクッションの積み木や動物の形の積み木クッションで遊ぶ事が出来る。この日のこの部屋、我々以外は誰も居ない、貸しきり状態。余りActionが無いのも息子には退屈そうだったが、それでも目新しい積み木クッションで搭乗間近迄遊んでくれた。が、ちょっと眠かったらしく、この遊び場でもゴロゴロ~、ネンネ~、と遊んでいた。
そしてやっとの事で搭乗。搭乗前にゲートで呼び出しが入る。バシネットを依頼しているが、息子の体重は、と。「10kg弱です」と答えて終了。何故かゲート前では水を得た魚の様に、キャッキャと走り回る息子。。。周りのおばさん達、「大変ねえ~」という顔で私たちを見守る(?)。
優先搭乗も出来たが、なるべく最後に搭乗する事に。席に進むと、窓側を確保した私たちの席の通路側にビジネス客らしい台湾人が。我々を見るなり、CAを呼び、子連れが居るので他の席に換われないかと相談。そうなったらそうなったで嬉しいのだけど、、、結局この日のこのFlightはガラガラで、男性は別の席に移動。「どうぞゆっくり使ってください」とコメント。3席占領は嬉しいが、バシネット席の弱点、肘掛があがらない事。まあ、バシネットもあるし、息子が座れる席が出来たという事で良しとしよう。
悠々と席が使えた事もあって、何の問題も無く快適に終了した母子二人の12時間Flight。特にCAが親切だったという事もないが、総評としては良。
Baby Meal:これは素晴らしかった。
味気無い瓶だけのこれまで使用した他社と異なり、赤ちゃん用の食事がきちんと調理されていた。日本らしくお粥におかず。その他牛乳やヨーグルト、ベビーフードのデザートや子供大好きアンパンマンのお煎餅も!大人と同様に2食、普通に調理された温かい食事が出てきたのには感動。
バシネット:実は10kgを超えていた息子。自己申告では「約10kg」、予約もチェックインもゲートでも問題は無かったが、機内で「使用可能になり次第、バシネットを取り付けて頂けますか」とリクエストすると、やってきた別のCAが問う。「お子様の体重は?」「約10kgです」「正確には?」「服未着用で10kg弱だと思います」「安全上の理由で、こちらとしては10kgを超える場合バシネットを取り付ける事は出来ません」「10kg弱です」「ですから、10kgを超えている。。。」「超えていません。10kg超えていません!」
こんなやり取りの後、やっとの事でバシネットが装着された。息子、頭が大きいせいか、いつも実際よりも大きく思われるのだが、このCAにはよっぽど大きく見えたのだろう。。。いずれにしても、無事にバシネットを確保したが、かなりお粗末なバシネット、そして当然の事ながら、きつそう。。。
色々考えると、バシネットには赤ちゃん以外にもボトルやぬいぐるみを置いてみたりと、追加重量がかかる。それらを考えて設定されているのだろうから、多少の重量オーバーは大丈夫だろう、と(勝手な)自己判断。
Entertainment System:パーソナルテレビは、古い機体だけあって、タッチスクリーンでは無く、リモートコントロール付き。リモコン好きの息子にはこれでも良かったのだが、難点はCAボタン。何度このボタンを押してしまって、「お呼びでしょうか」とCAを出動させてしまった事か。。。これが無ければ、リモコン機体も悪くは無かったのだが。
もう2歳未満の息子を連れてANAに乗る事は無いだろうから、これが最初で最後の経験。なかなか興味深い体験でした。
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