2011年3月31日木曜日

妊娠中のトラブル 痔

いやはや、お恥ずかしいネタではあるが、私も例にもれませんでした。
日本人の7割はこのトラブルを抱えるというので、恥ずかしがる事は無い、とは言われるものの、『切迫早産なの!』という情報は溢れていても、『痔なの!』という情報は、意外に少ないのだ。

妊娠中、特に後半には、腹圧が強まる事から、痔になり易いという。
しかし(?)、私が変化を感じたのは、完全に横になって安静生活を送っていた入院中。横になっていれば、腹圧もかからないだろうし、この時に症状が出るというのはどんなものなのか、と。
勝手に考えた原因:
私にとっては普通の便秘。たかが2日お通じが無い位で、看護士・助産師達は大騒ぎになり、色々な便秘対策法を私に実践させようとした。この肉体的・精神的ストレスが引き起こしたに違いない!

入院中に勇気を出して、医者に相談したが、『よくある事よ、心配ないわ』で終わってしまった。。。
退院後、症状は悪化している模様。
定期健診の際に相談すると、これまた『よくある事。出産後には治るわよ』だそうで。。。
Webで検索すると、妊娠中から治しておく事が望まれる、とあるが、こちらの医師曰く、『今から薬を使っておいても、産後に治りが良くなるかというと、全く関係ない。痛みや痒みが無いのなら、特に薬を使う必要も無い。』
一応診察してあげようか?というので、、、30秒くらい悩んだ末、診察してもらい、一応処方箋を書いてくれた。産後にこの為だけにホームドクター(Hausarzt)を探して診察を受けるのもなあ、と思ったので。

でも、今から薬を使っても意味がないなら、と放っておいたのだが、いずれ必要になるだろうと、念の為、薬局で薬を買ってきた。
それがこちら。

切迫早産で使用された、血圧の薬(Adalat)もそうだったけど、取扱説明書を読むと、『妊娠中・授乳中の使用は駄目』と書かれている。。。まあ、大丈夫だから処方されているんでしょうけど。。。

という事で、買ってきた薬を横目に、これ以上悪化しない事を祈る私でありました。

2011年3月30日水曜日

バジルの芽

先週プランターに蒔いた種
昨日、小さな芽が出ているのを発見!
てっきり2週間はかかると思っていたので、6日という短さに驚いた。

種から何かを育てる事って、考えてみれば、小学生の頃の朝顔、向日葵の栽培以来ではなかろうか。いや、Californiaでもハーブの種を植えたが、出張で空けている間に枯らしてしまい育たなかった、というエピソードはあったな、うん。



1度大きく成長すれば、数日水を切らしても何とかなるのだが、小さい芽の段階ではちょっと水遣りを怠ると直ぐに枯れてしまう。
人間もそうなのだろうな、なんて考えた。私は1週間位食べなくても生き延びる事は出来るが(← 実証済み)、赤ちゃんは常に誰かに守ってもらわねば生きられない。



ハーブの芽と赤ちゃんを比べるなんて!とお叱りをうけそうだけど、こうした事にこれまでと違う思いが沸いて来る、というのは、やはりお腹の赤ちゃんのせいなのだと思う。

38週+2、予定日迄12日。いつ対面出来るでしょうか。

2011年3月29日火曜日

シナモンレーズンベーグル

数日前のスコーンと言い、アメリカの朝食が何故かブームになっている。
臨月になって初めて発症したつわり?

今日はやけに早く目が覚めてしまい、いい機会なので、先日作りたかったベーグルを焼く事に。レシピ通り、8個のベーグルを焼こうと思ったが、粉を切らしてしまったので、半分の4個。使う労力は同じだから、沢山焼いておきたいのだが、仕方が無い。

材料はとてもシンプル。
一応強力粉を使う事になっているのだが、ここスイスでは、薄力粉と強力粉の区別が無い。従い、前回も活躍した(?)普通の全粒粉を使用。その分、念入りに捏ねてみる。気がついたが、この捏ねる作業、意外と腹筋を使う。まあ、もう生まれてもいいし、と何だかんだと1時間近く捏ねてしまった。。。

ベーグルで面白いのは、茹でるプロセス。
少し前に、ベーグルは茹でるもので焼くものでは無いと勘違いしていた時期もあったが、茹でてから焼くんですね。
見た目を美しく仕上げる為に、表面に卵白だったり色々塗る事もある様ですが、これは自宅用。そのまま一気に焼き上げました。









