2012年3月30日金曜日

咳の薬

息子の咳は、結局秋・冬の間中続いた。
その間、定期健診を含めて医師のお世話になった事、4回。通常スイスでは、風邪やその程度で病院に行く人は少ないらしく、我々はきっと心配性の外国人、とのレッテルを貼られているのではないだろうか。でも、受診して何でも無ければそれは安心、と、まるで自分の体に対する対応とは全く違う対応をしてしまうのは、やはり親だから、なのだろう。

まず9ヶ月検診時、夜中の咳がひどい事を相談し、診察の結果処方された薬が2点。飲み薬(Ventolin Sirop)と座薬。

Ventolin Sirop は、朝・昼・夕の1日3回服用。最長7日服用。
喘息等に処方される薬の様だが、これは以前処方された薬と異なり、処方箋無しでは買えないもの。

座薬。朝・夕の2回。3日間の投与。

その後1週間が経過。残念ながら、これといった改善は見られなかった。
そこで再診の結果処方されたのが、2点。吸入薬と座薬。

吸入器の薬は、VentolinのInhaler版。1日3回、2吸入ずつ。
座薬は、丁度標高が高いところに行く予定があった為、万一咳が悪化したり呼吸が苦しくなった場合、との事で処方される。

吸引機の薬は、多少効果があった様で、咳の回数も減って来た様な気がする。
座薬は使用せず。

そんなある日、泊まりに来た義妹が、吸入器の使用に疑問を問いかける。少なからず彼女は医者(しかし、獣医だが。。。)。そのコメントに影響を受けた夫、吸入器の使用を中止する。
そして代わりに(?)、ドイツに行った際に薬局で咳止めシロップを購入。これが意外にも効いていた様な気がする。

しかしながら、完全に咳が治る事は無く、一度高熱が出た後に、咳が酷くなった。従い心配になった新米母は、再び受診。
そこで処方されたのが、シロップ(「Rhinathiol Sirup」)朝、昼の2回、と粉末の薬(「Singulair」)夕方1度。この粉末の薬は、高額だという事と必ずも全ての子供に効き目があるわけではないとの理由で最後の砦として処方されるものらしい。

この成果が見られたか、 大分改善されてきた咳。薬を処方された1週間後に経過観察で診察を受けたところ、大分良くなったが未だ完全では無いと指摘を受ける。従い、完全に咳が無くなるまで、自己判断で薬を止める事はしない様に、と釘をさされる。

そんな事でかれこれ半年以上に渡った息子の咳との格闘だが、本格的春の訪れと共に治りかけている気配。1歳の誕生日には、完治しているといいね。

「Rhinathiol Sirup ohne Zucker Kinder」 カルボシステイン(Carbosistein)が主成分で、痰の中の粘液成分を正常化し、痰や鼻汁を出しやすくする。砂糖含まず。1歳以上の幼児から服用可。処方箋無で購入可。

「Singulair」エイコサノイドの一種であるロイコトリエン(Leukotriene)が主成分。喘息の状態を和らげる為に処方。6か月以上の幼児から服用可能で、1歳に満たない息子は一日1袋を水に溶いて服用。

2012年3月23日金曜日

2度目の発熱

自慢ではないが(?)私はとても丈夫である。風邪の類も殆ど無いし、あっても寝込んだり弱ったりする事は無い。以前も書いたと思うが、何せ義務教育プラス3年の12年間、無遅刻無欠席の皆勤賞である。
そんな私の血を引いた息子は、こちらもかなり丈夫な方だと思う。確かに11月からずっと咳は続いているが、連日母に連れまわされているにも関わらず、毎日元気に笑っている。

そんな息子が、2度目の発熱。
週末スノーボード旅行に出かけた翌日月曜日の真夜中。夜泣き担当の夫、この日は早朝のFlightがあったのだが、その準備をしながら私を起こす。『熱がある。』私のベッドに連れてこられた息子の頭は確かに温かい。とりあえず寝かせながら朝起きるのを待って、検温すると、38度程度の熱が。赤ちゃんの平熱は37.5度。多少高いくらいか、、、と様子を見ると、至って元気な息子。食欲旺盛、機嫌も良く、頭が熱い(= 熱がある)以外は至って普通。もしかして、日焼けで体が火照っているだけ??(← 何て勝手な判断)
従って、この日は普通のメニューをこなす事にした。まずはSpielgruppeへ。いやー、今日も元気に楽しく遊んでくれた。そしてその後、2泊の予定でボーデン湖畔へ。元気なのだが、だんだん顔が赤くなっている様な。。。日焼けかな??と相変わらずの私。それにしても沢山食べるし良く遊ぶ。至って元気。まあ、歯が生える際に熱を出す事がある、というし、、、とあくまでも風邪説を否定する私。

