2011年1月31日月曜日

出産病院からの連絡

2週間前、出産病院を決めた旨を定期健診の婦人科医に伝えたところ、その病院から今日書類が届いた。申込用紙を記入し送り返すようにという趣旨で、同封物は以下:

  • 申込用紙 (Aufnahmeformular für Patienten) と返信用封筒
  • 質問用紙 (Zusatzformular bei Mutterschaft)
  • 新生児の名前カード (Namenskarte)
  • 新生児登録方法の説明
  • 病院の連絡先
  • 持ち物リスト
  • 保険の説明
  • 駐車カード(産気づいて病院に来る際に車を利用する場合)
  • Zürich 近郊の小児科医のリスト
  • 病院の案内
  • 費用の案内
  • 出産と産後入院についての小冊子
  • 助産師の宣伝
リストにすると沢山あるかに見えるが、実は大した情報量ではないし、既に説明会や病院のWebsiteから入手済みのものもある。

個人的に関心があったのは、名前の件。『スイスでは、出産前に名前を決めておかねばならない』という噂(注)。今回の名前カード(Namenskarte)で何となく明らかになった。答えはやっぱりYes。名前は決めておかねばならないようだ。カードには、男子の名前、女子の名前、子供の名字、子供の国籍を記入し、母親と父親がサインをするようになっている。太字で、『重要: 出産時にこのカードを持ってくる事!』とびっくりマーク付きで書いてあるから、やっぱり重要なのだ。
もしも名前が決まっていなかった場合はどうなるのか、非常に興味のあるテーマである。調べてみよう、、、って言っている前に、先ず名前考えなきゃね。。。

それにしても、昨晩パートナーに、『そろそろお産・入院セット、準備しておいた方がいいんじゃない?』と言われたばっかりだったので、とてもタイムリーな病院からの連絡でした。
これで、産院に連絡が行っている事も判明し、出産に向けて準備が出来そうです。

(注) 病院への名前の提出は、最悪出産後2日以内ならOKとの事。役所への出生届は生後3日以内という決まりの為。

2011年1月27日木曜日

初めての。。。

電話。
何がって、実はこれまで私は自分でドイツ語で電話をかけた事が無かったのだ。
(勿論、家族はこの中に入らない)

ドイツ語に関わらず、私は何を隠そう電話が苦手なのだ。英語だろうと日本語だろうと、関係無い。だから、大学時代も働き出してからも、会社から持たされた携帯電話を除いては、自分の携帯というものも持った事が無かった。

出来る事なら、直接出向いて話すか、メールで済ませようとする私。
でも、今日はどうしても電話をせねばならない状況になってしまったのだ。
大袈裟な、と言われればそれまでである。。。が、私には一大事。ドイツ語だから。。。

まあ、実際にいざTELをしてみると、用件は簡単な事だったので、ちゃんと問題無く通じて、目的も達成されたので、こんなに大袈裟に書くほどの事でもなかったのだが、、、
一応初○○の記念日、という事で、覚書。

2011年1月26日水曜日

アジア食材店 その②

先日やっと開拓始めたアジア食材店。
今週から新しい語学学校に通っている事もあり、その周辺でも何処か無いかと探してみたところ、恐らく Zürich では有名なのでは?と思われるアジア食材店発見。

New Asia Market
Zürich中央駅から歩こうと思えば歩ける距離だが、S-BahnならSelnau駅からの方が近い。またはトラムでのアクセスも可。
こちらもベトナム系中国人の経営で、日本の食材は少ないけど、タイ、ベトナム、中国あたりの食材が豊富。他の店に比べて、食器類も結構販売されている。
値段は他店に比べて若干安いものが多く、野菜等の種類も豊富。
Californiaでの中華食材店に慣れていた私には、ちょっと懐かしさを感じる部分もあったりする。

Feldstrasse 24, 8004 Zürich
月-金 : 09.00 - 18.30
土   : 09.00 - 17.00

偵察が主目的の私は、あまり買い物をせずに帰ってきたけど、何故か無性にPhoが
食べたくなって、Phoの食材を買って来てしまいました。邪道かとは思ったけど、Phoのスープの素を使って、手軽に自宅Pho完成!具はミントとライムだけでしたが、久々のPhoの味に感動~!

2011年1月24日月曜日

妊婦ダンスコース参加

先週ドクターストップも聞かずに参加した、妊婦体操コース(Bewegungskurse für Schwangere)。こちら、前回のZürich大学病院(UniversitätsSpital Zürich)で行われている体操コースの他に、ダンスコースがある。
このコースは、ベリーダンスの先生による、『東洋のダンス』を妊婦用にアレンジしたものという、これまでの私の嗜好とはちょっと違うもの。しかし、ダンスと聞いて、行かないわけには行かない!たとえHip HopやSalsaじゃなくても、ダンスはダンスである。

場所はZürichの外れのとあるダンススタジオにて。
偶然にも、私の住んでいるところからバスで6分という近さ。
早速夕方、バスでこちらのスタジオに行ってみました。

既にインストラクターとはメールでやり取り済み。
先生は数週間休暇で不在だった為、今日が今年最初のレッスンという事で、参加者も新しい登録者でスタート。 14名の登録があるとの事だったが、今日現れたのは3人。プラス、妊婦ではないけどベリーダンスを体験してみたいという人2名の計5名。
一人ドイツ語がNGな人がいた為、レッスンの大半は英語で。このあたりが、スイス及び大学病院のプログラムだという事を匂わせる。