カリフォルニアに住んでいたら、絶対作らないとは思うけど、ここスイスでこの味に出会えるのなら、多少の労力を使う価値あり。

焼き立てを早速頂きました。
計画性の無い私は、クリームチーズを切らしていたので、マスカポーネチーズで代用させて頂きました。う~ん、California の味!(注: 私のレシピ、NY スタイルではございません)

2011年3月28日月曜日

いつ来る、陣痛? (37週+6)

陣痛らしきものを初めて感じた約1週間前。
その後、特にひどい陣痛を感じなかったが、今日は再び陣痛。実際のお産に繋がらない場合は、前駆陣痛と呼ぶらしいが、それはさておき、 夜8時半頃から頻繁な痛みが。記録すると、短い時は7-10分間隔、でも30分間隔の時もある。更に1度の痛みが、1分なんてものではなく5分位続く。
病院への連絡は規則的10分間隔、が基本。なので、うなりながら治まるのを待つ。パートナーは心配して、病院へTELをすると言うが、明らかに上記法則に則していないので、と宥める。

それにしても、陣痛ってどんなものなのか、ちゃんと病院に行くタイミングが分かるものなのか、ちょっと不安ではある。Webで『陣痛の痛みとは?』等調べてみるが、どれも大抵上記のアドバイス。経験者に聞くも、答えは同じ。破水すれば簡単に判断がつくけど、陣痛で見分けるのは、痛みに鈍感な私には難しそうな気もする。
『最初は生理痛の様な痛み』 と言うのは、当たっているかもしれない。
ちなみに、私の場合、膀胱がいっぱいの時にも痛みが強まる様だ。その証拠に(?)、痛みをこらえながらトイレに行ってみると、何となく痛みが弱まる。

結局この痛みは、夜中1時半頃迄繰り返され、その後私は眠りにつく。
『陣痛だったら眠れない』というから、やはりまだまだなのね。

ちなみにこの日は、パートナーと一緒に川辺を90分程散歩した。途中お腹が張って、終わり頃には結構な痛みを感じたが、やっぱり散歩するとお産が進むのだろう。
でも、これだけ歩いても無事という事は、切迫早産の入院・安静、必要だったのかしら、、、なんても考えてしまう。

予定日迄あと2週間。
今となっては予定日を気にしているのは私だけみたいだけど。。。

2011年3月26日土曜日

自転車 フリーマーケット (Velobörse)

ドイツに引っ越した時から欲しいものがあった。自転車。
じゃあ買えばいいじゃない、と言うのはごもっとも。アメリカでは何故か4台も自転車を保有していた私が、ドイツでは1台も自転車を買う事が出来なかった。それは、『すぐに引っ越すんだから!置く場所も無い。とりあえずはレンタル自転車にしよう』というパートナーの強い主張のせい。
ドイツの主要都市には、『Call-A-Bike』という、DBがOfferする自転車の乗り捨てレンタルシステムがある。 確かに便利ではあるが、登録をして、使用する前後に逐一電話をしなければならず、Prepaid の携帯電話を使っていた私には毎日使うにはちょっと面倒なシステムでもあったのだ。

と、話がそれたが、だからスイスに引っ越して欲しいものの1つはもちろん、自転車。
しかし。
高いぞ、スイス!
全てが高いスイス、自転車も例外では無く、見かける自転車は軽く1000CHFを超えている。普通の自転車なのに。。。日本だったら1万円しないぞ、と思いながら、どうしようかなあと考えていた矢先に、飛び込んできたのは、自転車のフリーマーケット (Velobörse) の宣伝。しかも、私の住む町にあっていつも見かけた自転車屋が会場。早速行って来ました。歩いて。

この店では、年に2回、3月と9月に行われるVelobörse。
売主は朝8:30~11:30の間に、自転車を持って登録に行く。登録料は5CHF。
売値は自由に決める事が出来るが、この自転車屋さんにAdviceをもらう事も可能。
売れた場合、店には10%のコミッションを支払う。
登録者は、販売時間終了の16:00に、代金又は売れ残った自転車を回収に行く。
買いたい人は、9:00~16:00の販売時間に現物を物色して購入。購入は現金のみ。

