2020年11月24日火曜日

20年振りの黒帯

 現在、感染症対策の為、個人競技を除いた全てのアマチュアスポーツが禁止されている。息子の通う空手道場も然りで閉鎖中。これまで週5日スポーツに打ち込んでいた息子。体力低下の予防に、前回同様ジョギングに連れ出そうかと思っていた矢先、春の移動・接触規制の際お世話になった某道場が、オンライン稽古を、再び非会員にも開放するとの情報を得た。正確には、もしや・・と彼らのWebsiteを見たところ予感的中。しかも今回は週4日、子供も大人も合同稽古という事で、近頃大人や青年部との稽古に通っていた息子は俄然やる気になった。そして・・・私も息子と一緒に、20年程眠っていた道着を取り出し、稽古に参加する事にしたのだ。

事の発端は、娘が空手に興味を示したこと。しかし、母離れが出来ない甘えん坊の娘は、「ママと一緒に」が口癖。これまで数々の習い事をこのせいで断念してきた。今回、場所は家。ママと一緒にやってみない?と誘うと、お下がりの道着と白帯を締めて、やる気満々となったのであった。

私は球技が好きだ。子供が生まれてから、将来一緒にキャッチボールしたりしたいという希望はあった。球技では無かったが、息子が4歳で空手を始めた時、周りから何故一緒に稽古をしないのかと散々問われたが、聞き過ごしてきたこの数年間。ある意味、その希望が今実現。

 20年振りに着る道着。基本の形も殆ど忘れてしまい、黒帯を締めるのも躊躇があったが、それ以外の帯が無いので、締めさせて頂く。稽古を1日休めば取り戻すのに2日かかる。1週間休めば2週間かかる、と言われた空手の稽古。前のレベルに戻すのに、じゃあ40年かかっちゃう??

室内という制約がある為、基本稽古のみではあるが、こうして私の20年位振りの空手稽古が始まったのである。

はい、はっきり言って非常にきついです。運動不足プラス長いブランク。体が思う様には動いてくれません。それでも、息子と並んで、時には笑い合って、一緒に稽古が出来るのはとても嬉しい。ちなみに娘は、初回の10分程度は頑張った。初心者向けの稽古では無かったので、それは仕方ない。

アマチュアスポーツ解禁が早く来てほしい一方で、再開してしまうとこのオンライン稽古は無くなってしまう。ちょとしたジレンマを感じつつも、稽古に打ち込む今日この頃です。

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