2013年3月28日木曜日

ドイツ無期限滞在許可証申請

3年間有効の配偶者ビザが失効して1ヶ月半程たったこの日、次に取得できるという無期限滞在許可証(Niederlassungserlaubnis)の申請に出かけた。
事前に役所とはやり取りを重ね、Appointment を取っての訪問だった為、Appointment がある旨を告げると待ち時間も殆ど無く順番が来て部屋に通された。

入室すると、握手の挨拶も無しにテキパキと処理が進められる。書類を出して下さい、との声に、手持ちの書類を一つずつ出して行ったが、先方も之までのEmailのやり取りを見ながら、Emailに記されている必要書類を確認していった。ドイツではよく、言った・言わない、担当者によって言い分が異なる、などのトラブルをよく聞くので、念の為 Emailを私も印刷して持参していたが、心配の必要は無かった様だ。 

改めて、必要書類だが:
  • バイオメトリック写真1枚(biometrisches Foto)
  • 住居証明
  • ドイツ語能力証明書(レベルA1)
  • 婚姻者の証言書
  • 有効パスポート
  • 所得や生活費についての証明
必要書類の内、申請書住居証明、及び証言書は、事前に役所から送られた書類に記載したもので、基本情報の他、夫婦が共に生活をしている事を証言する項目が含まれている。自己申告故、アメリカの婚姻による永住権申請の様に、二人の関係についての証拠なるものを求められる事は一切無い。住居証明については、我々は国外に第二の住居があるので、何か問われるか若干心配もしたが、仕事の都合上という事で、全く問題視されず。我々の場合、所得や生活費についての証明に若干の不備があったが、その場でPCを開いて追加書類を転送、あっという間に問題解決。ITオタクエキスパートの夫を持つと時に役立つものだ、と改めて関心。ドイツ語能力証明書は原本をその場でコピー。写真はその場でPCに取り込み、基準に合致している事を確認。
そしてパスポート。既に之までの情報がシステムに入っており、有効パスポートの期限が6ヶ月も無い事を確認していた担当者は、私の新たなパスポートを確認し、「ああ、良かったわ。有効期限が8月となっていたから、あらっ!と思ったのよ」と、初の不必要なコメント。之まで機械的に手続きを進めていた彼女からそんな言葉が出て、不必要に緊張していた私も完全にリラックス。

書類が揃った事を確認し、入力データとパスポートの情報が合致する事を双方で確認、確認書類に滞在許可証に転記される署名をし、書類関連は終了。その後人差し指の指紋を採取し、電子滞在許可証(eAT)についての説明と冊子を渡され、受領確認のサインをする。

その後、一度費用を支払い、領収証を持って再び入室。
そこで、パスポートを返却されると共に、仮の滞在許可証を発行される。これは、eAT が出来る迄に4-6週間かかる為、その間に切れている私の滞在許可を有効とさせるつなぎのもので3ヶ月間有効。

問題が無ければ4-6週間で滞在許可証を受け取れるという事で、そのAppointment をとるが、これは本人が出頭せずとも委任状で代理人をたてる事が可能。という事で、委任状をもらい受領の予約を取り、全て終了。

この日かかった時間、1時間弱。費用は155ユーロ(内、仮の滞在許可証発行分20ユーロ)。前回無料だった滞在許可、今回お高くついたのは、eAT への切り替えのせいだろうか。まあ、これで10年は更新等が要らないし、アメリカのビザ取得にかかった費用を考えるとお安いものだ。

実際に滞在許可証を手にするまでは完全終了ではないが、一先ず手続き関連、終了!


************************************
ビザ(滞在許可証 - 無期限ビザ・永久ビザ)


2013年3月19日火曜日

Easter Egg

間もなくイースターがやってくる。海外の祝日や行事が日本にも浸透してきているが、イースターはそれほど認知度も高くないのではと思う。キリスト教圏では、イースターの重要度はクリスマスに等しい、と昔知人から聞いた事がある。確かに、アメリカのデパート(Mall)が休みとなるのは年にわずか4日間というが、その一つがこのイースターなのだ。

イースター、ドイツ語ではOstern。
スイスでもドイツでもOstern前になると、スーパーや町はイースターのテーマで一色となる。息子も、いつものスーパーに現れる巨大なうさぎの置物や山積みとなったうさぎや卵型のチョコレートに、大騒ぎ。まだ、「欲しい!」と持って帰ろうとはしないのが幸い。

夫もその家族も、敬虔なキリスト教徒というわけではないので、我家のイースターは、夫の実家に行って親戚とランチを共にするだけなのだが、こうして家族・親戚で集まって食事をするのはやはりクリスマスとイースターだけ。

私もいまひとつ重要度を理解しない為、我家にはイースターの飾りつけ等は一切無かったのだが、先日息子の通うプレイグループで、イースターエッグ作りを行い、我家にイースターの卵が3個登場した。お絵描きの好きな息子は、唯一真剣に卵に絵を描き色をつけており、これをきっかけに私のイースターへの熱の入れ方が変わった。

とは言っても、私に出来るのはせいぜい卵作り。この卵を使って、当日はエッグハントをするとしよう。

2013年3月14日木曜日

Davos で雪遊び

突然夫が雪山への1週間の休暇を提案してきた。通常スイスでスキー休暇というと、土曜から土曜迄の1週間である事が多く、多くのホリデーアパートは、この期間でしか借りる事が出来ない。今回どうしても土曜以外の日から開始したかった夫は、アパート探しに悪戦苦闘した。そもそも直前過ぎるという事もあったとは思うが、結局アパートが決まったのは出発の前日。