私の予算は。。。せいぜい200CHFかなあ。だって中古だし、スポーツに使いたいわけでは無く、通勤・通学・買物といった用途に使いたいもの。
で、結局どうなったかというと、、、残念ながら良いもの見つからず。
ATMによって200CHF、ちゃんと握り締めていったのだけど。。。


Webで見ると、あちこちで中古自転車を売っている様だから、気長に足を運んでみるか。まあ、赤ちゃん生まれたら、自転車に乗る機会も少ないだろうしね。

2011年3月25日金曜日

低カロリー レーズンスコーン

スコーンブーム到来。
本当は実はベーグルを焼くつもりだったのだが、食べたい時にすぐ出来るのは、
という事でスコーンに軍配。今日の朝食の為に、と早速スコーン作成。

今回は、低カロリーバージョン。
本来スコーンと言えば、たっぷりのバターが欠かせないのだが、そのバターを大胆にも(?)チーズで代用しようという試み。更にちょっとヘルシー志向で、普通の小麦粉では無く、全粒粉を使用。
そもそもスイスには、薄力粉・強力粉の区分がないらしい。いわゆる小麦粉なるものは、薄力粉と強力粉のミックスらしい。だからこの全粒粉も、きっとこれらのミックスなんだろうと解釈。

今回、初めてオーブンセッティングを送風付きにしてみる。これだと通常より温度を約20度下げてもOKとの事で、節電にもなる。
出来上がりはこちら。

味は、甘さが足りなかったかな。でも、レーズンの甘みがあるので、私には合格点。
前回の抹茶スコーンよりも粉っぽさが消えた気がする。卵がL玉だったから??
今朝も3個、食べちゃいました。

2011年3月24日木曜日

第7回 妊婦検診 (37週目)

早くも退院後2度目の妊婦検診。正確には、37週+3日。
もう早産の危機は無い為、普通の患者さんと同じように普通の検診。
パートナーは既に休暇に入っている為、今回も同行。

いつもの通り、尿検査、体重・ヘモグロビン・血圧測定。
そして診察室へ。遂に正産期迄持った、と先生もご満悦。
超音波で赤ちゃんの成長を確認。
推定体重、なんと、2週間前の前回から約1KG増の3200g、身長47.5cm。遂に、平均を上回り始めてしまった。。。まあ、半分ドイツ人だから、多少大きいのは仕方が無いのだろうが、あまり大きくならないで欲しい。。。出産が大変そうだし。。。
ちなみに私の体重は変化無し。(←通常、最後の1ヶ月は体重がぐんとUpするらしく、驚かれた)

それから初めての内診。子宮口の開き具合を確認。
すると、、、子宮口は十分柔らかいし赤ちゃんの頭も触れるし、いつ生まれてもおかしく無い。もしかすると今週末生まれちゃうかも。未だ然程陣痛が無いというのが、ちょっと信じられないという感じで、何度も『まあまあ、○○さんったら。。。』と言われる。
トイレに行っている時にいきなり出てきてしまう、という事は無いとは思われるが、陣痛が定期的に30分おきになったら、直ぐ病院に行った方が良い、と言われる。通常、5分間隔になったら、と言うのに。。。それだけ特殊なのでしょうか。
今のうちに、夫との2人の時間を楽しむようにとも言われる。お食事に行ったり、映画に行ったり。エステに行ったりするのも悪くない、と。調子にのって(?)『学校行ってもいいですか?』と聞いたら、即座にNG。。。。。
最後に、母子手帳用の検査記録のコピーをもらう。ちょっと笑われたが、あまり要求する人はいないのだろうか。一応記録、残しておきたいよね。超音波写真は、赤ちゃんが大きすぎるからもういい写真は取れないけど、、と言うので、結構ですと言っておいた。確かに、単なる丸の写真をもらってもね。。日本の3D・4Dがちょっとだけ羨ましい。

一応次回の予約を入れる。2週間後。未だ予定日前だが、きっとそれ迄には生まれているだろう、と私以外の誰もが思っている様だ。

夕方、パートナーが、『散歩に行こう!』と言い出す。
今日は病院迄往復歩いたし、と断ったが、もしかすると今日が最後のチャンスになるかも。。。と思い、重いお腹腰を上げて、裏の山に散歩に。やはり途中途中お腹が張ったり、痛くなったりだったが、無事に散歩終了。お腹ばかりか、腰と股関節も痛くなって、暫くベッドに横たわる私。情けない、、、しかし、この2ヶ月寝たきりだったんだから、当然だと言い聞かせる。

