2012年4月30日月曜日

Zugerberg へハイキング

ようやくスイスに訪れた夏の様な日々!去年息子が誕生した頃は既に真夏の様な気候だったな、と回想にふけながら、30度近い晴天の日を楽しむ私。
やっと晴れた週末に何をするか、と言えばずばり、ハイキング!
思えば、ハイキングを通じて知り合った夫と私。昔は本当、良く行ったものだし、そもそも我々がスイスに住む事にしたのも、スイスの自然に惹かれたから、というのも事実。

息子を連れてハイキングに行ったのは、生後9日目を含めて何度もあるが、今年になってのハイキングは(散歩でなく)今回が初めて。何処へ行こうか考えた末、近場で、という事でZug にあるZugerbergへ。

天気は良かったのだが、誤算は嵐の様に吹く強風。後に知った事だが、この強風はスイスの各地で多くの被害をもたらしたらしい。我々はともかく、小さな息子にはこの強風、なかなかの曲者。そう、今回は自分で歩いた息子。風に押されて吹き飛ばされそうになったりも。それでも息子はものともせず、歩く。なかなか頼もしい。
が。。。当然1歳になったばかりの息子、3時間のハイキングコースを完歩出来るわけはない。途中夫の助けを得ながら(= 抱っこ・おんぶ)、又時には座り込んで遊びに興じたり、とCaliforniaでのハイキングからは全く想像もつかないゆった~りとしたハイキング。結局何だかんだと5時間かかってハイキング終了。

このハイキングコースは終始ゆったりとしていて、ループになっている。一部ストローラーでは難しいところもあるが、子連れで十分チャレンジ出来る易しいコースである。景色は絶景、というわけではないが、Zug湖が見下ろせるView Pointもあったりする。
丁度春休み期間だった為、期待していたレストランが閉まっていたりのハプニングもあったが、通常であれば途中でレストランで昼食も可。
それなりにお勧めのZurichから近い子連れハイキングのコース。

2012年4月26日木曜日

3本目の歯

息子誕生377日目。
息子の2本目の歯が目で確認出来るほどになってきたのだが、ふと気がつくと、3本目の歯が準備を始めた模様。
海老ぞりになった息子の上顎に、何か白いものが見えた様な気がした。早速触ってみると、、、ん?何も感じないぞ。1本目の歯の時は、見た目よりも先に手触りがあったのだが、、、
再度友人と共にじっくり見て確認すると、やっぱり歯が生えてきそうな跡がある。
歯が生えるのは遅いほうが良いと思っていた(今も思ってる)私だが、上の歯も生えれば、色々なものが噛み切れる様になる。と、息子の食の楽しみも増える筈。食が好きな私、その楽しみは息子にも伝えたいと思うので、これからは歯磨きも頑張ってあげれば良いだけ。早く生えてこい、3本目の歯!
それにしても、よだれダラダラはまだまだ続きそう。

2012年4月25日水曜日

心臓が止まった

文字通りである。まあ正確には止まりそうになった、だが。
過去に色々危険な事もしてきた大胆な(?)私だが、こんなに心臓が止まりそうな思いをした事は過去になかった。1歳を迎えたばかりの息子、近頃は足どりもしっかりしてきて、安心感が増してきていたのであるが、そんな油断の隙を狙ったかのように、事件は起きた。息子が、階段から転げ落ちたのだ。

Spielgruppeに使用している部屋は、建物の3階にあり、部屋への出入りには階段を使用する。部屋と階段の間に靴の着脱の為の板場があるが、その板場も柵は若干目が粗く、子供には危険そうな場所である。従い、基本的に部屋のドアは常に閉めておく事になっており、時々悪戯っ子がドアを開けて部屋の外へ出てしまう事があるが、その時も誰かが「危ないよ」とドアを閉めておくように注意する、という事がこれまで普通に行われてきた。
しかし、事故の起きる時とは、全てにおいて歯車が合わないもの。この日は春休みでもあり、小学生の子供達も参加していた。その子と数人の悪戯っ子達が、ドアを開けて部屋の外に出て遊んでいたのだ。更に、その時、部屋では工作が行われており、普段は息子の相手をしていて参加しない私がこの日に限って参加、工作に興じていた。それらが上手く(?)重なった。
息子の様子はチラチラ見ていたのだが、そうしてまた息子の姿を探したその時、私の目に映ったのは、お兄ちゃん達と一緒に部屋の外に出ていた息子。そしてその息子、階段の方へ歩いている!!!
落ちる!!!と、瞬間的に思った。同時に体は椅子から立ち上がり、息子の方へ走っていた。が、時は既に遅く、私の目の前で、息子は階段から転倒した。血の気が引いて、心臓が止まる思いがした。一瞬のうちに最悪の事態を想像した。
が、幸運な事に、息子は4段程転げ落ちたところでぴたりと止まったのだ。息子の腕が階段の横の柵に引っかかり、転落を止めたのだ。驚いた顔の息子が泣き出す。息子を抱き上げ、抱きしめる私。ごめんね、ごめんね、見ていなくて。。。
息子は泣いたものの、私の動揺に比べると極めて普通の泣き方で、意外に早く泣き止んだ。ただ、その体は私にぴったりとコアラの様に抱きついていて、怖かったのだな、と思わせる反応だった。そんな息子を抱きながら、まだ震えている自分に気がつく私。本当に怖かった・・・一歩間違えば、最悪の事態だった。運が良かった。

