2010年7月31日土曜日

Boeing 777-300ER

夏場のAirfareは高い。ユーロ安傾向でなければ、たまったものではないが、それでもやはり日本往復1000€は下らない。
今回は久々の日系、ANA。6月からFRA-NRT便は、Lufthansaがエアバスを就航させた事もあってか、何故かANAの運賃がLufthansaを下回る事が多くなった模様。でも、実はANAもエアバスでは無いが、6月から新機体を就航させている。今回は初乗りで、秘かに楽しみにしていたのだ。

24時間前にInternetでCheck In。席は希望の通路側。
そして当日、1時間半前に空港到着、First Class / Gold Counterで手続き。頑張ってドイツ語を話す私に、係員は英語で応えるのだ。。。しくしく。。。でも、一瞬席をはずして戻ってからは、何故かドイツ語に変更。
空港で買うものも見るものも無いので、ゲート近くのラウンジへ。
そして搭乗時刻にゲートへ。
機内持ち込み荷物は少なかったが、それでも真っ先にBoarding。さすが新機体。綺麗である。
乗り込んだ席の斜め横に金髪のCAがいたので、一言声をかける。
『立派な機体ですねえ。新しいし。』(← ドイツ語)
すると、、、
『ごめんなさい、私ドイツ語話せないのです』(← 英語)
えっ!!! という驚きを他所に、英語で会話再生。
その後、ちょっとして、興味津々で話しかけてみた。
『ベースは何処ですか?』
彼女はロンドンベースのCAだった。
私の固定観念かもしれないが、普通ドイツ線だったらドイツ語話すCA配置しないか??? それとも、ドイツ人は英語話すから不必要?? 謎である。(でも、機長のAnnouncementはドイツが最初だった)

すべてに足置きが配置され、モニターも大きく、何よりもシートピッチが3インチ?広くなっているこの機体。快適な空の旅になりそうである。
すると、別の金髪のCAがやってきて、私の前に止まる。
『Mrs. XXXX?』
『ビジネスクラスにアップグレードしました』

暫くこんな事無かったし、あるわけが無いと思っていたから、驚きと共に喜び倍増!
こちらのビジネスクラス、たいしたものでした。今まで乗っていたビジネスクラスがなんだったんだろう、と思える位。
11時間の空の旅、あっという間でした。

いけないいけない、これに慣れると、格安Airlineに乗る時の衝撃が大きすぎる。
次回の旅は、トルコ航空。。。
これまた初めてなのだが、知人曰く、『えー!!! やめたほうがいいですよ!』
う。。。。どうか落ちませんように。

2010年7月24日土曜日

ドイツ語テスト (口頭質問)

DTZ の後半戦は口頭質問。
11時開始につき、15分前に学校に到着すると、待合室は10人を超える人達が。。。
ドイツにあるまじき事だが(?)、かなり試験が押していた。
結局私の番が来たのはちょうど1時間後の12時。

受験者2人1組で試験が行われるが、私のパートナーはクラスで1番仲良しかつ優秀なVちゃん。
彼女はドイツ生まれのドイツ人。幼少の頃南米に移り住み18歳の今迄International School で育った為に、ドイツに来てドイツ語を学んでいるのだった。が、勿論彼女のドイツ語は我々の中でピカイチ。やはり言語に関する脳が3.8歳までに構築される、というのはそのとおりかも。

久しぶりにちょっと緊張。
試験官は2名。席に着くと早速紙を渡され、
「自己紹介して下さい」
昨日パートナーを捕まえて練習した項目がほぼカバーされていた為、無難に終了。
試験官からの質問は、
「出身地の町は何処にありますか」
「どれくらい大きい町ですか」
という当たり障りの無い質問が。
紙をVちゃんに渡して、次はVちゃん。問題無くスラスラ。
「何故今になってこのテストを受けるんですか?」