気がつけば3月も後半。予定日迄あと18日。

2011年3月23日水曜日

プランター菜園

連日暖かい日が続き、すっかり春の到来を感じる今日この頃。
安静生活も解除されたし、という事で、今日はプランターに種を蒔く事にした。
昨日、天気の良さに背中を押されて、パートナーがBBQ用のテーブルや椅子等を買いに行った際、プランターと水差し、土、バジルとパセリの種を買って来てくれた。

ドイツでも、植木鉢での紫蘇栽培を試みたが、種が古かったせいか、発芽に扱きつけたのは僅か1つ。双葉迄成長(?)したものの、長い日本滞在や引越しの最中に、枯らしてしまった、という悲しい歴史がある。
今回、この古い種を使うべきか、ちょっと迷ったが、新しく入手する術も無く、一か八かで植えてみる事に。


今回、プランターは2つ。
1つには、バジルとパセリ、もう1つには紫蘇と三つ葉を植える事に。
他にもミント、ルッコラ、きゅうりにトマトの種もあったのだが、まずは欲張らずにこの4種類に決定。

① 紫蘇と三つ葉の種は水に6時間程浸しておく
② プランター7分目に入れた土に、たっぷり水をかける
③ 直播き
④ 更に水をかける

 三つ葉以外は、太陽の光をいっぱいに浴びるのを好むらしいが、いずれも水をたっぷり要する点は共通。発芽迄は約2週間との事。私の出産と重なりそうなので、パートナーにはしっかりと育て方のコツを伝授しておかねば。

2011年3月22日火曜日

入院費用の請求書

恐れていた(?)入院費用の請求書が遂に届いた。
総額13,400 CHF 也。(120万円。本日レート89.76換算)23日分の入院費である。
相部屋の一般対応(Allgemein)で1日445CHF (約4万円)、プラス治療費。

確かに快適な病院生活ではあったが、1日4万円という価格はどんなものでしょう。
日本でもアメリカでも入院した事が無いので、通常1日辺りの入院費がどんなものなのか不明だが、相部屋4万円はやっぱり高い気がする。
特に私の場合、他の患者に比べて治療も検査も少なく、基本的には寝ていただけ。
薬も薬局で買えば1か月分60CHF程度の飲み薬だけだったし。

ちなみに、こちら、請求書と思ったのだが、請求書のコピーだった。
費用は病院から直接保険会社に請求される様だ。カバーされないものが、後から届くのだと思われる。
通常の通院だと、請求書に対し、自分で医療機関に支払い、同時に自分で保険会社に保険請求する、というプロセスだが、さすがに額が大きいからでしょうか。

それにしても、保険が無かったら、スイスで病院にはかかれませんねえ。勿論、毎月の保険の掛け金だって馬鹿にならないのですが、今回に限っては、掛け損にはなっていないでしょう。良いタイミングでスイス移住したものです(?!)。

2011年3月21日月曜日

遂に正産期突入!(37週目)

切迫早産で入院までした私も、遂に正産期と呼ばれる37週に突入!
2ヶ月弱の絶対安静生活、要注意生活を入れると2ヶ月半の切迫流産生活だったが、
これでいつ生まれでも、もう早産ではない、正期産。
今日から張り止めの薬(Adalat、正確には血圧の薬。。)も止めて普通生活OK。

という事で、早速片付け開始。
パートナーが相当頑張ってはくれたけど、自分の物は自分で片付けねば。赤ちゃん用品のスペースも確保したい。このところ、陣痛が何度かあるので、なるべく座りながら無理の無い程度に。
出産準備コースで教わった話の中に、『出産が近い兆候』として、『片付け魔になる』というのがあった。出産直前には、片付け・掃除に夢中になる傾向があるらしい。個人的にはこれは鶏卵論の気がするのだが、無理しない程度に動けば大丈夫でしょう。