その時は気づかなかったが、どうやら頭の右の方を打ったらしく 瘤と痣になっていた。でも、その後も普通に笑って機嫌も良く、食欲もあり、どうやら本当に大丈夫だった様だ。

今思い出しても、ドキドキする程、本当に怖い出来事だった。本当に油断をしてはいけないという事を思い知らされた。今日も大声で笑い、スヤスヤ眠る息子の姿を見て、どんなに運が良かったか、という事を感じる。母親2年生、それでもミスは許されないのである。今回の幸運に感謝しながら、これからはもっとしっかり息子を守ってあげなければ、と反省。
一方息子は今日も、階段に近づきながら、平気な顔で前に進むのだった。。。母が安全を確保してくれる、と絶対的に信頼しているのだろうね、あんな怖い事故の後でも。

2012年4月22日日曜日

1歳の誕生日

先日、息子は無事に1歳の誕生日を迎えた。
去年の息子が誕生した日は、暖かく春というよりも夏の陽気を思わせる素晴らしい日だったが、今年は何故か雨。それでも、元気に笑い元気に走り回る息子を見ると、天気などどうでも良い、こうして無事に1歳を迎えられた事への感謝の念でいっぱいになる。

息子1歳の成長記録
身長 77cm、体重 9540g と、身長・体重共に平均カーブの約65%。

動き
8ヶ月で歩き出した息子、すっかり上手に歩くようになった。 もう目を離しても心配無し。・・・と思ったら、つまづいて机の脚に顔をぶつける事、立て続けに3度。お陰で額に深い傷、顎と目の上にも傷が。今となってはかなり安心出来る様になった。が、未だに尻餅をつくと、その場に座り込んだまま。。。支え無しで独りで立ち上がったのは3度のみ。(しかし、1歳から1週間後、ベッドに捕まりスクワット運動をしていたと思ったら、その後独りで何も無いところから常に立ち上がれるように!)
ハイハイは未だに出来ない。5cm位進んだのを見たような気もするが・・・

食事
嫌いなものでも何でも良く食べるが、好き嫌いをはっきり体で表現する様に。好物はバナナ。食事中は、食べたい物を指差して、『くれ!』と命令する。
普通食を食べたそうにしているが、少し抵抗のある私は未だに、とりわけではなく、息子用に食べ物を準備している。不満そうなのは、夫。一緒にPizzaやソーセージを食べたいらしい。
手づかみは勿論だが、自分でスプーンを使って食べたい盛り。良い事なのだが、掃除が大変かつ時間がかかるという理由で補助してしまう母。。。
おっぱいへの固執は無い様だが、未だに授乳中。1日に2-3度。夫は断乳を求めているが、授乳はぐずった時に最大の力を発揮する故、どちらかというと息子より私が卒乳出来無いらしい。

遊び
歩く事が大好き。特に最近は外での探索に余念が無い。
公園もほぼ毎日出かけるが、お気に入りはブランコ。あまり反応が無く揺られているが、降ろそうとすると、もの凄い剣幕で抗議される。
年上の子供達が大好きで、いつも後ろを追いかけている。特に加減を知らずパワー有り余っている危険な男の子に引かれるらしく、母見ていてハラハラ。

言葉
「パパ」「ママ」を言うが、「ママ」はご飯の意味らしい。
それ以外のはっきりした言葉は「バイバイ」。バイバイと言いながら手を振ってくれる。
始終何かを語あっている様ではあるが、まだ単語を聞き取れる迄には発達せず。

身体発達
歯は1本!2本目が生える気配を感じる。歯が遅いのはありがたい。歯磨きは嫌いでは無い様だが。。。
便秘気味は今も変わらずだが、毎日必ずお通じがあるようになった。

睡眠
つい最近迄は夜に2度位は泣いていたが、このところ、朝5時頃迄は寝てくれる様に!5時頃に空腹を訴え(?)、一度朝食を取るのが日課に。その後2度寝し、8時頃起床。
昼寝がついに1回に。60-120分の昼寝。
1歳を過ぎて1週間後位から、やっとベビーベッドで寝るように(これまではシングルベッドのマットで寝ていた)。更に添い寝無しで眠れる様になった!


