赤ちゃんは、一足先にお風呂からあがった。
体を拭いてもらい、その後パートナーが抱きかかえていた様だった。
私はゆっくりと、お風呂から上がるよう誘導され、ゆっくりと湯船から上がる。
血がしたたるのを気にしながら、ベッドへ移動。
ベッドに横になる。
胎盤が出てくるのを待つのだろう、と思ったが、赤ちゃんが生まれる時の様にいきんで、と言われる。力が入らないまでもいきむふりをしてみたところ、どうやら胎盤が出てきたらしい。その感覚は全くなかったのだけど。
胎盤は、研究の為に寄付する事にしていた為、颯爽と胎盤の処理を行う医療チーム。
処理される前に、是非とも見たい、写真に収めたい私。
嫌がるパートナーにお願いして、胎盤の写真もおさめてもらった。
助産師は、胎盤を近くにもってきてくれて、どの部分がどういう機能で、といった事を説明してくれる。確かに美しいものでは無い。これを食べたという昔の人は、大したものである。ちなみに、後からもらった書類によると、胎盤の重さは560g だった。
赤ちゃんが私の胸に再び置かれる。
『母乳希望ですか?』の問いに答えると、乳首を含ませるよう言われる。
飲んでいるのか、出ているのか、全く検討はつかないが、それでも赤ちゃんは何となく初の母乳を飲んでいる様子だった。よく聞く、反射本能、吸い付きはあまりこの子には見られなかったが、大人しいというのは、リラックスしたお産だった証拠。
一息ついたところで、赤ちゃんは身体検査へ。
私も会陰部の確認、処置が行われる。
驚いた事に、恐れていた会陰部の破損・切開は無かったという。
かすり傷程度の傷が付いたので、少し痛むかもしれないが、縫合の必要は無い、との事。会陰部マッサージ、殆ど出来なかったのだが、お風呂でじわじわ温まったのが良かったのだろうか。一つ産後の問題・心配事が消えた。
赤ちゃんは、身長・体重を測定され、ビタミン剤(ビタミンK)を投与される。
心拍数等も確認され、病院の乳児服に着替えて、再び私達の元にやって来た。
医師達は挨拶をして退出、助産師の一人はたぶんついていた様子だったが、家族3人での時間を過ごす。
赤ちゃんは大人しく、ただ私の胸の上に横たわっている。
ここで、お祝いのシャンパンを開ける予定だったが、生憎ボトルは車の中。。。まあ、後日でもいいか。
何か食事を、という事で、病院食を頂く。温かい食べ物、という事でお昼のメニューの残りだったが、今日始めての食事をとる。パスタにサラダ、スープ。
赤ちゃんは、その後、助産師による記念撮影。好きな1枚を選ぶと、それは病院のBaby Gallery にUploadされ、また病院から誕生おめでとうのカードとなってプレゼントされた。
あとから思ったが、どうせなら、撮った写真全部もらえば良かったなあ。。。
出産から約2時間半。
トイレに行った後、部屋に併設されているシャワーを浴びる。
トイレは傷にしみるかもしれないとの事で、お湯をかけながら用を足す事を勧められる。確かに痛かった。切り傷がしみている感じ。
その後シャワーを浴びる。結構血がついていたのを、丁寧に落とす。が、どんどん血液は流れてくるので、きりが無い。髪も洗いたかったが、体力を考えて髪は明日にしたほうが、と助産師。
シャワーを終えると、用意されていた使い捨てショーツと巨大産褥パッドを使用、出血が心配だったので、自分の服ではなく、病院着を借りて着用。
すっきりしたところで、助産師の2人と一緒に写真を撮り、その後車椅子にて病室に移動。夜10時を回っていた。
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