2020年12月7日月曜日

EVが家にやって来た

 12月6日は、聖ニコラウスの日。子供達の生まれ故郷スイスでは、サミクラウスと言うのだが、ドイツでは聖ニコラウスと言わないと通じない。祝い方も若干異なるが、起源は同一。今年のこの日は日曜日に当たった為、学校や幼稚園では翌日の7日にニコラウスがやって来たらしい。

 我が家にもやって来た。ニコラウスではなく、EV。電気自動車。(勿論、ニコラウスも6日にやって来たが)先月、私の欧州生活を共にしてきた車が突然動かなくなった。過去にも一度、オーストリアのスキー場でそんな事があったのだが、その時は時間を置くと復活した。今回はその兆候もなく、看病虚しくお蔵入りとなってしまった。実はこの車、ドイツに引っ越した際に売却しようと思ったのだが、そうこうしているうちに、夫の車使用頻度が上がり、結局2台必要なドイツ生活を送っていたのだ。一台でも何とかならなくは無いが、超田舎の別宅に入り浸っている夫には車は必須。そして通常は自転車で事足りるのだが、子供達の習い事やプレイデイトに車が必要な事がある私。
車1台生活続ける事1‐2週間。そして決めると行動が速い夫は、さっさと新車購入決定。私もディーラーで試乗してみたのだが、初のEV(電気自動車)購入となったのである。

需要の高い電気自動車。通常オーダーしてから納入に数か月かかる。が、今直ぐに欲しい我々(夫)。ディーラーの在庫のなかから選ぶことになった。かなりベーシックな仕様だが、そもそも走ればいい私には、それでも十分な機能が装備されている。

夫は車と共に、ディーラーから贈られたというシャンパンを持って帰宅した。喜ぶ夫だた、それ同等に喜んでいたのは息子。以前学校でも、EVについてのプロジェクトを扱った事もあり、また当地で開催されたオートショーでも、興奮して電気自動車を見学していた。この血は誰のだ?

到着したその日、宿題をやっていた筈の息子が夫と共に消えたのだが、二人で近所を試乗していたらしい。そうか、そのくらい盛り上がってあげないといけなかったのかも。

その昔、出張でレンタカーを借りる事が多かった私。結構色々な車に乗ったが、ハイブリッドカーが当たった事もある。電気自動車も、そう変わらない気がする。環境に優しいというメリットがある種の自己満足になり、何となく運転も気分が良い。ただ、充電設備が自宅にないので、小心者の私は、残り走行可能距離が短くなってくると、妙にドキドキするのである。

ちょっと早いクリスマスプレゼント。

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