2010年8月18日水曜日

フランス語圏の町、Vevey

学校終了後、電車に飛び乗り、いざスイスへ。
単身赴任中のパートナーの滞在する町を訪問する事になった今週後半。
電車乗り換え5回、所要時間6時間半、という長旅に、到着した深夜にはクタクタ。
結婚前の長距離恋愛中、何度も通った街であるが、かれこれ1年数ヶ月ぶり、夏の訪問は初めて。

町自体が、レマン湖の畔にあるこの町、Vevey。
滞在しているHotel も、湖の畔。部屋の窓からはアルプスの山々と湖が見える。
ちょっとしたVacation気分が楽しめるではないか。

朝食後、ゆっくりした後、街へ。
そこから湖に沿って散歩。途中湖畔に腰を下ろし、昼食をとりながら読書。
また少し散歩し、景色の良い波打ち際で再び読書。
読書なんて、Fitness Gymや電車の中等、ながら読み以外は考えられなかった私だったが、人間やろうと思えば出来るものだ。

Vevey は本当に小さな町で、街の中心部は30分もあれば全部歩けてしまうほど。
こんな小さな町に、かの有名な食品メーカー、Nestleの本社がある。今でこそ利益を追求する企業だが、創業は、19世紀後半、クリミア戦争後の不況の中で、高い乳幼児の死亡率に心を痛めた薬剤師、アンリ・ネスレが、母乳の代替となる乳幼児用シリアルを開発したことから始まったそう。その時に構えた小さなOfficeの場所に、今もNestleの本社はある。
私が日本で働いていた会社も、創業当時の小さな工場が発展して大きな本社ビル群となった。創業当時の先人達の思いを感じるその場所は、何となく心地の良いものであったが、残念ながら数年前にその地を離れ、別の場所に本社が移ってしまった。

話が逸れてしまったが、この町が知られるもうひとつの理由。
チャップリンが余生を過ごした町だから。


こうした美しい景色は人々の感性を磨くのか、街のあちらこちらに、様々なアートが見られる。なかなか遊び心のあるものが多い。

少し曇り空の今日ですが、窓から入り込む冷たい空気が心地良い、そんな一日です。

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