予定日迄、あと3週間。21日。

2011年3月20日日曜日

抹茶スコーン

アメリカ時代の私の朝食の定番は、大きなスコーンと珈琲。
イギリスタイプのスコーンではなく、アメリカタイプの、バターたっぷりカロリーたっぷりのスコーンを、会社の珈琲ショップで買って机で食べるのが日課。お気に入りはクランベリースコーン、ブラックカーレントスコーン等のドライフルーツ系。

そんなスコーン、ドイツでもスイスでもなかなかお目にかかりません。
突然食べたくなったので、作ってみる事に。

クランベリーもレーズンも何も無かったので、
代替案として、抹茶と製菓用のホワイトチョコレートを使用。ホワイトチョコレートは、包丁でザクザクと切って。

思ったよりも簡単に、美味しく出来上がりました。



ミルクたっぷりのノンカフェイン珈琲と一緒に、
3個も食べちゃいました。
ま、妊婦の食べつわり、という事で。。。

2011年3月18日金曜日

10ヶ月目の変化

10ヶ月に入って、ようやく体調の変化が現れた。
  • まず、お腹が重くて、思うように動けない。
  • 2日前から、陣痛の様な痛みを感じる様になった。(必ず夜)
  • 時々吐き気が。
  • 暑い。タンクトップで窓全開。隣にはフリースで震える彼。
書き出すと大した事では無さそうなのだが、1週間前と比べると格段に動くのが辛いのがわかるのが面白い。

初めてお腹が痛くなった夜、もしかしてこのままお産になってしまうのでは、と本気で焦った。やっぱりちょっと未だやり残した事があるのだ。

あと2日で正産期に入る。
やり残した事、やっていこうと思う。残り23日。

2011年3月17日木曜日

小児科 (Kinderarzt )探し

出産準備コースで、小児科医を営む妊婦さんと一緒になった。
スイスはHome Doctor制だが、小児科医も、やはりかかりつけを持つ必要がある。

出産予定病院から送られて来た書類の中にも、Zurich カントン内の小児科リストが入っていたが、私はまずInternetで調査。条件は、家から近い事、これに尽きる。
結果、わが町には2件の小児科があり、うち1件は気軽に行ける徒歩圏内ではない、という事で、あっさりと決まる。このクリニック(Praxis)には2名の医師がいるらしく、どちらが良いかどうかは良く分からないが、電話番号は共通だった。

早速TEL。
問題は、新規患者を受け付けてくれるか否か。アメリカでも、新規患者はとっていないと断られた事があるが、ここスイスでもそれは珍しい事では無いらしい。
少し心配したのもつかの間、あっさりと、生まれてから再びTELをして下さい、との事。

という事で、一応、かかりつけの小児科が決定。
最初にお世話になるのは、1ヶ月後の検診。
勿論、その前に病気にならなければ、だけど。

2011年3月16日水曜日

やっと両親と連絡がとれた

地震の起きたその日、知人のお陰で宮城の両親の無事を確認する事が出来たものの、私から直接両親と連絡はとれなかった。連日TELをしてみるも、繋がらず。私の方では、色々情報が取れていたし電話の接続規制がある事も承知していたし、何よりも一応無事を確認出来ているという事で、比較的落ち着いていたつもり。
なのに、やっぱりいざ直接連絡が取れると、安心していた筈なのに、ようやく安心、という気持ちになるのは不思議なもの。

建物への被害は比較的軽かった模様だが、家の中はめちゃくちゃの為、暫くは車で寝ていたとの事。それも車のガソリンがある間のみで、その後は家の中に移ったらしい。電気が通ったのは水曜日。水とガスは未だで、町の避難所では食料が不足しているという。
町の全てが津波にのまれてしまった地域と違い、被害は少ないものの、その分救助のAttentionが低いと見られる。田舎なので、車が無いと避難所へも行けない。(母は歩けない)
それでも、やはり命も助かったし、無事に過ごしていて、少しずつでも改善に向かっている事は、喜ばしい事。

また、父は復興支援の為に動き出したという。父の職業が、こういう時に役立つスキルを持つものなのだが、自分達の事だけを考えずに、支援に出ているという事を聞いて、本当に嬉しく思った。
電気が回復した事で、情報も取れ出していて、原発の状況についても気をつけている模様。

そんな父の姿に力づけられ、私も何かしなければ、と、募金は勿論だけど、その他に、Internetを使って出来る通訳・翻訳のボランティア登録をした。これなら、スイスからでも、ベッドで寝ていても出来る。