60分のコースは、アイソレーションを中心にした動きと、軽いカーディオ。先日の体操コースよりも軽い動きだけど、コーディネーションを高めて、姿勢を正すのに良さそう。
何よりも、今の私の辞書に、『物足りない』というのは存在してはいけないので、
これでちょうど良いのでしょう。

コース終了後、参加者の一人とお話をする。まだ13週の妊婦さんで、つわりがちょっとひどいらしい。結構それでもお腹が目立っていたから、やはり日本人のお腹って小さいんだなあ、と改めて実感。(それでも人それぞれでしょうけどね)
帰りもバスで、と思っていたら、先生が、帰り道だから送ってくれると言う。まあ、なんて事かしら!ついでにお喋りも楽しめて、一石二鳥。

これからあと2ヶ月ちょっと、月曜日が楽しみになりました。

語学学校 C1コース

今日は待ちに待った、語学学校C1コースの初日。
初日とは言っても、他の生徒は既に2週間前にこのコースを始めているので、私は遅れての途中からの参加。ちょっと懸念していた通り、授業は先週配布した雑誌の記事からの宿題から始まったので、私はあまり参加できず。自己紹介も何も無いのは驚いたけど、まあここは皆語学を学びに来ているのだから、即本題に入るのは好印象でもある。

そんな感じで授業が淡々と進められていた中で、先生が突然、
『○○○、少し自己紹介を』
自己紹介の後、先生が質問。
『何歳ですか?』
何でドイツ人、この質問をよくするの??アメリカなら絶対ありえない。
この質問、そろそろ嫌いな歳になった私。。。。。でも嫌々ながらも答える私は、やっぱり日本人。。。
すかさず一人の女性が、
『子供は初めての子ですか?』
『はい』
すると彼女、目を大きく見開いて、『信じられない!』と言わんばかりの反応を見せた。
思わず、聞こうかと思ったよ、『何か問題でもありますか?』
こういう反応、嫌だな、と思う。
子供の有無、またタイミングというのはそれぞれにそれぞれの事情や思いがあっての事で、他人にどうこう言われたくはない。まあ、私も気にしなきゃいいんだけどね。。。

話がそれたが、このC1コース、今日は私を含めて6人。
3人がロシア語を話すらしく、大声でロシア語を話しまくるのがちょっと困りもの。。。あとは、母国で小児科医だったというアルマニア人女性に、19歳の中国人男性。

先生は、恐らくドイツ人だと思われる。
発音がとても分かりやすく、やはり私達を意識してゆっくりはっきり喋っている模様。
1日では何とも言えないが、悪くは無さそう。

使用する教科書は、簡単だという事で有名な(?)Hueberの『em neu 』。これまで使用したB2の教科書と比較しても、やはり簡単な気がした。
3時間中30分の休憩を含んで、授業は終了。
その後、PCを使ったSelf-StudyのProgramを利用しての1時間がコース料金に含まれているので、早速ラボへ。しかし、この日が初日のコースが多かった為に、先生の手が回らず、1時間待てと言われる有様。。。いったいこれって。。。結局は15分程度待ったら、来てくれたんだけど。
内容だが、C1ともなると、Self-StudyのProgramが殆ど無いらしい。。。
説明を聞いた後一通り見てみたけど、確かに時間の無駄と思えるプログラムしかない。
これに期待していただけに、相当がっかり。。。これだったら、この分の時間を実際の先生が教えてくれるMigro Klubschule の方がいいかなあ。

と、初日の授業はこんな感じ。

さて、とりあえずここで4週間やってみて、その後ここで続けるか、2月末にMigro Klubschuleへ再び移るか、考えようと思います。

2011年1月21日金曜日

妊婦体操コース参加

いよいよ待ちに待った、妊婦体操コース(Bewegungskurse für Schwangere)の日。Zürich大学病院(UniversitätsSpital Zürich)のプロジェクトの一環として開催されているもので、15週以降の妊婦が参加可能。もっと早くに始めていれば良かった!

少し早めに病院到着。地図を見ながら教室を探すが、、、さすがに総合病院、大きくて分かり辛く、何度か人に聞きながらやっと教室のある病棟を発見。どこの部屋かなあ、ときょろきょろしていると、女性が『この部屋よ!』と話しかけてくれた。

更衣室で着替えて部屋に入ると、 女性が一人。インストラクターでした。
早速挨拶をして、登録について話を聞いて、登録手続き。
この日は12人位が集合。
殆どが30週からプラスマイナス4週位で、スイスでは、やっぱり私のお腹は比較的小さいほうみたいなのが、驚き。
30分程の軽いカーディオ運動と、30分程のストレッチや呼吸法等の60分。
通常の私だったら、ちょっと物足りないけど、今は安静を言い渡されているので、
この位がちょうどいいかな。
その他、妊婦の体や出産時の体の事等についても、図解つきでの説明を交えながらの60分で、なかなか役立つコースでした。

参加者もみんな気さくそうな人で、帰りに何人かとお喋り。
中にはイタリア語のみ、英語のみしか出来ない人もいて、インストラクターはドイツ語とイタリア語でコースを進める。
私も久々に(?)英語を話したが、、、そろそろ英語の練習も必要かもしれない。気がつくとドイツ語の単語が出ちゃうんだよね。

このコース、月曜、金曜、土曜と大学病院内にて行われています。 この他にも、月曜に別の場所でダンスのコースも行われているそうで、こちらも来週早速行ってみます!

