2013年2月1日金曜日

風邪の診療費

先日人生初?とは行かぬまでも風邪で医者にかかってしまったのだが、その請求書が届いた。計2回の診察で、処方された薬全てを含むその診察料は、さておいくらでしょうか?

400.55 CHF(約4万円)
内薬代 67.45 CHF (約6700円)

はい、こちらもスイス価格でございました。
たかが風邪で4万円の診察・治療費とは、恐るべし。道理で皆、風邪ごときで医者に行かないはずだ。

日本で医者にかかった場合、保険を使用せずに100%自費で支払った場合は1万円程度だろうと予測される。軽く4倍。
ここでのキーワード、「保険」だが、そう、ここスイスにも健康保険があり、いくらかは保険で支払われる。この「いくらか」とは、一部には自分で設定するもので、いわゆる年間の免責額を引き、それ以上の部分の9割(全額の設定もあるらしい)が支払われる仕組み。ちなみに私の免責額は年間約20万円で設定されている為、今回の4万円は全て自己負担。去年までは一度も医者にかからなかったし、毎月馬鹿高い保険料を払っている意味があるの?という気もするが、我々外国人、保険加入は義務であるので仕方が無い。(ちなみに保険料毎月約3万也、チーン!)

日本には高額医療の補填等もあるし、存続が厳しいとされてはいるものの、素晴らしい健康保険制度が存在していると思う。スイスにも保険制度はあるし、また医療レベルは確かに高く、安心して暮らせる国である。が、それなりの対価を払わねばならない、そういう国なのだ。

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