元気は元気なのだが、やっぱり頭が熱いなあ。。。と 熱を測ると、、、39度5度!そしてその後も39度8部迄上がる!ええっ!!??
しかし。。。息子は元気なのだ。非常に機嫌が良い。更に食欲旺盛。

そんなわけで、結局昼間は普通に過ごさせた、悪い母。一応なるべく水分を取らせたくらいだろうか。夜は少し薄着にさせて寝静まった後に熱冷ましシートを張ってみる。
前回の発熱と違って、夜に汗をかくという事も無く、そのせいか、翌日も熱は下がらず。それでも普通に生活していたら、夕方にはほぼ平熱に戻る。 一安心!

結局風邪だったのか、歯のせいだったのか、スキーで日焼けしたのか、原因は分からないが、特に何事も無く回復して、良かった。やはり、 根本丈夫な私の子!?

2012年3月7日水曜日

3 から 4 へ

遂に、息子、3から4へ!
って、一体何の事?!
オムツのサイズでございます。この度、ようやくサイズ3のオムツを全て使い終え、無事にサイズ4へと移行。このサイズ、国によって表示が異なるのだが、スイスのサイズ3は体重9kg迄。勿論、体重は目安で、周りを見ているとどうやらお腹周りや太もも周りに影響される事が多いらしい。2週間前の息子の体重は9.3kgだから、サイズ3でも許容範囲。しかしながら、そろそろきついかな、と思われていたので、今回無事に3を使い切ったのは良いタイミング。

まあ、成長に伴ってオムツのサイズがアップするのは、何も珍しくも何ともないのだが、我が家が凄いのは(?)息子が生まれて以来、一度もオムツを買っていなかった、という事。そう、これまでオムツは息子が生まれる前に買い貯めをしていたものだったのだ。10ヶ月半分のオムツを一気買いってどういう事よ?!と思うが、私の入院中に赤ちゃん用品を全部揃えてくれた夫が、オムツも新生児用からサイズ3迄の分を大量に準備していたのだ。という話をすると、『(物価の安い)ドイツでまとめ買いしたの?』と聞かれるが、いえいえ、スイスに住むならスイスのものを使え、主義の夫ですから、オムツも近所のスーパーで購入。
その為に、1日に使用するであろうオムツの数と体重増加を計算して念入りに算出された必要オムツ数に基づき購入したらしいが、サイズ2のパックが2つ余ってしまった以外は良い具合にオムツが消化された。

そんな事で4を使用し始めた息子。少し大き過ぎの気もするが、最近時々尻餅をつくので、少しふかふかのクッションは悪くはないだろう。
サイズ4は先日5パック程購入。これもスイスで購入。
一応、記念すべき日。(?)

2012年3月5日月曜日

ミッション終了!

行って来ました、2泊のスペイン旅行。
決行が決まったのは2週間程前。何故なら、この計画を実行するには、①息子を一緒に連れて行く  か、②息子を置いて行く の選択があるが、①は近頃怪獣と化しつつある息子なので、無理。従い②となるのだが、その為にはBaby Sitterが必要。このBaby Sitter、大丈夫か否かの判断に苦しんでいたのである。

Baby Sitterと言っても、よそ様を雇ったのではなく、その正体は夫。仕事で不在の事が多い夫は、そのSchedule確認、大学院の試験日程の確認に梃子摺っていたのだが、実のところは息子と2人で大丈夫だろうか、、、という不安もあったのでは、と私は予測する。
ともあれ、そんな夫から青信号が出たのが約2週間前。
急いでFlightを押さえ、友人に連絡を入れる。そう、この旅はアメリカからやって来る友人とイギリス在住の友人とスペインで落ち合う旅。今風に言えば『女子会』?(笑)