語学学校探し終了?

先週B2のドイツ語コースを終了し、今週はC1だ!と張り切っていた矢先に定員割れでキャンセルになったので、今週はその代わりの語学学校を探していた。
どこもかしこもC1コースは少なく、更にこのタイミングで始まるものというと更に少ない。
結局、来週コースが始まるという学校に、申し込みをした。
音沙汰が無いのでMailをすると、書類を郵送した旨連絡が来た。
更に、『11月のレベル分けテストの結果、B2のコースで登録しました』とある。そう、
ここは11月に迷った学校のうちのひとつ
 申し込んだのはC1なのに~!と、再びMail。『その後、B2のコースを別のところで受講して終了したのでC1を受講したい』
すると、あっさりと、『では、C1受講の為のテストを受けて下さい』と来た。。。
この反応は予測したものの、、、困った。私にB2終了の実力がある自信が実は無かった。。。でも、テストを受けない事にはC1の受講は出来ないし。。。かといって、受けたら絶対落ちそうだし。

そんな悩みを抱えながらも、テストの日が来てしまった。

浮かない足取りで学校へ。テストを受けに来た旨を話すと、受付に、『B2のコースの始まりが3日ずれたの、連絡行きましたね?』と言われる。『はい。でも、C1のテストを受けに来ました』と、C1のテスト用紙をもらう。

他に数人テストを受けていた人がいたが、どれも選択問題だった。私のテストは全て記述。まあ、C1だからね。。。 さて、肝心のテスト、さすがに確認をもって正解!と思えるものが少なかったけど、何とか全問回答。

提出して、採点結果を待つ事10分程度。
『○○さん?結果ですが、非常に良く出来ていますので、C1で大丈夫です』
まあ!思わぬ結果。
ただ、何故かコース開始が更に1週間後。。。それでは困るので、既に2週間前に始まったというコースに、来週から途中から参加する事にした。確かにみんな最初から一緒に始めた方が、やり易いだろうけど、今の私に1週間の時間はとても貴重なのだ。

という事で、色々迷ったり悩んだけど、無事にC1のコースが来週から始まります。

2011年1月20日木曜日

第4回 妊婦検診 (28週目、再検査)

定期健診では無いので、4回目と数えるのは邪道だけど、スイスで4度目の検診。
前回の検診で子宮頚管が短くなっていて、安静と投薬を命じられ、約1週間経過。
再検診に行って来ました。今回は、パートナーが同伴出来ず、私一人での診察。

いつもの通り、尿検査、体重・血圧・ヘモグロビン測定。
そして、診察。再び超音波での内診ですね。
結果。。。
子宮頚管の長さは結局前回と変わらず。
あの苦い薬もマグネシウムの増量も、運動禁止も、効いていないようです。

運動出来ないのは辛いんですけど。。。駄目ですか?
と恐る恐る聞くと、どんな運動がしたいのか問われる。
結果、散歩、ゆっくりの水泳はOK。走ったり、負荷のかかるものはNG。
妊婦体操コースは、、、と聞くと、止めた方がいいとは言われたものの、もう登録済みと言うと、少し様子を見る程度なら、との事。こちらではこうしたコースは結構費用がかかるので、それを考慮してのコメントかなあ、と思ったが、とりあえずOKと、理解。
なので、早速予定通り、妊婦体操コースに参加してこようと思いますが、体の声にはこれまで以上に敏感に反応しようと思います。

とりあえず、投薬その他を続けて、2週間後に再検査です。

2011年1月19日水曜日

アジア食材店

ドイツでは、結構便利な場所に沢山あった、アジア食材店。
スイスにも、無いわけが無い。でもこれまで見かけたのは、中央駅前の韓国食材店と移民局近くの日本食材店のみ。

日本に毎月行くような生活に終止符を打った今年は、食生活を充実させるには、アジアショップの発掘が重要。と、意気込んでいたわけでは無く、たまたま時間つぶしに歩いていたその日。アジアショップを発見。

Asiaway AG
Oerlikon の駅から歩ける距離で、日本の食材は少ないけど、タイ、ベトナム、中国あたりの食材が。 比較的広い店内で、ヴェトナムレストランが併設されていて、わりと賑わっている様子。メニューを見ると、あのPhoが!しかし、やっぱり20CHF!カリフォルニアのPhoがやっぱり懐かしいなあ。。。
Schwamendingenstrasse 10, 8050 Zürich
月-金 : 09.00 - 19.00
土   : 09.00 - 18.00

Asia Store
こちらは、OerlikonとZurichと2箇所あるらしく、どちらも駅から近い様子。私が行ったZurich店は、はっきり言って駅の構内(Halle Sihlquai)、一番角の隅にあり、小さな店舗だけど、白人のお客さんで賑わっていました。この日の私の目当ては、タイバジル。新鮮なのがありました。でも、原産国タイ。。。え?わざわざタイから空輸してるの??嘘でしょう。。。ここは、駅の構内なので、日曜祝日も営業!強い見方です(?)。
Konradstrasse 1, 8005 Zürich (←この住所を探すと、アパートに辿り着くので注意)
月-金 : 10.00 - 19.30
土   : 10.00 - 18.00
日・祝 : 11.00 - 17.00