自己紹介の後は、私の苦手とする写真を見て状況説明をするというもの。
まずVちゃんに紙が渡される。それをVちゃんが説明。試験官が2、3質問する。
そして私に別の紙が渡される。とりあえず説明するが。。。出来は。。。
「その渡している紙は何だと思いますか」
「うーん、、、よくわかりません。が、たぶん処方箋だと思います。が、私はドイツでは医者にかかった事が無いので確かでは無いです」
「日本ではどうなの?」
「日本では病院に言って、そこで薬ももらえます。なので処方箋はありません。」
「まず病院に行くのですか?」
「はい。ドイツでは、Hausarzt にまず行くと聞いていますが、日本では、予約が無くてもそのまま病院に行って診察を受け、薬もそこで処方してもらえます。以前、私はアメリカに住んでいましたが、そこでは医者では薬の処方箋が渡され、それをもって薬局に行くので、きっとこの写真の紙も同様に、処方箋なのかと思いました。」
と、無理やり(?)写真と関連付ける。。。
散々練習した、「この写真のテーマは、、、」という一言をすっかり忘れてしまった。

あっさりと最後の設問へ。
これはVちゃんと一緒に会話をするもの。AとBという紙が渡されて、まず読む。
そこに問題が書かれているのだが、読み終わった事を確認すると、試験官が、
「ではFrau K-S、始めてください」
えー、、、、困った。なぜなら、どう始めてよいかわからなかったから。
簡単に、「どうしたの?」ではじめりゃ良かった、と思ったのはテスト終了後。
ただ、最初のとっかかりに迷った以外は、普通に会話がすすんで、1、2つコメディーの様な展開に試験官爆笑。ただ、どちらかというとVちゃんがよく喋っていたから私の評価は如何に。。。
課題にはまだ4つ程のポイントが残されていたが、
「はい、結構です」
え???? まだ全然喋っていないんですけど。。。

ということで、15分もかからず試験はあっけなく終了。
うーん、、、どのような基準で採点されるかわかりませんが、結果が出るのは4週間後。

とりあえず、テストは終了したけど、私のドイツ語はまだまだこれから。
再び頑張ります。

2010年7月23日金曜日

ドイツ語のテスト (筆記)

Integrationskurs の締めくくりは、DTZ というドイツ語のテストの受験。
DTZ とは、Deutsch-Test für Zuwanderer 即ち、移民の為のドイツ語テスト、と言ったところ。
筆記と口頭質問から成立つテストで、結果により A2 又は B1 がもらえるとの事。私はドイツに来て2ヶ月で既にA2 の証明書を取得しているので、今回 B1 が受からなかったら、しゃれにもならないのだが、、、

今日は筆記部分のみのテスト。口頭試問は明日。筆記の構成は:
1. 聴き取り・読解
2. 作文
B1 に合格するには、この2つのうち最低1つがB1である事が必須。
(更に、口頭試問もB1必須。筆記がB1でも、口頭がA2と判断されると、総合結果はA2。そう、語学は話して何ぼのものなのだ)

今週から通い出した学校で、昨日、たまたま試しのテストがあったので、私には良い練習となりました。練習の結果は1. に関しては45問中45問の全問正解! 作文は採点の基準が不明なのですが、それなりに書けている筈。
という事で、気を良くしてはいたが、念の為、昨夜は久し振りにお勉強。高校時代の試験勉強を思い出す。パートナーは、「そんな前日にやってもしょうがない。学校での試験も、いつも前日だったの??」と飽きれられたが、そう、私はそうして試験を乗り越えた人間。

それでも少し緊張して(?)臨んだ試験。
聴き取りは苦手なので、全力集中して取組んだが、2問程、後からあれ? と思ったものが。。。
続いて読解。50分の試験時間だが、これまた20分程度で終了。
これが驚くほど簡単だった。。。きっと全問正解だろう。

最後の作文。
驚く事に、以前授業で練習した内容と同じものだった。。。
しまった、せめてもう一度読み返しておくんだったなあ、とは思いましたが、書いた内容は全てのポイントを網羅したし、問題は無いと思う。唯一、もう少し難しい言い回しを使えば良かったかなあ、と後から思ったが、後の祭り。手書きは、後から直すのが困難だからね、、、

ともかく、筆記は問題なく B1 判定でしょう。
問題は、明日の口頭試験。健闘を祈る! (これをドイツ語では、drücken die Daumen と言うんだって)