Flightは早朝。従い、息子に最後に会うのは前日の夜。『ママは2日間居ないけど、パパと楽しく遊んで過ごしてね』と語りかけるも、何事も起こらないかの様にいつも通り笑う息子。この日はお休みの挨拶をしながら何とも言えない気持ちだった。
出発日の朝、泣いて4時起きした息子を宥めて夫にバトンタッチ。息子が寝ている中、家を出る。

そして、スペインで過ごす事2泊。

帰国日の朝は再び4時起き。そしてZurich空港着8時半。自宅には9時過ぎに到着。息子はもう起きている時間だ。
そーっとドアを開けてみると、立ちながら夫と遊んでいる息子。私に気がつかず。そのまま静かに観察していると。。。気がついた!
ここで泣きながら寄って来るリアクションを予測したのだが、意外にもそのまま静止して私を見つめる事数十秒。え?!まさかママを忘れた?!と思ったら、その後ニコ~っと笑顔に。そして歩いて私のところにやって来てお帰り!のHugとKiss。まー、なーんて可愛いのかしら~!と親馬鹿全開の私。

さて、2日間の様子を聞くと、初日に起きた後、母が居ない事に気づき泣き出した息子。家中を隈なく歩き回り私が何処にも居ない事を確認すると、観念したらしく、泣き止んだと言う。勿論、大好きなパパが一緒だから、大丈夫な筈なのだけど。
それからは男同士の楽しい2日間だったと言う。初日は野生動物公園へ、二日目は動物園へ出かけたとの事。ご飯も良く食べ、夜もなんと起きずに眠り続けたと言う。
唯一大変だったのは、夫の姿が1秒たりとも見えなくなると大声で泣き出す様になった、と言う。ママに続いてパパまで居なくなったら、、、と言う息子の防衛本能なのだろう。

ともあれ、夫、約50時間のMission 終了!
相当お疲れの様だったけど、それでもこの2日間を楽しんだ模様。3ヶ月に1度位は、こうした旅行をするべきだ、とのコメント迄飛び出した。
こんな夫に、感謝!

2012年3月1日木曜日

スイスの郵便

スイスの郵便システムは、なかなか優秀だと思う。
配達が速い。
勿論、日本やドイツ等に比べて郵便料金が高いのだから当然だ、と言う声も無きにしも非ずだろう。でも、普通郵便を前日の夕方6時半迄に出せば、翌営業日には配達、というのは、日本の速達並み。

確かにスイスポストのHomepageを見ても、『夕方6時半迄に出せば・・・』との説明があるのだが、正直私はこれに疑心暗鬼だった。
何故なら、我が家への郵便の配達は1日一度で朝8時頃。所謂仕事外時間はしっかり休むスイスで朝8時の配達に間に合わせる為には、前日の夜に仕分けをして最寄の郵便局へ送る必要がある。

とある事情で、この翌日配達郵便に頼らざるを得なくなったのだが、疑心暗鬼の私は郵便では無く直接Pick Upに行こうかと考えていた。でも、時に予測できない事態に陥るのが10ヶ月の赤子を持つと言うこと。一か八かの賭けで(大袈裟な。。。)、このスイスの郵便局に賭けてみることにした。

翌日の朝、ドキドキして郵便配達が来るのを待つ。
もしかして届かないかも、、、という不安を持ちながら郵便箱を確認すると。。。!あった!ちゃんと届いていました。スイスの郵便局よ、なかなかやってくれるではないか。ちゃんと前日の午後に出したものが、翌日の早朝に我が家に届いた。

まあ、よく考えれば、スイスは小さな国。郵便を翌日に届けるなんて、お手の物だろう。今回、ちょっと勝手にハラハラしていたが、これでスイスの郵便システムは信頼できる、と確信が持てた。次回からは安心して、この前日夕方投函、翌日GET!を活用できるぞ。

ちなみに、この翌日配達は、『A-Post』と呼ばれる、いわばPriority。国内向け封書は1CHFだから、日本と比べても高いわけでは無い。 私はこのA-Post を利用する人以外見た事が無いが、実は『B-Post』と呼ばれるものも存在している。これは所謂 Economy。確か0.80CHF位で所要2‐3日。