Chiang Mai Thai Shop
こちらは、タイの食材、アイテム専門店。でも、多少日本食材やその他も扱っており、また料理も出している様です。値段は上記に比べると若干高め。でも、駅から直ぐ近いというのは魅力なのかもしれませんね。
Josefstrasse 13, 8005 Zürich
月   : 10.30 - 18.30
火-金 : 10.30 - 19.00
土   : 09.30 - 17.00

2011年1月18日火曜日

スイス料理、 Zürcher Geschnetzeltes

Geschnetzeltes (ゲシュネッツェルテスと読む?小さく切った肉の事)は、ドイツ語圏で食される料理で、基本は小さく切った子牛の肉のクリームソース煮。一緒にマッシュルームを入れる事が多い様だ。
今日のお昼ご飯は、Zürich風のGeschnetzeltes。
昨日スーパーでマッシュルームが安くなっていて、私はてっきり別の料理を思い浮かべて買ったのだけど、パートナーが、『おお、これは、Zürcher Geschnetzeltes に良さそうだねえ』と。珍しく食に関心を示している時には、彼の要望を聞いてあげよう、と今朝、足りないクリームを買いにスーパーへ。
これがドイツだったら、例の黄色の袋のインスタントソースを買いに行く事を勧められただろうけど、ここはスイス。全てScratchから作ってもクレームが出ないのが嬉しい。 
何をもってZürich風なのかは良く分からないけど、こんな風になりました。













子牛の代わりに、鶏肉を使用したので、ちょっとあっさり気味。
また、クリームの半分を牛乳に置き換え、肉よりもキノコメインとした、ヘルシー版。




普通スイスでは、これまたスイス料理のRösti というじゃが芋料理と一緒に食するのが慣わし。でも、ご飯にして、ここでもヘルシー嗜好。




私的には、可も無く不可も無く、という料理でしたが、パートナーは満足だった模様。やっぱりなんだかんだ言っても、彼はドイツ料理が好きなんだなあ。

2011年1月16日日曜日

遅れながらのお正月(?)

1月15日は、小正月。
だから、という訳ではないけど、我が家でもお正月らしく(?)お餅を頂きました。
まあ、『我が家でも』と言っても、食べるのは私だけなんだけどね。。。

今回のメニューは、磯辺餅。
熱々を食べたくて、つい写真は撮りそびれましたが、、、美味しかった!
前回、餡子餅、、、もといお善哉にした時は、お餅をグリルで焼いてみたが、いまいちだったので、今回はフライパンで焼いたら、とっても美味しく出来ました。

ちなみに、前回のお善哉はこちら。。。









本当は一番好きなお餅の食べ方、お雑煮なんですが。
作ってみようかな。

妊婦用サプリメント マグネシウム

妊娠22週に、婦人科医から処方されたビタミン剤が2種類。
① 総合ビタミン剤 50CHF
② マグネシウム 17CHF








妊娠発覚後、暫くしてからDrug Storeで購入した市販の葉酸入りビタミン剤をなるべく服用する様にしていたものの、そろそろ葉酸は要らないので、別のビタミンを取るように、という事だった。
何事も高いスイス、これらのビタミン剤も、高かった。。。

ビタミン剤を飲むと直ぐに効果を感じる、という人もいるが、私は全くその変化・効果は感じられない。きっと体に良いのだ、と自己暗示をかけるしかない。

が、ひとつだけ、初めて効果を感じたものがある。マグネシウム。
これは、お腹が張ったり、筋肉が張ったりするのを防止する為、という説明だったらしいのだけど、そちらの効果よりも、便秘に良く効いたのだ。
Webで調べると、確かに便秘対策にマグネシウムを処方される妊婦は多いらしい。

私は昔からひどい便秘症。
人の3倍くらい食べるのに、1週間以上お通じが無いって、どういうこと??と、自分でも他人にも不思議に思われたのだけど、とにかく酷かった。それでも腹痛とか不快感は一切無いので、ほったらかしにしてこれまで生きてきたものである。
胃の検査で飲むバリウムの後に下剤をもらえるが、それが効いた試しだってない。
これを飲んだ人は100%お通じが良くなる、と自信をもって薦められた知人の特製ジュースも、私にはただのジュース。
これまで試したものは結構あるけど、効果を感じたものなど、何一つ無かった。

それが!
マグネシウムのおかげだと思うのだけど、これを1日1錠、水に溶かして飲む様にして以来、お通じがほぼ毎日!これには驚いた。
20錠入りで17CHF、1日80円弱のものだけど、これは素晴らしい。
良いものを発見しました。これは出産後も続けたいサプリメントです。

2011年1月15日土曜日

幸運を呼ぶアイテム

近頃妊婦日記になりつつあるので、たまには別の話題を。

日本でも、幸運を呼ぶアイテムというものがありますが、論理的な事が大好きなドイツ人たちにも、幸運を呼ぶ神頼みアイテム(?)があります。
新年に向けて、よく目にするのは、豚。
中国でも、豚は縁起物。特に60年に一度の金の豚の年は、最高に縁起の良い年、というのを聞いた事があります。
ドイツの豚は、ピンク。よくマジパンで作られた豚が、ミニギフト用に売られています。

