2012年2月19日日曜日

歯が生えた

周りはすっかり歯の生えた友達ばかりになって、すっかり取り残されていた息子。いつも機嫌が悪かったりすると、『歯かも?!』と言っていたのに全く生える気配が無いので、最近はいつしかそんな事も忘れていたのだが、ここ数日異様によだれの量が増えていた。前もこんな事があって、『もしかして。。。』と言ったものの全くそんな事は無く、今回もかも、とは思ったが、特に昨日のよだれ量は尋常じゃなかった。更に、昨日は非常に機嫌が悪く、家にいる限りかんしゃくを起こした小ガキの様にうるさかった。

今朝も引き続き機嫌の悪い息子。
あまり深く考えずに、『歯ですか~?』と口を開けて見てみるが、歯の気配は無し。しかし、歯茎を触ってみると。。。あれあれ?確かに歯が1本、生えてきている様だ!
ああああ・・・・・終に。。。
そう、歯は出来る事なら当分生えてこないで欲しいと願っていたのだ。歯の無い赤ちゃんを楽しみたいという親の勝手な願望にプラスして、歯があると歯磨きが大変、という現実的な問題(?)も。
しかし、成長と共にいつか歯は生えてくるものなのだ。

1本生えるとあとは早い、というので、歯の無い赤ん坊の期間ももうカウントダウンなのだろう。何だか寂しいような。

あれだけだらだらだったよだれも、何故か今日はだいぶ落ち着いていた。午後はよだれかけを交換せずとも大丈夫な位。歯が生える瞬間がもしかして最も唾液量が増えるのだろうか。

ともあれ、また一つの成長を見せた息子。こうして子供になっていくのね。

2012年2月14日火曜日

Valentine's Day

本日はValentine's Day。
子供が生まれてから、 季節のイベントは大切にしたいと思っている。が、果たしてValentine's Dayは季節のイベントだろうか。
非常に商業的なイベントであるが、日本のValentine's Dayはある意味特殊なものだと思う。何故なら、贈るものは大体チョコレートで、贈るのは女性から男性へ、となっている。

これまで、自慢ではないが、夫にチョコレートの類をValentine's Dayに贈った事は無い。従い、夫は当然の如く、日本では女性が男性にチョコを送る事を知らない。このまま知らせずに済ませた方がよいと、ずるい(?)私が囁くが、こうした日本の事も息子に伝えていきたい。

という事で、本日は夫にケーキを焼いた。
色々考えたが、夫の好物ケーキは誕生日に、と思っているので、こちらにしてみた。『Fondant au Chocolat』 熱々を食べると、中からチョコレートがとろ~っととけて実に美味しい。
ケーキを焼いていたところ、このところ1日置き位に何か作っていた私を見て、彼は言った。『明日友人に持っていくの? でも、もう少しお菓子作り控えたら。。。?又は一度に大量に作ってさ。。。』
そう、日本式のValentine's Dayを知らない彼は、これが自分の為である事に気づかず。だから(?)堂々と目の前で作る私も私。というのも、このケーキ、焼き立ての熱々を食べるのがベストだから、前日の作り置きはしたくないケーキなのだ。


ちなみに、こちらは朝起きるとテーブルに置かれていたケーキ。
毎年彼からはバラの花を頂いていたのだが、今年はケーキ。そうか、、、私が花より団子である事にようやく気づいたか。。。はい、ケーキ、甘いもの、大好物です。
でも、勿論私だって、綺麗なお花をもらったら、とっても嬉しいですよ。

息子は初のValentine's Dayだったが、未だ甘いもの解禁でない為お預け。
来年はママが初のプレゼントを贈りますからね!

皆様、Happy Valentine's Day!

2012年2月12日日曜日

ママを守る!

今日も新たな芸(?)がまた出来る様になった息子。日々の成長が顕著である。
行動だけではなく、精神的発達も見られる今日この頃。

息子を前にして家族みんなで遊んでいた午後の一時。
ふと、いつもの様に(?)夫が私をからかい出した。余り心地のよいものではなく、いつもの様に(?)力一杯嫌がっていると、それをじーっと見ていた息子。突然、今にも泣きそうな、かつ怒り爆発!の様な顔をして、大声をあげるではないか。
そう、『ママをいじめないで!』とでも言いたそうに。
まさかの反応に驚いたものの、息子のあまりにも真剣な表情と行動に、思わず笑ってしまった私。
しかし、夫にしてみれば冗談じゃない!という事で、面白くない!

