2歳半の息子、久々の日本訪問から戻って丁度1週間の夕方頃からどうも熱っぽそうな、おとなしそうな様子を見せた。夜には発熱。今や息子の定番となった解熱剤、Algifor Junior を飲ませて就寝。翌朝にはすっかり熱も下がっていたのだが、どうも口が痛い様子。「お口が痛いの」と訴える息子の口の中を覗くと、舌にはっきりとした口内炎が見える。唇も少し赤くなっている。どうもこれが痛いらしい。朝食を取ろうにも痛いらしいので、彼の好物のバナナミルクを作ってみた。食べようとするも、口に入れると痛いらしく、大泣き。「お医者さんに行く~!」と訴えるので、早速診察の予約をお願いした。
午後の診察予約時間まで、何をしても痛いらしく、泣いて泣いて泣きまくる息子、痛々しくてこちらも泣けてくる。やっとの事で診察。典型的なウィルス性口内炎で、初めての場合は酷く痛むらしい。一応別の病気の可能性もあるので、粘膜から検査をしたが、そちらは大丈夫だった。
痛みと熱は5-7日程度続くらしい。食事は2-3日出来ないかもしれないが、水分さえとれていれば問題無いとの事。伝染性があるので勿論保育園は登園禁止。口内炎の為への処方薬は特に無く、例の解熱剤、Algifor もしくは Dafalgen を飲ませるよう指示を受ける。ちなみに、これらは解熱の他に鎮痛剤効果もあるのだ。一応、万一飲食物がしみて傷む場合、患部をガードする薬のアドバイスもあった。(本来歯が生え始める時に使用するものらしい)
痛みでグテッとしていた息子だが、先生が診察に入ってくるなり、自ら洋服を捲り上げて聴診器の準備をしたり、口も大きく開けたりと、それはそれは優秀な患者振りを発揮していた。
結局Algiforを与えたが、この薬、本当にマジック。息子の機嫌が大幅に良くなる。ただ、口の痛みは強いままらしく、結局何も食べない日が3日近く続いた。かろうじて牛乳とたまにバナナミルクを口にする事が出来たが、大好きなりんごジュースを相当水で薄めたものや柔らかいパンもやはり痛むらしい。
さて、タイミングが悪いのは、この翌日、私は仕事関連で外せない案件が二つあった事。平日は母子家庭故、夫の帰りは週末。保育園に預けられないとなると、、、、困ってしまった。結局夫が、真夜中の2時近くにドイツから帰宅してくれ、翌日は息子の面倒を見てくれた。常々、「僕が1日休むと莫大な損失となる」が口癖なのだが、いざという時には理解ある夫である。息子もベビーシッターに看病されるよりは、病気だからこそ親のそばに居たいだろうから、これは本当にありがたかった。
ともあれ、5-7日かかるだろうと言われた激痛期間も、4日目には大分和らぎ、食事も出来るようになった。素晴らしい回復力である。結局その後週末にはうその様に元気になった。夜泣きや夜のぐずりは1週間程続いたが、元気に食事をする息子の姿が見られた事は本当に良かった。
またひとつ、新しい経験をしたね。親子共に。
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