年末に、友人宅を訪ねた私達。友人が、こんなものをくれました。



















四葉のクローバーのポットです。
見事に全て四葉のクローバー。人工栽培だろうから当然なんだろうけど(と夢の無い私)、嬉しいものです。
こうした小さな贈り物が上手に出来る人、素敵だなあと常々思います。

ちなみに、これと同じものが、新年早々に行ったレストランのテーブルにも飾られていました。

語学学校 B2終了

4週間の語学学校が終了。
途中3週間のクリスマス休暇があった為、2ヶ月近くかかってしまったけど、
結構あっという間でした。
女性ばかり12人プラス女性の先生という構成で、私以外は皆欧州の人。
残念ながら、仲良くなった人というのは出来ず仕舞い。
ここから上のクラスに進むだった人は1名のみ。その他は5月にあるB2のドイツ語試験を受ける為、それに向けて自主学習、試験対策クラスを受講するとの事。

私もこのB2の試験を受けようかと思っているが、5月、、、出産1ヶ月後。
厳しそうである。

ともかく、B2が終了したからといって、B2のレベルに達しているとは限らない。
なので、次のコースに進むか否か、相当迷ったのだが、進まなければ、他の選択肢が無いという事もあり、あと2ヵ月半しか学校に通えない私としては、勇気を持って(?)、次のコースに進む事にしたところ、この上級コースの登録者がわずか4名の為、
残念ながらコースは不成立。

色々な語学学校をこれまで見てきたが、共通する事は、どれも先生とクラスメイト次第、という事。
知名度等は、あまり関係ないと思う。実際、世界で恐らく一番有名な権威あるG学校は、私の中の評価はかなり下。たまたま先生とクラスメイトについてなかった、だけなのだけど、結局それが私の評価になってしまった。

今回のMigro Klubschule、第一印象は余り良くなかった。理由:
  • 先生の声が聞きづらかった。声が小さく、少しスイス訛が入っていた。
  • クラスメイトの発言の声が、更に小さく分かりづらかった。
  • どうでも良い事をよく喋る生徒が2人程。。。
  • 授業での練習問題に時間を取り過ぎ(早く終わりがちな私は暇だった)
  • 習う文法は既に習得済みのものばかりだった。
でも、結果として、このクラスを取ってみて良かったと思う。
先生は文法の知識はかなりあると思われ、質問にはいつも的確に回答。作文の添削もしてくれた。ただ、私の問題点は主に語彙力の無さの為、こればかりは授業で教わっても暗記作業が伴うので、やっぱり最終的には自分の頑張り次第、ってなっちゃうんだろうね。

これまで、週単位で休んでしまう事があった上に、A1→B1→B2→B1→B2 と、段階を得ない受講をしてきてしまったので、ところどころ抜けの多い私。でも、今更A2をとってみたり、B2の最初のクラスをとってみるのもどうかと思う。
色々な反省点もあるものの、B2 コース、一応卒業です。
修了証書も、頂きました。

2011年1月14日金曜日

第3回 妊婦検診 (27週)

スイスで3度目の定期検診。
この日は糖尿病の検査(Zukertest)がある為、前日夜8時から断食。
ま、断食と呼べる程長い時間ではありませんね。

数日前に知ったのですが、スイスでは妊娠1週から数える為、日本よりも週の進みが
1週間早い様です。従い、スイス式では私は28週後半、もう少しで29週。

3回目の検診の糖尿病テスト、正確な値を出すには27週頃迄に実施せねばならない、との説明を受けていたが、どうりで、『今回のタイミングでは遅すぎるかも、、、』
と医師が前回悩んでいた訳だ、と納得。

いつものとおり、尿検査、体重・血圧・ヘモグロビン測定。その後採血し、砂糖水を飲ませられると思っていたものの、特に何の指示も無し。
暫くして医師が登場、診察室へ。
『糖尿病の問題はありません』
え?、、、いつの間にテスト終了していたの??
ヘモグロビン測定の際に、同時に糖尿を調べたらしい。という事は恐らく、これで数値が悪いと、加糖負荷テスト、となるのでしょう。

今回は初めての内診及び中からの超音波検査。
特に問題は無いだろう、と思っていると、医師から思わぬ発言が。
子宮頚管が短いとの事。
よく子宮収縮を感じるか問われ、お腹が1日2回位張る程度で、痛みも無ければ収縮は感じない、と伝えたが、医師はちょっと不安な様子。
子宮頚管が短いと、早産になりやすいとの事。極端に短い場合は、即入院、絶対安静、となるとの事だけど、私の場合は、ちょうどぎりぎり位、との事。

対策として、マグネシウムを1日2回服用する事、スポーツは禁止(!!)安静にする事、 そしてBryophyllum という薬を処方され、4時間おきの服用を指示される。
Bryophyllum はハーブ系の薬で、早産防止に良く使用されるらしい。
(帰宅後、早速飲んでみたが、、、苦い!まずい!)