ともあれ、息子を抱きしめて、『ママは大丈夫よ~、パパ意地悪していたわけじゃないのよ~』と涙を拭いてあげる。

可愛いではないか、9ヶ月の息子よ。
大きくなってからも、ずっと今日の様に、ママを守ってくれるかな。
ますます息子が愛おしくなりました。

2012年2月10日金曜日

Fitness Studio

過去に色々引越しをしたが、先ず行う事と言えば、Fitness Studioを探す事。
スポーツと私は幼い頃から切っても切れない縁なのである。
この町に引っ越した直後にも、早速Fitness Studioを探したのだが、ドイツの物価に慣れていた私達は、何となくスイスの価格に手が出ず。(とは言っても、日本のFitness Clubと大体同じ位)既に妊婦だった事もあり、どれだけ通うか不明だった事も手伝って、結局見学だけに終わってしまった。

その後結局長期入院したり、出産後は常に息子がもれなく付いてくる為、Fitness Studio通いは考えていなかった私。しかし、最近のぎっくり腰事件や、ちょっとストレス気味な私を見て、夫がこの話題を再び浮上させた。『そろそろ時が来た』と。

調べた限り、町には託児所付のFitness Studio が二つある。
ひとつは一度は入会しようと思ったところ。こじんまりしていて、金額ももうひとつの半額以下というメリットもあるが、 若干家から遠く、託児所が開いているのは午前中のみ。午後に子供を一人で遊ばせておく事も可だが、息子の月例だと、一人で置いておいても駄目だろう。
もうひとつも子連れで歩きたい距離ではないが、歩けない事は無い。こちら金額も金額だけあって、設備は比較的立派。託児所も週に3日だが午後もやっている。
今回、夫が推薦してきたのは後者。
ちなみにこちら、託児所の費用は年会費プラス200CHF。1年間で200CHFで預かってもらえるとは、スイスにしては破格。近所の知り合い曰く、Fitness Studioで運動している最中以外にも、ちょっと買物に行きたい時等も預けてしまってOKと言う。

しかし。問題は息子が果たして託児所で時を過ごせるかどうか。保育園でさえ、先生が手に負えずにGive Up宣言した程である。Fitness Studioの託児所で泣いて泣いてしょうがない子をずっと抱っこしてお守りしていてくれるか、と言うと。。。わからない。

そこで、Fitness StudioにTEL。状況を説明し、一度トライアルをお願いした。また、万一入会しても、託児所が上手く行かなかったら、退会出来るかどうかも確認。
そして早速、小雪の降る中、家族総出で(と言っても3人だけど。。。)Fitness Studio へ向かった。特に何の情報も出さずとも、トライアルとして鍵を渡される。私達の場合、どちらかと言うと私のジムのトライアルというよりは、息子の託児所トライアル。最初なので、夫が息子について託児所で様子を見る事に。そして私はジムへ。1時間後に落ち合う約束をして、1年半振りとなるジムへ、いざ出陣。

運動しながらも、息子の事が気になってしまう私。今日は夫が一緒だから大丈夫だとは思うが、それでも何故か気になるものだ。
1時間後、息子を連れた夫が登場。息子はやはり眠くなってしまったらしく、私を見るなり飛びついてきた。
夫が一緒だったので、大丈夫だったそうだが、何故か今日は託児所の暖房が故障していた事、また通常以上に子供の人数が多く騒がしかった事もあって、何とも言いがたい状況だったらしい。

そこで、再度フロントで相談。
すると、別の係員が、『トライアルはどうぞどうぞ、2回でも3回でも試して下さい』と。そこまで寛容になれるって、どういう事?あまりカスタマーサービスでは褒められないスイス、ここで驚く対応を見た気がする。
確かに、トライアルをするのに名前も書いていないので、何度来ても気づかれない?という気もするが、まあそれだけ自分達の質に自信があるのと、やはり信頼主義のスイスなのだろう。(電車の切符もセルフコントロールだし)

という事で、一度目のトライアル終了。
来週2-3度試してみて、息子の様子を観察。
これが上手く行けば、毎日息子のActivityを考えなくとも良くなるし、息子も新しい刺激がもらえて、私も運動出来て、一石三鳥。

どうか、慣れてくれますように。。。

2012年2月8日水曜日

節分

2月3日は節分。
この日は丁度休暇中で、節分に気がついたのは、友人の携帯にお孫さんから『今日は節分だけど、そっちで豆まきするの?』というメールが入った為。
そうか、節分!息子が生まれてから、こうした年中行事は大切にしよう、と思っていたのだが、うっかり忘れてしまっていた。もう時は夜、息子は寝ているし、豆も無い、、、と思ったら、目の前に柿ピーが。。。ついピーナッツを摘んで、夫に投げてみた。驚く夫への説明は、友人にお任せ。

そんな初の節分を逃してしまった息子だが、近所のプレイグループで、豆まきを体験する事が出来た!
しかし。喜んだのは母のみであった。。。
当の息子、鬼(お面を被った人)を見ると、いつものごとく10秒程正視し、、、、その後、大泣き!!私にがっしりとしがみ付き、これでもか!という大声で泣く、泣く。。。
12月はSchmutzliに会っても泣かなかった息子。意外と強い子だ、と思っていたのは母の期待だけで、実はその頃は良くわかってなかっただけ?!そうか、鬼、怖いんだね。。。
これが悪夢になって出てこなきゃいいなあ、と思いながら時計を見るが、今のところスヤスヤ就寝中。