癖とは違うが、どうも左利きの様な気がする。一応両手が使えるように練習中ではあるが。

性格
相変わらず非常にFriendlyな彼。街に出ると今でも何人もの人々に声をかけられる。声をかけられると、満面の笑顔とげらげら笑いで応えるというサービス精神旺盛さ。誰にでもとてもFriendlyで物怖じせずに抱っこを要求したりするのだが、相変わらず親が傍にいないと不安になるらしく、保育園退園の後にかれこれ2ヶ月以上通っている託児所でも、まだ5分と離れられた事が無い。
近頃腕力が強いのか、おもちゃの奪い合いにも勝てる様に。いつも良く一緒に遊ぶ2歳児をいつも泣かせてしまう・・・悪気は全く無い様なのだが。


さて、1歳の誕生日は丁度日曜日だったので、生まれた時からの幼馴染や生まれる前からの友人を招いてパーティーを開いた。
休暇帰りすぐのパーティーだったので、料理は手抜きでBBQに。サイドディッシュを数品準備。その他、お祝いという事で赤飯とケーキ2個(大人用と息子用)。
100日のお食い初めでは1粒口に入れて吐き出した赤飯も、今回は大人茶碗1杯は軽く食べてくれた。ケーキもこんなに大きいのを独りで完食!(他の赤ちゃんにもOfferしたのだが、卵が入っている、ヨーグルトが嫌い、等の理由で食べてもらえなかった・・・)

1歳の誕生日、という事で、二つだけ特別儀式(?)を。
ひとつは一升餅の儀式。 餅つき機を持っていない私、1升餅を準備出来なかった為、代わりに計約2kg弱のものを準備。餅1kg分、もち米約200cc、じゃが芋約700g。息子は半分ドイツ人、ドイツの炭水化物のメインともいえるじゃが芋で代用してみた。風呂敷も無いので、代わりにリュックにこれらを全て詰める。そしてこれを背負った息子、満面の笑顔で余裕のポーズでカメラのフラッシュに応えていた。なかなかの大物である(←親馬鹿)。

もうひとつの儀式は選び取り。
はさみ、定規、筆、靴、箸、辞書(代わりにSAPの本)、そろばん(電卓で代用)、財布・お金、と基本的なアイテムを準備。息子の前に並べ、選ばせる。
右から左までじーっと観察した後、息子が一目散に目指したものは・・・・
筆!!!
筆は芸術家や作家を意味するらしいが、、、、、将来苦労しそうだなあ、と密かに心配する母。実はほぼ同時に箸と靴も触ってしまったのだが、どちらかと言えばこっちに傾いて欲しいな、と願ったりもする。

誕生日会など、1歳の子供はわからないし親の為だけにやるようなもの、と乗り気でなかった夫なのだが、実際に本当に楽しそうにしている息子を見て、 やって良かったなあ、と嬉しそう。
私も息子が楽しんでくれた事はとても嬉しい。でも、誕生日って、実はもうひとつの意味もあるのではないかな、と考える今日この頃。それは、無事に1歳を迎えられた事は、周りの方々の支えがあっての事だから、誕生日はそのお礼をお世話になった方々にする日、だと。ドイツでは誕生日に、誕生日の人がパーティーや食事等を企画してその費用も全て負担するのが慣わし。これって、実はとても利に叶っていると思う。「皆さんのお陰で、また今年もこうして誕生日が迎えられました、ありがとう」という意味もあって、当事者が主催し開催し皆さんをもてなすのだろう。(注 私的解釈)だからこの誕生日は主役は息子であると同時に、来てくださった皆さん、この1年、いやそれ以前から支えてくれた皆さんでもある、と私は思ったわけで。
意図や思惑はともあれ、息子も皆さんもみんな楽しんでくれた様で、私もほっと一安心。

1歳、おめでとう!
これからも、健康で、人の優しさや思いに敏感な子に育って欲しい、と1歳の誕生日に願った母でした。

2012年4月4日水曜日

卒業

久し振りに Zurich で、赤ちゃんと母の集いに参加した。
赤ちゃん連れの母の集いは、あちらこちらに存在するが、ここは私が一番最初に顔を出した所謂ママデビュー の場であった。友人の助産師(Hebamme)が運営していて、毎週水曜の午後に助産院(Praxis)で開催されている。Baby Bar と呼ばれているのだが、お酒が出るわけではなく、赤ちゃんはそこでママのおっぱいやミルクを飲み、母はお茶やコーヒーを飲む、そんな事から名づけられたのだろう。Spielgruppeは子供が遊ぶ事が趣旨だが、この集いは、母親同士の交流が主目的。いわば、Spielgruppeに参加するには小さすぎる子供達の交流の場でもある。更に言えば、私にとっては、唯一スイスジャーマンをじっくり耳にする事が出来る場でもあった。