その他は、再度性別を確認し、胎児の大きさ等を測定。
現在約1200g、37cm との事。ごく平均値、だそう。

また今回は、産院への登録をせねばならないとの事で、病院の選択を問われる。結局私達は、UniversitätsSpital にする事にしました。医師から直接病院に連絡が行くとの事です。

最後に再び問診の後、やはり少し気になるので30分ばかり時間があるか、問われる。別室に通され、お腹に2個のパッドをつけ、胎児の心音と陣痛を調べるテストを40分程行った。
結果、陣痛の様子は見られないとの事。ただ、子宮頚管は日によって状態が変わる事も多い為、来週再度診察する事に。

いやはや、思いがけない結果になってしまった。
やっと昨日、UniversitätsSpital 担当者と連絡が取れ、Fitness Program の詳細を聞いて、来週から!と意気込んでいたのに。。。

ともあれ、なるべく安静を心がけ、来週の検診では異常なし、スポーツOK!となる事を願うのみ。

2011年1月12日水曜日

語学学校、キャンセル

来週から始まる筈だった、C1のクラス。
登録者数が最低人数に満たない為、キャンセルとなる事が決定してしまいました。
現在の登録者、4名。プラス仮押さえの私1名で、5名。最低8名が必要という事で、
1週間を切った昨日、その決断が下された、との事。
どうしようか迷っていたものの、いざキャンセルとなると、何だか
『どうして!』と騒ぎたくなる。

とりあえず、予定していたC1のテストを受けては来たものの、実際問題、どうしたらよいものか、悩む。
とにかく私に与えられたあと3ヶ月弱のタイムリミット。。。

以前迷っていた、もうひとつの学校に申し込むか、B2のコース(教科書が違うB2のコース)を再履修するか。。。他にも語学学校が無いか、再度Webで調べるが、何処もかしこも、Cレベルのクラスは非常に少ない。それだけ需要が無い、という事なのか。この瞬間、ドイツが懐かしく思われた。ドイツだったら、もっと選択肢あるんだろうになあ。

B2のコースはあと2日で終了。
時間を無駄にしない為にも、来週からどうするか、早く決めねば。

2011年1月11日火曜日

UniversitätsSpital 説明会

病院自体は一度見に行った事はあるものの、今晩は説明会(Informationsabend)という事で、パートナーと行ってきました。
本当はもっと早くに行きたかったところですが、説明会は月1度の火曜日の為、平日単身赴任中の(?)彼が参加出来ない、という理由でこちらも延ばし延ばしになっていました。でも今週は家から仕事をする事にしたとの事で、参加が実現。

開始は午後7時から9時迄の2時間。事前申し込み不要。
会場は病院内の大きな講堂。
この日訪れた人達は約30組位はいたでしょうか。どこも2人で参加するのが基本みたいですが、女性だけ、または男性だけ、の参加者も、子連れの参加者もいました。

心配していたドイツ語は、最初からドイツのドイツ語。ありがたや。
病院柄、恐らく私達の様なスイス人以外の人やドイツ人が多いのでしょう。
後の質問コーナーでも、比較的多くのドイツのドイツ語が質疑者使われていました。

医師、出産を介助する助産師、出産後の介助をする助産師の3人がそれぞれ説明。
スライドを使用しての、出産までの流れ、出産の部屋や入院の部屋、出産スタイルやパートナーの役割等の説明が約1時間程、その後質疑応答。
最初は暫く女性の質問ばかりでしたが、突然我がパートナーが手を上げて質問。
その後、男性質問者も多く現れ、密かに『でかしたぞ!』とパートナーを褒める私。
質問が全て終わった後も、個別に質問したい人の為に、残って質問を受け付けてくれました。
聞いていると、やはりドイツ語が苦手な人もいるようで、英語やフランス語での質問者もあり、それに応じて助産師たちは英語やフランス語でも回答していました。やはりここはスイス、更に大学病院。言語の心配は無用の様です。

特に目新しい情報は無かったのですが、記録迄に:
  • 出産後の入院は通常出産で4-5日、帝王切開で5-7日。
    (保険では通常5日迄、帝王切開7日迄支払われる)
  • 出産部屋は8部屋。内水中出産設備が2部屋。
  • 出産の立会いはMax 2人迄。
  • 助産師の数は計40名。
  • 入院部屋は、通常保険では3人部屋。Semi-Privateで2人部屋、Privateで1人部屋。
    (1人部屋を自費で希望する場合の費用は、個別にTELで要質問)
  • 新生児は母親と基本同室。
  • 小児科が同病院・同建物内にある(Tremliは別棟にあった)。
  • 陰部切開は極力避けるのがPolicy。
  • ホメオパシーや針師も在中。
  • 胎盤をどうしたいか、考えておくように。
基本的には、何を希望するか、事前に助産師と良く話し合う場を設け、それぞれの出産方法を出来る範囲でカスタマイズしていく、というのは、どの病院も同じ様です。

最後に記した胎盤の件、驚きました。日本では産後の回復を早める為に、胎盤を食べるという話を聞いた事があります。説明では、研究用に寄贈する、病院で処分してもらう、持ち帰る(植木の肥にする)等の例があげられていましたが、『食べる』という選択肢は、きっと思いつかないだろうなあ。

大型病院の大学病院か、小型病院か、未だ決定していませんが、出産前3ヶ月。
そろそろ決めねばなりません。

2011年1月9日日曜日

助産師(Hebamme)探し

スイスでは、医師の他に、助産師(Hebamme)を自分で探さねばならない。
この助産師が出産、産前・産後において、非常に重要な役割を持っているらしく、出産もよほどの事が無い場合には医師が立ち会わないケースも多いらしい。例の出産準備コース等も、助産師が行う。

