スイスの冬の風物詩のひとつがこれ、Kerzenziehen(ろうそく作り)。去年のクリスマスの際、初めて体験してみたのだが、今年は息子が興味を示した。我が町でも先週末から1週間このKerzenziehenが行われている。突然雪が降り、気温も氷点下か否かというある夕方、息子が突然、「ろうそく作りに行く!」と言い出した。冗談だとは思ったが、一応完全防寒し、ペダルなし自転車に乗って、町の広場へ向かった。ろうそく作りのテントを見ると、早速自転車を降りて、テントへ突入。
一応様子を見せて説明し、本当に作りたいのか、確認。受付の人に、「ちょっと未だ小さいかもしれないけど。。。」と言うと、「じゃあ小さいのを作ってみましょうか?このくらい?」と、皆よりも短めに紐を切ってくれた。
そうそう、紐。一応作り方を説明しておこう。まずは太さの違う紐から好きなものを選び、長さも希望があれば調整してもらう。これが蝋燭の芯になる。これを溶かした蝋が入っている入れ物にいれて、蝋を芯に付けていく。 蝋を付けて、冷やして、また付けて冷やして、、、をひたすら繰り返し、好みの太さ・大きさになるまで繰り返す。完全に冷やしてから次のレイヤーを付けるので、大きな蝋燭を作るには忍耐が必要。場所によっては、数日に渡って作る人の為に保管場所を設けているところもある。完成したら、好みで形成すると、世界に一本の手作り蝋燭の出来上がり。
最後に計量し、重さで支払いの値段が決まる。
去年は蜜蝋の蝋燭と色の付いた普通の蝋の蝋燭を作ったが、我が町のKerzenziehenでは、蜜蝋のみ。蝋を付けては氷点下の外に出て完全に冷えるのを待ち、また蝋を付けに行って、外に出て、、、を繰り返し、かれこれ1時間は頑張った。まだまだ小さな蝋燭だったが、息子の目には完成と映ったらしく、突然、「終わり!」宣言。
蝋燭の下を切ってもらい(立てた時に立つように)、計量。聞き間違えかと思ったが、わずか50ラッペン(約60円)。息子にお金を渡すと、きちんと自分で支払いをし、お礼を言って蝋燭を受け取った。「パパに見せるの!」が第一声。元気な様でも、やっぱりパパが居ないのはちょっと寂しいのかな。
蜜蝋の蝋燭は、作ってから1年程寝かせると良いらしい。そうする事でゆっくり燃えるそうだ。息子が一人で作った初の蝋燭。火をつけるのは来年のクリスマスかな。
仕事大好き!辞めるなんてこれっぽっちも考えず世界中を飛び回っていた典型的(?)サラリーマンが一大決心。 ○○年勤めた会社を辞め、語学学校の学生として欧州にやって来ました。 初めての欧州大陸生活を綴ります。 一期一会は私の大好きな言葉です。 今の私があるのは全ての出会いのおかげ。 出会った全ての皆様に感謝しながら、毎日を笑顔で過ごせたらと思います。
2013年11月25日月曜日
2013年11月20日水曜日
久し振りのテスト
何を隠そう、私はテスト好き。
少なくとも、学生時代はそうだった。基本的に、テストに限らず、自分が良く出来るものは好き、そうでないものはそれほどでも、という傾向がある事に気がついた。テストも、、、まあ良く出来るほうだったのだろう。そんな自慢話(?!)はおいておいて、、、
最近テストを受ける機会もめっきりなくなってしまっていたのだが、久し振りにドイツ語のテストを受ける事になってしまった。
テストはZurichの教育高等専門学校、Pädagogischen Hochschule Zürich にて。B1レベルを保持しているかを見極める為のテストで、PHZが独自作成したテスト。B1と聞いて、余裕、余裕、と全く勉強せずに居たのだが、きちんと文法を意識した日々から既に3年が経っているので、やっぱり多少勉強したほうがいいのでは、、、と、前日の夜中11時から、気休め程度に通常のB1テストのサンプルテストを受けてみたり、多少の悪あがきをしてみる。
