待ちに待った(?)初雪が訪れたのは、土曜日。
大抵はすぐに融けてしまうのがこの辺りの常だが、続く日曜日も雪の為に、週末は綺麗な雪景色。このシーズン初の雪であると共に、息子にとっては初めて見る雪。
早速窓から雪を見せると、一生懸命に見ている息子。
特に雪が舞い振る様子に見とれている様だ。始めてみる雪、息子にはどう映っているのだろうか。
雨が降ると、難しいかと思いながらも、雨は如何に発生するかのメカニズムなどを語って聞かせている私。当然、雪についても触れていたのだが、今回は実際の雪を見せながらの解説。
見るだけでは足りない、という事で、早速外に連れ出す。
ただ外に出るだけでも物足りない、という事で、山に登る。
我家の裏の山だが、この日はそりを持った子供連れの家族や観光客でも賑わっていて、カメラを持つ私も、写真好きの日本人として目立つ事は無かったと思う。
遠目に見える雪に覆われた山と、Zurich湖が美しい。
さて、景色の良いスポットで何枚か写真を撮った後、近くを歩く人に声をかける。『写真撮ってもらえませんか?』 快く引き受けてくれたその人に、余計な一言を言う。『息子の初雪なんです』 『おー、それはしっかり撮らねばね』
記念写真を無事Getした後、せっかくなので、ちょっとハイキング。しかし、興奮して語り聞かせる母の気知らず、抱っこ紐の中で、ウトウトしかけた息子。 これはいけない、と引き返し、息子を抱っこ紐から出して、雪の上に座らせる。初めての雪を触りながら少しにやける息子。
そして、最近得意になった、『歩かせて~』が。雪の上を歩かせていると、『可愛い~!』と話をしているカップルが、私に話しかけた。『カメラ持ってませんか?』 『もしお持ちでしたら、写真を撮って差し上げようかと』 なんていい人なの~!!!勿論、お願いしました。ここでも、『息子の初雪なんです』のコメントを忘れず。
撮り終わると、『確認してもらえますか?』 再生しながら、『まー、良かったね、○○(息子の名)!写真が出来たね』とさりげなく息子に語りかける私に、その女性、『日本の方ですか?』と、日本語で!なんて狭い世の中でしょう。彼女、遠い昔に2年程日本に住んでいたとかで、この私の住む地元に住んでいると言う。思わず連絡先聞きたくなってしまったが、書くものも無く、普通にお別れしてしまった。
これからきっと、いやと言うほどお目にかかるであろう雪だけど、今日の雪は、初雪という事と、嬉しい出会いがあった事で、特別なものに感じた。普通の日常の一時だけど、いつか、息子にこの日の事を話してあげたい。
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