とりあえず今のところ経過順調だし、産前のケアは要らないかもしれないが、産後の相談相手として助産師を見つけておく事に越した事は無い。という事で、早速Websiteで助産師を探してみる事に。
使用したサイトは、以前産院訪問の時に教わった、『Hebammensuche.ch (文字通り、助産師探し)』。
産前、出産、産後、母乳指導等、何のサービスが必要かを選択し、更に言語の選択も出来る。流石に日本語というのは無いが、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語等選べる。一応私はドイツ語と英語両方出来る人、という事で探してみた。


一応簡単なプロフィールが見れるものの、これだけでどの人が良いかを選ぶのは至難の業。頼りは写真から得られる印象。履歴書に張る写真も、実は結構重要だったのかもしれない、と今更ながらに思う。

人によっては、何人かの助産師に連絡を取り、インタビューを行い、どの助産師にするか決める、という。確かに婦人科でもらった冊子にも、助産師選択の際の質問項目リスト(どんな点に注意するか)等が書いてあった。

そんな事をして、一人の助産師を選び、早速E-Mailを送ってみた。ドイツ語と英語との併記で。
すると、スイスらしからぬ(失礼!)速さ、夕方に出してその夜に既に返事が。
返事はメールよりも電話で話しましょう、という事だった。。。
私は、電話が苦手なのだ。日本語でも英語でも、苦手なものは苦手なのだが、ドイツ語だともっと駄目。。。しかし、こんなところで弱気になってはいけない。『では日曜日に電話します』と返事をうった。

そして、その日曜日。
どきどきしながら電話をすると、、、留守電。スイスのドイツ語での応答メッセージ、さっぱり分かりません!パートナーが、電話を取って代わりにメッセージを残してくれた。

そして1時間後、彼の携帯が鳴る。
助産師さんからのTELだった。彼が話をしてくれたものの、助産師さんとしても、実際の妊婦と話がしたいのだろう。結局私が出る羽目に ことになる。
3、4言、ドイツ語で話をしたのだが、『英語の方がいいですか?』と聞いてくれたので、思わず『はい、是非!』
情けない、、、
イギリス英語の上手な助産師さんに、スイスの語学レベルの高さを思い知らされる。たいしたものだ。ちなみに彼女は他にフランス語とイタリア語も出来るらしい。

本当に必要事項しか話さなかったし、特に質問らしき質問も無い為、決め手になるものは無いのだけど、とりあえず感じが良かったし、英語も問題が無さそうなので、彼女にお願いしようかなと思う。

2011年1月8日土曜日

出産準備クラスの登録

2週間ちょっとの休暇を終え帰宅すると、郵便受けに病院から手紙が来ていた。
出産準備クラス(Geburtsvorbereitungskurs)の予約確認通知(及び請求書)。

出産準備コースは、産院の他に、助産師(Hebamme)が開講しているものもある。でも私は出来る事なら実際に産む病院でのコースに参加したい。未だ産院を決定してはいないものの、何となく私達の間では、大学病院かな、という雰囲気が出来ている。

この大学病院の場合、準備コースには3種類あり:
① 通常の平日夕方コース(週1回、計4回) 1組につき300CHF
② 週末集中コース (1週末、計2回) 1組につき420CHF
③ 英語での週末集中コース(1週末、計2回) 1組につき420CHF


結構早いうちから何度かWebsiteで日程を調査していたところ、2011年度の週末コースが3月以降しか開講されていない事に気付く。要は、1、2月のコースは既に予約満員御礼、という事。
私の予定日は4月早々。
気がつくと、既に英語のコースは3月も満員。仕事とMBAの二足の草鞋生活のパートナーのスケジュールが読めないのと、産院を未だ決めかねている事から、もたもたしていたら(?)こんな事態になってしまった。

結局慌てて②のコースに申し込んだ。
一昨日Webを見たところ、②も3月上旬のコースは既に満員御礼だったから、滑り込みセーフだった、という事。

コースがドイツのドイツ語(Hochdeutsche)で行われる事を願いつつ、2ヵ月後、楽しみです!

2011年1月7日金曜日

スイスの妊婦定期健診 予定表

スイスではドイツ同様、定期健診の医療機関と出産の医療機関が異なる事が一般的。
妊婦の定期健診に関しては、Home Doctor を通さずに医療機関を決める事が出来るとの事で、私も引っ越した町の婦人科を調べて直接コンタクトをとった。

医師によって、方針は色々異なるとは思うが、一例として、私の通う婦人科での定期健診について、記しておこうと思う。

検診は全部で9回
という事は、いわゆる基本保険では全てまかなわれない、という事だ。

検診の度に行われるものは、血圧検査、体重測定、尿検査、ヘモグロビン検査。これらはアシスタントが医師による検診の前に手際良く行ってくれる。ちなみに体重測定は靴も服も履いたまま、着たままだから、常に変動が大きい様だ。

1回目の検診 7、8週目
超音波検査(胎児の心音確認、予定日の確認等)、血液検査(血液型、風疹抗体、水疱瘡抗体、肝炎抗体・抗原、HIV、子宮頸癌検査、トキソプラズマ抗体)

2回目の検診 13週目
超音波検査(染色体異常の確率測定)
パートナーを連れてくる様、注意事項に書かれている。また、母子手帳(Mutterschaftspass)の交付

3回目の検診 17週目
胎児の心音確認
産院について、出産準備コースについての説明

4回目の検診 22週目
超音波検査(胎児の心音、臓器、脊髄等確認)