テストの朝。息子をいつもよりも早く保育園に送り、開始時間ギリギリに試験会場に駆け込む。筆記45分で100問プラス作文、引き続き口頭10分のテスト。その昔B1のテストを受けた時には、口頭試験にドキドキしていたものだが、今回は口頭は余裕気分。筆記も余裕のつもりだったのだが、、、思わぬ時間切れ!一応全問回答はしたものの、半分終わったところから時間が足りない事に気がつき、それからはずっと心臓がドキドキ。。。意外に小心者の私。口頭は、2名の試験官。自己紹介から始まり、普通の会話。とにかく話し続けて会話が弾んでいたと思う。最後に試験官から予期せぬお褒めの言葉が。「3年間でここまでのレベルに到達するなんて、秘訣は何なのかしら?」「どこの語学学校に行ったの?」「会話中に○○○が出来るのは、よほど語学レベルが高いという証拠。普通出来ないのよ。」と、仕事を辞めてから頂いた褒め言葉の中で最高レベルと思われるお褒め言葉を頂いた。誤解の無いように言っておけば、私のドイツ語はそんなに素晴らしいレベルではない。きっと彼らの受験者に対する期待値が低いのだろう。ともあれ、筆記の採点も未だなのに、「では、来年のワークショップで会いましょう!」とも言われ、何だか不思議な気分で試験会場を後にした。
やっぱり私、テスト好きだわ~。
少なくとも、学生時代はそうだった。基本的に、テストに限らず、自分が良く出来るものは好き、そうでないものはそれほどでも、という傾向がある事に気がついた。テストも、、、まあ良く出来るほうだったのだろう。そんな自慢話(?!)はおいておいて、、、
最近テストを受ける機会もめっきりなくなってしまっていたのだが、久し振りにドイツ語のテストを受ける事になってしまった。
テストはZurichの教育高等専門学校、Pädagogischen Hochschule Zürich にて。B1レベルを保持しているかを見極める為のテストで、PHZが独自作成したテスト。B1と聞いて、余裕、余裕、と全く勉強せずに居たのだが、きちんと文法を意識した日々から既に3年が経っているので、やっぱり多少勉強したほうがいいのでは、、、と、前日の夜中11時から、気休め程度に通常のB1テストのサンプルテストを受けてみたり、多少の悪あがきをしてみる。
テストの朝。息子をいつもよりも早く保育園に送り、開始時間ギリギリに試験会場に駆け込む。筆記45分で100問プラス作文、引き続き口頭10分のテスト。その昔B1のテストを受けた時には、口頭試験にドキドキしていたものだが、今回は口頭は余裕気分。筆記も余裕のつもりだったのだが、、、思わぬ時間切れ!一応全問回答はしたものの、半分終わったところから時間が足りない事に気がつき、それからはずっと心臓がドキドキ。。。意外に小心者の私。口頭は、2名の試験官。自己紹介から始まり、普通の会話。とにかく話し続けて会話が弾んでいたと思う。最後に試験官から予期せぬお褒めの言葉が。「3年間でここまでのレベルに到達するなんて、秘訣は何なのかしら?」「どこの語学学校に行ったの?」「会話中に○○○が出来るのは、よほど語学レベルが高いという証拠。普通出来ないのよ。」と、仕事を辞めてから頂いた褒め言葉の中で最高レベルと思われるお褒め言葉を頂いた。誤解の無いように言っておけば、私のドイツ語はそんなに素晴らしいレベルではない。きっと彼らの受験者に対する期待値が低いのだろう。ともあれ、筆記の採点も未だなのに、「では、来年のワークショップで会いましょう!」とも言われ、何だか不思議な気分で試験会場を後にした。
やっぱり私、テスト好きだわ~。
2013年11月5日火曜日
ウイルス性口内炎
2歳半の息子、久々の日本訪問から戻って丁度1週間の夕方頃からどうも熱っぽそうな、おとなしそうな様子を見せた。夜には発熱。今や息子の定番となった解熱剤、Algifor Junior を飲ませて就寝。翌朝にはすっかり熱も下がっていたのだが、どうも口が痛い様子。「お口が痛いの」と訴える息子の口の中を覗くと、舌にはっきりとした口内炎が見える。唇も少し赤くなっている。どうもこれが痛いらしい。朝食を取ろうにも痛いらしいので、彼の好物のバナナミルクを作ってみた。食べようとするも、口に入れると痛いらしく、大泣き。「お医者さんに行く~!」と訴えるので、早速診察の予約をお願いした。
午後の診察予約時間まで、何をしても痛いらしく、泣いて泣いて泣きまくる息子、痛々しくてこちらも泣けてくる。やっとの事で診察。典型的なウィルス性口内炎で、初めての場合は酷く痛むらしい。一応別の病気の可能性もあるので、粘膜から検査をしたが、そちらは大丈夫だった。
