2011年4月19日火曜日

入院生活 (Wochenbett )

出産後の入院生活の事を、ドイツ語でWochenbett と言う。
義務保険の場合、最高5日間迄入院費用がカバーされる。(帝王切開10日)
早く退院したい場合は、産後の指導をする助産師が家にアレンジされている事を条件に当日でも退院が可能。これから何が起きるか分からない私は、出来るだけ長く滞在したい、と希望を出した。
UniSpitalでは、赤ちゃんは母親と24時間同室。赤ちゃんのベッド(カート)が母親のベッドの隣に置かれ、いつでも対応出来る様になっている。
また、入院部屋の隣にお世話部屋があり、 オムツの交換、沐浴、搾乳、赤ちゃんの検査等はこの部屋で行われる。
母親用のシャワーは24時間いつでもOK。ここは浴槽は無かった上に、ちょっと汚かった。。。赤ちゃんの世話でそれどころじゃないのかな、皆さん。

朝から夜まで1日がかりの出産で、病室に移動したのは夜10時過ぎ。
3人部屋を覚悟していたところ、通された部屋は2人部屋。しかも誰もおらず個室のようなもの!これはラッキーだった。お陰でゆっくりとパートナーと3人で少し時間を過ごす事が出来た。病院には4泊したが、2泊半は1人で、3泊目の明け方にお隣さんがやって来た。
病室からは、Zurich湖が見え、なかなかの良い眺め。


初日、彼が帰った後は赤ちゃんと2人きり。
疲れているはずがなかなか寝付けない私。赤ちゃんはすやすやと寝ている。
夜中に助産師がやってきて、おむつ交換の為隣接のお世話部屋に連れて行った。
戻ってきた後、授乳するよう言われる。片方15分ずつ計30分。本能で吸付くと言われているが、この子は自分でおっぱいを探す事が出来ない様子。でもようやく吸い出すことが出来た。すぐ眠ってしまう為に、30分吸わせるノルマを果たすのに相当時間がかかった。おっぱいを飲む他は、大人しく眠り続ける赤ちゃん。彼にも出産は大変だったんだろうね。お疲れ様。

授乳は3時間毎に行う様言われる。真面目な私は、きっちり3時間置き授乳。時間になると助産師が起こしに来るが、私が既に授乳しているのを見ると、とても良くやっているね、と褒めてくれた。単純な私は、褒められると益々やる気が出てしまう。

入院中の食事は、以前とほぼ同じメニュー。ただ、赤ちゃんの世話で、時間通りに食事が取れない事がある為、食事時間は非常に長くとられていた。
朝食は廊下に設置されたBuffetから7:30-9:30の間に自由に取って食べる。
好きなだけ食べれるという事もあって、私には嬉しかった。パンとチーズの種類も多かったし、ミルクもお変わり自由。
昼と夜のメニューは、切迫早産入院の時よりも選択肢が1メニュー少なかったが、ほぼ同じラインナップ。


入院中は、色々とお世話の仕方を指導されるかと思いきや、最低限以外はそのまま放置される。勿論、質問があればどんどん聞いて答えてもらえるが、人手が足りないのか、呼んでも後回しにされる事が多かった。切迫早産入院の時は、非常にきめ細かな対応だったが、ここはちょっと異なった様だ。土曜日にお願いした薬の件が、きちんと次のスタッフに伝わっておらず、結局連日訴え続けたのに薬を手にしたのは退院時だった、という事も。。。4泊で教わった事:
  • 沐浴の仕方
  • 授乳の仕方(Sleepy Babyの起こし方等。。。)
  • 粉ミルクの与え方
  • 洋服の着せ方・脱がせ方
  • オムツの替え方
ちなみに、抱っこ紐の使い方を尋ねたところ、間違った使い方を説明された事が後から判明。。。危ない、危ない。

医師の回診は一応毎日行われるが、特に問題が無いので短時間で終了。
月曜には院長の回診があり、懐かしいHerr Dr. Zimmerman の顔を拝見しました。
最初の数日間は、子宮の戻りをチェックする為、助産師が1日に1-2度確認に。
また、体温・血圧も測定するのだが、何故か忘れられる私。。。
最初のお小水、便についても確認される。便秘がちの私は、ここでも白い薬を飲む羽目に。。。

面会時間は午後1時から8時迄。

1人の時は、 なかなか快適に思えた入院生活も、同居人次第で天国にも地獄にも早代わり。この同居人は、私に早く家に帰りたい、と思わせてくれた。。。
赤ちゃんが泣くのは仕方が無い。でも、母親、無視して眠り続けないでよ!!更に母親、いびきが煩い!!!そして、とどめ、訪問者多すぎ!!!!トルコ人だったが、子供から年寄りまで10人以上がわあ~っと押し寄せ、騒ぎ立てるわ、子供は授乳中の私のベッドにやって来たりと、たまったもんじゃなかった。

比較的、国籍・人種の同じ人達を同室にするとの事だけど、私達の場合は、適当だったね、明らかに。


切迫早産入院では、素晴らしいと感じたこの病院。
出産に関しては満足だったが、Wochenbettについての評価は並、といったところでしょうか。

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