スイスにはスキー場も沢山あり、何故Davosであったのかは未だに説明を聞いても理解が出来ないが、私も行った事が無かったし、昔の同僚(Zurich在住)が毎年Davosに冬の間アパートを借りて毎週末山篭りをしていた事も思い出し、Davosに合意。

Davosには6つのスキーエリアがあり、欧州一長いスロープやら世界初のT-barリフト等の売りがあるが、Davosがここまで有名なのは、例年開催されるDavos会議のせいだろう、と私は密かに思う。6つのスキー場がZermattの様に全て繋がっていてリフトを乗り継いで全山を制覇出来るのであればすばらしいのだが、ここ、それぞれのスキー場にはバスや電車で移動せねばならず、結論としては少し大変なスキー場。4日間滑ったが、2箇所のスキー場を試しただけに終わったが、天候や雪質その他を加味しても、まずまずのスキー休暇となった。
何よりも今回の収穫は、息子のスロープデビュー。去年はマイナス18度の極寒故に、スロープに連れ出す事をしなかったが、今回は頂上迄連れて行き、雪遊び。更にはソリ滑りも存分に楽しみ私のスノーボードにも乗って滑るという快挙を遂げた!
私の方は、さすがに全く運動から遠ざかっていたせいか、1日滑ったら全身筋肉痛。。。
来シーズンに備えて、少し運動を再開せねば、と思ったスキー休暇でした。

2013年3月5日火曜日

Orient Shop (ミュンヘンのアジア食品店)

第二の家があるミュンヘンへは、最近でこそ頻繁に行かなくなったが、それでも時々足を運ぶ。先日ドイツの日本、Düsseldorf へ行った際に、一生懸命日本・アジアショップや日本食レストランを回ったのだが、よく考えれば、大都市ミュンヘンにだって、日本食材店や日本食レストランはある。しかも、どれもスイスのそれよりも安い筈。

という事で、今回にして初めて、アジアショップを探して見た。日本食材店でもよかったのだが、必要なものがアジアショップでも購入出来る事を知っている身としては、日本食材店へのプレミアムを支払うのを躊躇してしまう。更に日本食材店、我家から若干遠い。

今回足を運んだのは、自宅から徒歩15分弱の近場にあるアジアショップ。かの有名なGasteigのすぐ近くにある。ちなみのこの近くには他のアジアショップも数店、dmやAldi等のお店も連ねる。

アジアショップ独特の臭いは避けられないが、比較的綺麗に整えられた店だと感じた。品揃えもなかなかよろしく、日本の食材もいくつか見られる。アメリカから輸入していると思われる品々も多くみられたが、私の大好物、Berkleyにある宝酒造の梅酒の取り扱いは無かった。ミュンヘンの家には冷凍庫が無いのと、スイス迄の道中解けてしまうだろうし、欲しかった冷凍食品は最低限しか購入出来なかった。価格はフランクフルトよりも若干お高いが、スイスよりは安い。もっと早くに発見していれば、頻繁に来たのに、と少し後悔。
ともあれ、アジアショップを探しているなら、ここはお勧めです。

***********************************************
Orient Shop
Rosenheimer Strasse 38

アルファベットを口頭で説明

日本語ではそれぞれの音というよりも、漢字を口頭説明する際に、色々な例を用いるだろう。例えば、「華」という名前を伝える際には、「華やかの華」と言った様に。
仕事をしていた際に、自分の苗字を伝える際や住所を伝える際、予約番号等を伝える際等に、間違いの無い様 アルファベットの一文字一文字を単語に置き換えて伝える事がよくあった。旅行業界で働くと、名前等の確認が必須な為、このアルファベットを現す単語は決まっていて覚える必要があるが、私は自己流で伝わりやすそうなもの(主に国や都市名、人の名前)を使用していた。
と、これは英語圏での話。ドイツ語圏ではあまり電話に出る機会が少ない為、不自由する事が無かったのだが、先日夫が電話で苗字を伝える際にこのアルファベット単語を使用していたのを聞いて、友人(ドイツ人)が大うけしていたのを聞いて、ふと疑問に思った。夫が使っているこれらの単語例、一般的なのだろうか。

調べた結果、これはなんと、正しい例に従ったものを使用していた事が判明。英語圏では、なるほど、と思われた単語の選択が、ドイツ語では、「え~?どうしてこれ?」という感想を持ってしまうのは、やっぱり私がドイツ語に慣れていないという証拠なのだろうか。

ちなみにこれ、「Buchstabieralphabet」と呼ばれ、以下の様になっている:

A Anton
Ä Ärger
B Berta
C Cäsar
Ch Charlotte
D Dora
E Emil
F Friedrich
G Gustav
H Heinrich
I Ida
J Julius
K Kaufmann
L Ludwig
M Martha
N Nordpol
O Otto
Ö Ökonom
P Paula
Q Quelle
R Richard
S Samuel
Sch Schule
ß Eszett (←そのまま)
T Theodor
U Ulrich
Ü Übermut
V Viktor
W Wilhelm
X Xanthippe
Y Ypsilon (←そのまま)
Z Zacharias

んー。。。。面白いのだが、やっぱり私はA= Amerika と言ったほうが分かりやすい様な気がするのだけど。

ドイツ語豆知識でした。