免許証を手にして浮かれている(?)傍ら、郵便で警察から手紙が届いた。
嫌な予感がしながらも、もしかすると免許証の手数料かも、なんて僅かな期待を持って、封を切ると。。。
やっぱり。
交通違反の連絡の様なものだった。
Zurich州警察からで、どうやら違反は2ヶ月程前のドイツでの事らしい。
内容は違反だけで、詳しくは書いていないのだが、罰金70€、とある。
そして、地元の州警察所に出頭せよ、との事。
自慢ではないが、この○○年の運転歴中、これまで交通違反で切符を切られた事は無かった。(勿論、毎日運転していたのに、です)不覚である。
しかし、出頭せよとはどう言う事だろう?パートナーは、これも自慢じゃないが、結構な頻度でスピード違反の切符を切られている。が、どれも請求書が来るだけで、出頭を命じられた事は無い。
それにしても、疑問が多いこの連絡。一体どうやって、ドライバーが私だと判明したのだろう。車の所持者は私ではない。
ドキドキしながら、州警察にTEL。
すると、書類にサインをする必要があるので、出頭が必要との事。要は、国外のナンバーの車の違反故、直接取り締まる事が出来ない様だ。
そして、午後、地元の州警察に出頭。
にこやかに微笑んだ警官が、私を待っていたかのように挨拶をしてくれる。そして、名乗ってもいないのに、書類を出して、『Frau ○○○?』 なんで?と思ったが、朝に電話で散々お話をしたからに違いない。
書類には、私の写真が載っていた。そう、スピード違反で、スピードカメラに撮られてしまった、というわけだ。車のナンバーから持ち主を特定したが、持ち主は男性、という事で、そのパートナーである私ではないか、と予測された模様。
私だという事を確認しました、スピード違反をしました、という確認書に署名。
少し落ち込んでいる私に、警官は、
『何々?ふうん、、、120kmで20kmオーバー?高速(Autobahn)だったんでしょ?
こんなの全然問題じゃないよ、大丈夫』
と、警官??と思われるコメント。
『Autobahnで120kmなんて、普通、普通』
と励まされる。
『それに、スイスと違って、ドイツは安いし(罰金が)』
となだめられる。
違反をしてこんなに優しく扱われる事ってあるんだろうか、、、と、狐に包まれた様な気になりながらも、違反は違反、今後は心して運転しようと心に誓うのでありました。
そうそう、この署名がドイツに送られた後、ドイツの警察から罰金の請求が来るとの事。
それにしてもこの違反は2.5ヶ月前のもの。と言う事は、もしかすると、もっと同じような請求が来るかも。。。結構飛ばしてたもんなあ。。。
そして数日後、、、来ました、ドイツからの罰金請求書。
70€プラス手数料20€の計90€。。。痛い出費である。