2026年11月7日土曜日

アムステルダムへ母子旅行 ~ ARTIS動物園 ~

家の近くでも行けるから、と候補から外していた動物園。でも、水族館には行きたい、という娘の声で、二日目のメインとなったのがARTIS動物園。

City Cardを提示してそのまま入場。ちなみに、一時退場したい場合は、腕にスタンプを押してもらい、再入場が可能。目指すは水族館だが奥にあるため、水族館を目指しながら道中の動物たちにご挨拶。別にいい、と言っていた娘もテンションが高い。結局、水族館へ行く前に、ほぼ全ての動物たちを訪問。ここにしかいない、という動物はなさそうだが、ゾウの赤ちゃんが誕生して間もないとかで、目玉の一つだった。母親の隣にいる赤ちゃんゾウは、遠目に見れば小さくて、可愛い。また、ゾウの敷地は、水辺が少し芸術的な作りになっていて、見た目に美しかった。ここでスケッチブックを片手に絵を描く人を何人か見かけた。何とも優雅な過ごし方ではないか。過去に写真を学んだ私にとって、写真を撮るということは、彼らが描く絵のように、作品を作ることだったが、今や写真は気軽に記録するためのメモ帳のようなものだ。カメラや写真が身近になったことは嬉しい事だが、時に少しモヤモヤしたものを感じることも本音だ。










他に面白かったのは、ライオン。ほとんど動かず眠っていたのだが、かなり間近で見ることができた。かなりの迫力だった。恒例だが、サルも楽しかった。楽しいと言えば、ラッコが最高に笑える動きをしていて、娘と何度も笑い合った。

水族館だが、動物の展示よりも、水に関する教育施設的側面が強い展示だった。映像やゲームのようなものが多く、ここで娘も相当な時間を費やした。光と音の展示(ショー)も行われており、これは文字通り真っ暗の会場に入場したのだが、会場がどのような作りになっているか、知る余地もない。とりあえず中に静止し、プログラムが始まると、ショーの光で様子がやっと分かった。皆座って鑑賞するなか、娘はあおむけになり、私も隣に横になる。遥か昔、砂漠の中で満天の星を眺めた時のことを思い出した。

途中一度抜け出し、隣接のMicropiaに行ったが、何だかんだ言っても、やっぱり動物好きの娘に、動物園は楽しいようだった。終日のんびり過ごしてもよかったかもしれないが、わざわざアムステルダムまで来たので、アムステルダムならではの場所も訪れよう、と、予定を実行することにし、動物園を後にした。

ところで、園内は美しく手入れされており、ただここのベンチでくつろぐだけのために訪れているような人も見られた。近くに住んでいたら、年間パスを買って、こうしてふらっと時間を過ごすのも悪くない。

季節は秋、花が咲き乱れる様子は終わっていたのだが、通路を挟む土の敷地で、球根を撒いている様子が何か所かで見られた。立ち止まって様子を見学していたが、ふと声をかけたくなった。「これはチューリップですか?」「そうです。」「こうやって植えてるのですね。」「来年に向けて、準備しています。」「来年の春ですか?」「はい。冬が来る前に、こうして球根を植えておかねばなりません。」そんな会話を交わしていると、「球根、どうぞ差し上げます。」と、娘と私に一つずつ、球根を分けてくれた。どこから来たのか尋ねられ、ドイツだと言うと、よかった、では持って帰られますね、と。こんなやり取りが、とても嬉しい。帰ったら、別宅の庭に植えよう。冬が来る前に。春になったら、「ARTIS動物園と同じチューリップがここにも咲いたね」と娘と思い出を話せるように。

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