2011年4月11日月曜日

妊婦、Sechseläuten ・Zürich 春祭りへ行く (40週+0)

ついにこの日になってしまった。
まさか予定日迄余裕でもってしまうとは。。。

心配していて引きこもっても仕方が無いので、今日はZürich 伝統の春祭り、Sechseläuten に出かけた。
こちら、Zunft (Gilde ) と呼ばれる職人組合の祭りが起源。「6時(Sechs)の鐘の音(Läuten)」という意味。時計が無かったその昔は教会の鐘の音で人々に時刻を知らせていた。冬季の労働終了時刻は午後5時だが、夏季の労働終了時刻が午後6時だった事から、春の到来を告げ るお祭りとなったもの。
現在の春祭りは、金曜に始まり、ハイライトを迎えるのは最終日の月曜日。
月曜の午後は学校も店も休みとなる。午後3時より、伝統コスチュームを身にまとった人々が、3時間以上に渡り市内をパレード。ゴールとなっているSechläuten 広場では、午後6時の鐘の音と共に、Böögg と呼ばれる藁で作った大きな雪だるまに火をつけ、雪だるまの頭部が爆発するまでの時間を計り、その夏の天候を占う、というイベントがある。

午後4時頃にZürich到着した我々、街をゆっくり歩きながら、ところどころでパレードを見学。本当はパレードにもっとちゃんと参加したかったのだが、パートナー、こういうもの余り好きではないみたいで、断念。パレードをしている人達は、お菓子や魚(!)を観客に投げたり、ワインを振舞ったりしているのだが、私もそれらを是非とも頂戴したかったのに。。。
残念。






時々陣痛が起きるので、少し早めにゆっくりと、休み休み、雪だるまの待つ Sechläuten 広場に向かう。
5時半には到着してしまったが、既にものすごい人。とりあえず場所を決めて、時間まで地面に座り込む。かれこれ3時間近く立ちっ放し・歩きっぱなしなので、腰が痛い。
6時近くになり、混雑もピークを迎える。場所の確保と同時に、お腹を人混みに押され無い様に守る。

6時。点火された雪だるま。
中世の魔女狩りを何となく思わせ、雪だるまが可哀想に思える。
なかなか燃えないね、と言いながら見ていると、あっという間に火が大きくなり、雪だるまに火が付いた。そして、爆発音。1度始まると、次々に爆発音が。
そして、遂に頭爆発!
今年の時間は、10分56秒! 平均よりも早く、今年の夏は暑い夏になりそう。

ちなみに、私の予測は11分だった。彼は16分と予測。


燃え尽きた雪だるまの残り火で、ソーセージを焼いてBBQを行うのが、本当に祭りを楽しむ、『通』の人々。Volkswurstbraten という名前までついている、この非公式イベント。勿論、私も残って参加したかったのだが、、、彼はこういうのはやっぱり好きじゃないんですねえ。。。早々に雪だるまにお別れを告げ、帰路に着きました。(ちなみに、駅への帰り道の屋台で、焼きソーセージを買っていた彼。。。だったら自分で焼けばいいのになあ。。。)




これだけ歩いて、人混みに揉まれ、騒音に囲まれた、予定日。
興奮したのか、家についてから、やけに子の胎動が激しいが、陣痛の気配は無し。
明日からは陣痛のジンクスでも試してみるか。

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