一番最初に参加したのは息子が1ヶ月の頃。
それからほぼ毎週欠かさず参加して来たこの集まり。同じ月例の赤ちゃんを持つ母親同士、英語やドイツ語で(更には何故か日本語で!)悩みを相談したり質問したりしてきたのだ。
なのに、いつの間にかその姿は消え、気がつけば回りは息子よりもずっと小さい赤ちゃんばかり。世代交代。そして先月は最初から一緒に通っていた友人親子が1歳過ぎた事で最後の参加となり、息子が終に最年長になってしまった。

それでも息子は楽しそうにしているし、他の1歳位の赤ちゃんと違ってハイハイをしない息子は寝転がっている赤ちゃんを襲う事も無く、安全だから、もう少し通っても良かったのだが、今の息子にはどちらかというと年上の子供の刺激が必要。
という事で、今回の参加を最後に、この『Babybar』を卒業する事にした。

最後のこの日も、息子は上機嫌で、会場を歩き回っていた。
大好きな助産師に最後のお別れの挨拶をして、いつもよりも早く退散。
これまでの10ヶ月、楽しかったね。これからは、3つのSpielgruppe と、お友達とのPlay Date 。卒業おめでとう!

2012年4月2日月曜日

地元のSpielgruppe

あちらこちらに点在するSpielgruppe(Play Group)。
息子もこれまで日本語のSpielgruppeや英語のSpielgruppe等に参加して来たのだが、スイスに来て初めて見つけたのは地元の町のスイスのSpielgruppe。すぐに申し込もうと思ったのだが、丁度Kinderkrippe(保育園)に通い出した事等もあり、申し込みをせずにいた。訳あって、保育園を辞めた後に早速申し込みをしたのだが、、、なんと、Waiting List。

かれこれ数ヶ月が過ぎ、もう忘れられてるのかなあ、、、と思っていたある日、突然TELが来た。空きが出たらしい。このSpielgruppe、週に3回ありそのうちのひとつに参加するのだが、当時出していた希望は、①午前、②午前、③午後、としていた。実際今回空きが出たのは、第三希望の午後。でも、今となっては午後の方がありがたい、結果OK。

そして早速行ってみた。
息子もしっかり昼寝をして、準備万端!

晴れ晴れとした今日、子供達は皆外で遊ぶ事に。
約8人位のグループだが、ここでも息子は最年少。もしも未だ歩けていなかったら、ちょっと場違いな感じになってしまっていたが、息子も靴を履いて外で元気に歩き回っていた。

しかし、、、ここで意外なハプニングが!
2歳位の男の子が、何故か息子を叩くのだ!!しかも、一度ならず何度も。すれ違う度に、殴りかかってくる。何でだ?!何もしない息子なのに。。。
さすがにこれはいかん、と、息子を非難させ、暫く室内で遊ばせていたのだが、はっと気がつくと、先ほどの男の子。でも、まさか態々殴りに来る事は無いだろう、と、、、というか、殴られていた事は忘れてしまっていて、ふと目を離したその時!
男の子は、息子を殴り、息子は家具の角に頭をぶつけ、床に倒れた。そう、歩けるとはいえ、決して安定しているわけではない息子、ちょっと力をかけられたら簡単に倒れてしまうのだ。
大声で泣く息子。頭を触ると、、、はっきりとしたコブの様な突起が出来ている!これには新米(?)ママ、かなり焦った!いつもは多少叩かれようが、子供同士の事、と大丈夫、大丈夫、というのだが、これはそういうわけにはいかない。あまりにもひどい突起(コブ?)に、医者に行こうか真剣に考えたほど。結局相当冷やして様子を見ることにしたのだが、、、なんて事だろう。

その子の母親も、一言も謝りもしない。子も子なら、親も親?!

この出来事を夫に話すと、Spielgruppeへの参加は止めろという。これまで本当に明るく良い子に育ってきた息子。こんな経験をするには早すぎる!と、予想以上の反応をする夫。
確かに。。。でも、ねえ、、、会費も払っちゃった、とちょいとケチな事を考える私。
ともあれ、来週から4週間は休みになるSpielgruppe。次回参加して様子を見よう。いずれにしても、私が息子を守ってあげればいいんだよね。