痛みと熱は5-7日程度続くらしい。食事は2-3日出来ないかもしれないが、水分さえとれていれば問題無いとの事。伝染性があるので勿論保育園は登園禁止。口内炎の為への処方薬は特に無く、例の解熱剤、Algifor もしくは Dafalgen を飲ませるよう指示を受ける。ちなみに、これらは解熱の他に鎮痛剤効果もあるのだ。一応、万一飲食物がしみて傷む場合、患部をガードする薬のアドバイスもあった。(本来歯が生え始める時に使用するものらしい)
痛みでグテッとしていた息子だが、先生が診察に入ってくるなり、自ら洋服を捲り上げて聴診器の準備をしたり、口も大きく開けたりと、それはそれは優秀な患者振りを発揮していた。
結局Algiforを与えたが、この薬、本当にマジック。息子の機嫌が大幅に良くなる。ただ、口の痛みは強いままらしく、結局何も食べない日が3日近く続いた。かろうじて牛乳とたまにバナナミルクを口にする事が出来たが、大好きなりんごジュースを相当水で薄めたものや柔らかいパンもやはり痛むらしい。
さて、タイミングが悪いのは、この翌日、私は仕事関連で外せない案件が二つあった事。平日は母子家庭故、夫の帰りは週末。保育園に預けられないとなると、、、、困ってしまった。結局夫が、真夜中の2時近くにドイツから帰宅してくれ、翌日は息子の面倒を見てくれた。常々、「僕が1日休むと莫大な損失となる」が口癖なのだが、いざという時には理解ある夫である。息子もベビーシッターに看病されるよりは、病気だからこそ親のそばに居たいだろうから、これは本当にありがたかった。
ともあれ、5-7日かかるだろうと言われた激痛期間も、4日目には大分和らぎ、食事も出来るようになった。素晴らしい回復力である。結局その後週末にはうその様に元気になった。夜泣きや夜のぐずりは1週間程続いたが、元気に食事をする息子の姿が見られた事は本当に良かった。
またひとつ、新しい経験をしたね。親子共に。
午後の診察予約時間まで、何をしても痛いらしく、泣いて泣いて泣きまくる息子、痛々しくてこちらも泣けてくる。やっとの事で診察。典型的なウィルス性口内炎で、初めての場合は酷く痛むらしい。一応別の病気の可能性もあるので、粘膜から検査をしたが、そちらは大丈夫だった。
痛みと熱は5-7日程度続くらしい。食事は2-3日出来ないかもしれないが、水分さえとれていれば問題無いとの事。伝染性があるので勿論保育園は登園禁止。口内炎の為への処方薬は特に無く、例の解熱剤、Algifor もしくは Dafalgen を飲ませるよう指示を受ける。ちなみに、これらは解熱の他に鎮痛剤効果もあるのだ。一応、万一飲食物がしみて傷む場合、患部をガードする薬のアドバイスもあった。(本来歯が生え始める時に使用するものらしい)
痛みでグテッとしていた息子だが、先生が診察に入ってくるなり、自ら洋服を捲り上げて聴診器の準備をしたり、口も大きく開けたりと、それはそれは優秀な患者振りを発揮していた。
結局Algiforを与えたが、この薬、本当にマジック。息子の機嫌が大幅に良くなる。ただ、口の痛みは強いままらしく、結局何も食べない日が3日近く続いた。かろうじて牛乳とたまにバナナミルクを口にする事が出来たが、大好きなりんごジュースを相当水で薄めたものや柔らかいパンもやはり痛むらしい。
さて、タイミングが悪いのは、この翌日、私は仕事関連で外せない案件が二つあった事。平日は母子家庭故、夫の帰りは週末。保育園に預けられないとなると、、、、困ってしまった。結局夫が、真夜中の2時近くにドイツから帰宅してくれ、翌日は息子の面倒を見てくれた。常々、「僕が1日休むと莫大な損失となる」が口癖なのだが、いざという時には理解ある夫である。息子もベビーシッターに看病されるよりは、病気だからこそ親のそばに居たいだろうから、これは本当にありがたかった。
ともあれ、5-7日かかるだろうと言われた激痛期間も、4日目には大分和らぎ、食事も出来るようになった。素晴らしい回復力である。結局その後週末にはうその様に元気になった。夜泣きや夜のぐずりは1週間程続いたが、元気に食事をする息子の姿が見られた事は本当に良かった。
またひとつ、新しい経験をしたね。親子共に。
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