5回目の検診 27週目
妊娠糖尿病検査 、内診、組織検査、超音波検査

6回目の検診 30-32週目
超音波検査

7回目の検診 35週目
経過確認

8回目の検診 38週目
経過確認
内診、超音波検査

9回目の検診
ノンストレステスト

事前にこうした予定が知らされるのは助かる。
ただ、ちょっと気になるのは、超音波検査の多さ。保険でカバーされるのは2回まで。
ここでは6回の超音波検査が予定されている。という事は、4回は自費。

ちなみに、超音波検査にいくらかかるのか?
日本では、4D カラーでもっても、自治体の補助券6000円分位ので、超音波を含む一般検診は賄えていたから、せいぜい 4000円とかその程度なのでは?
しかし、ここはスイス。
先日、2回分の検診の請求書が送られてきたので、見てみると、、、約140CHF。
という事は、4回自費で560CHF払わねばならない、という事。
これ、保険でカバーされないから、という理由で拒否できるのでしょうかね。
勿論、赤ちゃんが動く様子が見れるのは楽しいけど、その為に140CHFって、映画の何倍も高い!
えっ?ケチ?
でもねえ、、、、、
この点、日本の定期健診は羨ましい位に安い(= 国の補助も含めて)。
えっ?その分給料高いんでしょう、って?私、今働いていませんからねえ。

ちなみに、私は最初の検診が既に15週位で、2度目が21週だったので、全部で検診は7回、保険の範囲になりますね。

2011年1月6日木曜日

スイスの健康保険 ② (妊娠に関して)

前回、簡単なスイスの保険システムについて書いたのですが、今回は妊娠について。
基本保険(Grundversicherung)でカバーされる内容は以下の通り:
  1. 妊婦定期健診(Schwangerschaftskontrollen)
    妊娠期間中7回の定期健診、2回の超音波検査
    リスク妊娠の場合は、超音波検査は必要回数分がカバーされるらしいが、
    何がリスク妊娠かは?
  2. 出産準備コース (Geburtsvorbereitungskurs) 
    全額ではなく、100CHFの補助。
  3. 指定病院での分娩・出産 産後の入院は通常分娩で最高10日迄負担。
  4. 産後の検診 1回分
  5. 助産師(Hebamme)による授乳指導 3回迄
これ以外に、産後の回復コース等の費用や医師・病院の選択自由、2回以上の超音波検診等をカバーする為には、追加保険(Zusetzversicherung)への加入が必要。

今回、私は基本保険のみの適用なので、極めてベーシック。
でも、特別な事は必要だと思わないし、この範囲で十分だと思うので、とりあえず
問題ありませんね。

スイスの健康保険 ① (妊娠に関して)

スイスでは、健康保険への加入が国民に義務付けられています。もっと正確に言えば、国籍に関係なく、全てのスイス居住者が対象。ドイツも実はそうかと思っていたら、高額所得者等は任意の場合があるとの事なので、若干異なる様です。(もっと正しく言うと、スイスでも例外はあり、例えばEU国籍でEU国で保険に入っている場合、等、ありますが)
この強制保険は、基本保険(Grundversicherung)と呼ばれ、各自が政府の認可を受ける民間保険会社(Krankenkasse)と契約するもので、年齢や病歴に関わらず、申し込みがあった場合、保険会社は受け付けねばならない。この基本保険、歯科治療については適用されない(!)
対して、任意加入である追加保険(Zusatzversicherung)もあり、基本保険でカバーされないものを保障する。

保険料は、保険会社によって異なり、これらは勤めている場合でも会社の負担義務は無い(ドイツは有り)。被保険者は、年間自己負担額(Franchise)を決め、年間でこの額を超える分の1割を負担する。保険料はFranchiseの額によって異なり、例えばFranchise 2000CHFの場合と300CHFの場合と比較すると、月々の保険料は、当然2000CHFのFranchiseの方が安くなる、という仕組み。

これまで病気には縁が無く、健康に自信がある私は、FranchiseはほぼMaximumに近く設定してある。なので、これからかかるであろう治療の類は、きっと全部自己負担になるような気がする。
スイスで保険に入る必要が出てきた時に、既に妊娠が分かっていた私は、このFranchiseを出来るだけ低くした方が、、、と一瞬思ったのだが、ここで重要なのは、妊娠に関する費用は、Franchiseの適用とならない、という事実。日本では病気ではないので全て自己負担、の妊娠は、ここでは病気ではないので、自己負担の適用外で全てカバー、という事なのだ。

ただ、保険会社によっては、妊娠への保険適用は、加入してから12ヶ月以降より、という規定があるものもあったりするらしく、この点については、何度も保険会社と確認をしながら契約をした私達。
(ちなみにドイツの保険は、妊娠が発覚した時点で既に保険に加入していれば保険適用だった)

と書くと、スイスの保険システムは素晴らしい、と思うかもしれないが、月々の保険料が日本とは比べ物にならない位、とてもとてもお高い事を忘れてはならない。ついでに、保険が無かった場合の医療費も、日本とは比べ物にならない程お高い事も。

ちなみに、任意の追加保険も加入した私。
但し、これは加入後12ヶ月以降の妊娠が対象となる為、今回の妊娠には適用されない。彼曰く、2人目の為。。。。