2010年7月20日火曜日

語学学校 - Integrationskurs 3校目

45時間のOrientierungskursを終了した私。
残るは語学テストのみで、一応このIntegrationskursは終了となる。

私も学校はそろそろ終わりでいいかな、と思ってはいたものの、いざ1週間7日家にいるというのはやはり健康的ではない、という意見が強まり、再び語学学校に通うことを決意。
Integrationskurs、本来は600時間の語学コースプラス45分のドイツに関する知識で成り立つ。私は語学コースを200時間受講したから、400時間分は、浮いているのである。
勿論、一度とったコースを再履修するのは、正直Out of Questionである。
が、安いのである、このコース。1ヶ月で100ユーロ。
以前通った別の学校を検討したが、夏季休暇中という事もあり、こちらは1ヶ月280ユーロ。
結局私は100ユーロのIntegrationskursの最終クラスを再度履修する事にしたのである。
(実は、一度とったコースの再履修が認められているのか否か、疑問なのだが、、、)
ただ、同じ教科書を再び学ぶのではつまらない。
従い、以前テストを受けていた別の学校を訪ねる。
幸い、翌日からのコースに空席があり、無事に新しい語学学校への入学(?)とあいなりました。

この学校、日本にもあるので、知る人は知ると思いますが、有名な学校だけに、コースの人数も非常に多い。約20人はいるでしょうか。
今回の特徴は、スペイン語圏に支配されている事。
これは、学校やクラスによって、様々で面白い点であるが、今回のこのクラス、スペイン語が飛び交う毎日。
一番多いのがコロンビア出身。その他、コスタリカ、キューバ、スペイン等のスペイン語圏人口が多くを占める。
2番目に多いのは、日本人(2人。はい、私もです)、アフガニスタン人2人。
その他は一人ずつですが、なんたってラテン系が主流のこのクラス、明るい(= うるさい)。
語学レベルはさておき、とにかく皆さんしゃべるしゃべる。
これこそ私が望む環境!

と、まあレベルはちょっと低いコースですが、私には良いクラスとなりそう。

とりあえず2日が終了しました。先生は2人ですが、いわゆるドイツ人らしいBlack Humorが冴えてる先生。
週に3日、楽しみができました。

2010年7月14日水曜日

久々の中国 (Air China)

この暑い中だというのに、日本訪問した私。
実家の最寄の空港からだと、どうしてもドイツ迄は経由便になる。
行きは名古屋を経由。帰りは、、、北京経由。そう、今回は初のAir Chinaに搭乗。

昔は日本より頻繁に中国に出張で通ったものだったが、日本に戻ってからの2年間は、中国出張は殆ど数える程しかなかった。従い、久々の中国。飛行機の中、とは言っても、やはりここは異国空間。Air China の飛行機の中は中国なのだ。

これまでの中国への旅では、Air China を使用した事は無かった。理由は中国駐在の同僚からNGが出されていたから。中国のAirlineは、いざという時の保障が殆ど無いので避けるべき、という見解。
しかし今回、約200ユーロを節約し、更にはAir ChinaがStar Allianceである事から、このFlightに決定。

結論。
もう乗りたくない。
英語が通じないのは、まあ10歩譲って仕方ないとしよう。
食事や飲み物のSelectionが悪いのも、仕方ないとしよう。
だが、汚いトイレ、壊れたトイレ、は許せない!
トイレに行く度、なるべく綺麗なトイレを求めてキャビン内を歩き回る私。
それでもどうしようもない状態のトイレを綺麗にしてください、とCAに言う事2度。
(ちなみにこれも通じず一苦労。。。)

あとはこれもしょうがないか、と許容範囲だが、 担当CA、私が中国語を話さない事をすぐ忘れるらしく、来るたびに中国語で話しかけ、「わかりません」と言われてハッとする、を繰り替えす。
仮にもサービス業。このくらいの事は覚えた対応をすべきでは。。。それとも中国にサービスを期待するのが間違い?

まあそんなAir Chinaでしたが、唯一すばらしかったのは、Priority Tagのついた荷物2個が、本当に真っ先に出てきた事。実はこれ、当たり前の様でなかなか今まで無かった経験。
。。。と喜んだのはつかの間。「丁寧に扱ってください」タグが着いていたにもかかわらず、スーツケース、壊れていた。。。

今回、北京経由だったのですが、なんとこの便、なんちゃって経由便で、実は上海で一度乗り継ぐ便だったのです。
つまり、上海で一度中国への入国手続きをして出国手続きをする。
パスポートの残りページが少ない私のパスポートに余計なスタンプが押される。。。
今回は空港だけでしたが、上海と北京、やっぱり中国のにおいがしました。
懐かしいようななんともいえない旅の一面でした。