2012年2月7日火曜日

日本語のSpielgruppe

Zurichには、日本語のSpielgruppe (プレイグループ)がいくつかある。
最も有名(?)なのは、あひるクラブと言って、会員になる他一回4CHFでビジター参加もOK。一度足を運んでみたが、息子にはちょっと早すぎた気がしたのと、早朝にZurichに繰り出すのはかなり辛い為、午後に集まれるGroup等を探しては参加していたこの9ヶ月間。

大抵の集まりはZurich市内なのだが、もう少し近場で無いのだろうか、と探し続けて見つけたのが、以前も書いたが英語のPlay Group。地元の町にもSpielgruppeがあるのだが、何とこちらWaiting List 状態で、数ヶ月経った今も、未だ空きが出ず。

そんなある日、友人から近場に日本語のSpielgruppeがある事を聞きつけた。
早速コンタクトを取り、トライアルという事で参加してみた。
大抵どのSpielgruppeも午前中というのが、未だ朝にしっかりお昼寝をする息子には辛いのだが、こちらもやはり午前中。それでも、新しい環境と非常にアトホームなのが息子には良かったらしく、かなり楽しそうに遊んでくれた。走り回るお兄ちゃん達に触発されたか、後を追って一生懸命歩く息子。追いついて思わず後ろから抱きついたら、お兄ちゃんに掃い飛ばされた。。。なんてハプニングもあったが、十分楽しい時間となった模様。
やはり最後の30分位はぐずぐずし出したのだが、急いで家に帰ってベッドに寝かせる事が出来るのは近場の利点。

それにしても、同じ町にも日本人は多く住んでいるらしい。私は未だ会った事が無いのだが、こうして地元で気軽に行き交い出来るFamilyが出来ればいいな、と。まあ、Zurichだって、決して遠くは無いのだけどね。

2012年2月6日月曜日

Snowboard 旅行を終えて

1週間のSnowboard休暇から無事帰還した我々。
帰還と言うと大袈裟だが、重度のぎっくり腰を抱えての1週間だったので、無事に6日間のSnowboardを終えて戻れた事は、『帰還』と言うに相応しい。

今回、ぎっくり腰プラス友人のお伴という大義名分があったので、確かに慎重に滑ったのが勝因。少し物足りない感も確かにあったのだが、意外と数時間もすると息子の事が気がかりで、結局最終リフトまで滑った日はゼロだった。更に大抵は中級コースを滑り、上級コースは数える程。コースを脱出してパウダーを攻めまくったのも数える程。私も変わったものよのう。。。

スキーコンディションは悪くは無かったが、友人は御歳のせいか、少しでも陰りが出るとコースが見えなくなるらしく、思いっきり滑るという事は出来ず、少し残念だったが、それでもスキー人生最後の海外スキーに満足して帰路につけた様だ。こうした特別な出来事に私達も参加出来た事は、喜ばしい事である。

夫も、最初は心配もあったようだが、1週間のスキーをしないスキー休暇を楽しんだ模様。 息子と沢山一緒の時間を過ごした事も彼には嬉しかったらしい。また、ビジネス界で大活躍していた友人との語り合いも彼には良い刺激となった様だ。ともあれ、彼無しには成り立たなかったこのSnowboard休暇、本当に感謝である。

ところで、Zurich近郊もこの数日寒波の影響で寒い日々が続いている。今朝もなんとマイナス15度。Grindelwaldの最終日には村の麓の気温が昼間でなんとマイナス18度!頂上はきっとマイナス30度位だったに違いない。以前Zermattではマイナス13度の中滑ったが、それを上回る寒さ。私の耳も鼻もカチカチに。気温の変化が激しいのも、スイスの冬の特徴なのだろうか。

今回の旅行中に、息子は沢山の新しい技を習得した。
独り歩きの上達振りは目覚しく、今日なども、独りで家の中を伝わずに歩いては喜んでいる。チャレンジと自由さが嬉しいのだろう。
それから、歌を歌うようになった。これも、夫に言われて確認したところ、確かに歌を歌う息子を目撃。拍手もする様になったし、口元をナプキンで拭いてみたり、とにかく真似をする事が楽しいらしい。特にこれまでもブームだった、『オツムテンテン』は、テンテン、としながら一人一人に催促する様になった。じーっと見つめられて、テンテン、テンテン、、、と繰り返されると、こっちもテンテンし返さないと申し訳なく思えてしまう。

夫と一緒に過ごした時間が少ない休暇だったが、家族としての絆は強まった気がする。今年もあと11ヶ月、こうした思い出を重ねていきたい。