まだまだ懸念される事は多いが、皆が自分に出来る事を考えて行動すれば、きっと良い方向に向かうと信じています。

2011年3月15日火曜日

原発と被爆

世界の関心が、原発の影響に高まっている。

どの情報が正しいのかを判断するのが難しいところが、不安を拡大させているものだと思う。勿論、政府も『人体に影響があるレベル』との発言をしているし、全く懸念する必要が無いとは言わないが、現状を冷静に判断する必要があると思う。

これまで、放射線量について、理解をしていた人は少ないと思う。
μSv/h (micro sievert per hour) とは、その量を1時間浴び続けた場合の放射線量。
1000μSv = 1mSv 。

と言われても、ピンとこないだろう。
  • 1年間に通常の生活を送る上で人が受ける放射線量は 2400μSv (2.4mSv)
    => 0.27μSv/h (0.00027mSv/h)
  • 日本での1年間の自然放射線量は 1500μSv (1.5mSv)
  • X-Rayで受ける放射線量は 600μSv (0.6mSv)*
  • NRT-NY の飛行により受ける放射線量は 190μSv (0.19mSv)
  • 健康に害を及ぼす危険があるのは100000μSv (100mSv)
    * 但し、機器や種類によって大幅に差がある

今回の発表数値は

  • 東京 0.81μSv
  • 福島原発MP-4付近 10分毎の観測で、一時約900μSvを記録したが、15日夜時点で約10μSv
更に、これらの値は、時間と共に弱まっていくものである。
これらを考えると、現時点で必要以上に大騒ぎするのはどうかと思う。

勿論、少しでも害のあるものは良くない、という意見はごもっともだし、判断するのは最終的には個人個人だし、例えば雨に濡れない様に等注意をする事に越した事は無いだろう。

ちなみに私のパートナー、体に悪いもの、が基本的に嫌いな人。
私が飛行機に乗るのを『宇宙放射線の影響』を理由に大反対していた経緯もある。
この話を友人・知人にした時には、ほぼ全員に笑われたし、日本の産婦人科で相談した際も笑われてしまった。
そんな彼らが、今はきっと今回の原発の被爆をとても心配しているのだろうと思うと、
少し皮肉な感がわいてくる。

2011年3月14日月曜日

嬉しい知らせ

日本の震災で、辛い日々が続く中、今日は嬉しい知らせがありました。
友人に待望の赤ちゃんが誕生しました。
大学卒業後の彼女と私の大きなマイルストーン、似ているところが多く、今回も第一子の予定日が2週間弱違い!遠く離れながらも近況をUpdateし合ってきた妊娠生活。
母子無事に、元気な男の子の誕生。本当に自分の事の様に嬉しい出来事でした。

地震や停電の懸念の中、辛い話が多い中、それでもしっかりと元気に誕生した命。
明るい灯を灯してくれたような、素敵な贈り物を頂いた様な気がします。
きっと、これからも、皆に生きる勇気や強さを与えてくれるような、そんな人に育っていくのでは、と思います。
本当に、おめでとう!!!


私の方は、今日から10ヶ月に突入。臨月です。

2011年3月12日土曜日

残り30日 (35週+5)

今日でちょうど予定日迄残り30日。
切迫早産と言われてから2ヶ月。私の体も胎児も頑張ってくれたなあ、と少し感慨。
あと1週間で正産期、早産ではなくなる。

切迫早産の為に出来なかった事:
  • 語学学校
  • 赤ちゃん用品の買出し
  • ドイツへの訪問
  • Fassnacht 見物
  • ダンスのレッスン
  • 妊婦体操コースへの参加
  • ハイキング
  • 会陰マッサージ
切迫早産の為に出来た事:
  • 妊娠について考える事
  • 人の優しさ、繋がりについて考える事
  • ドイツ語の実践
  • スイスの病院についての知識・体験
  • 読書
  • ぬいぐるみ作り

出来なかった事のほとんどは、後からも出来る事。
逆に出来た事は、こんな事にならなかったらきっと出来なかった事。
どんな状況下でも、Positiveである事、これを今後も心がけていきたいと思います。

    2011年3月11日金曜日

    地震とInternet

    起床するとPCをつける癖のある私達。
    今日飛び込んできたのは、地震に関するいくつかのメール。
    私の出身地は今回の地震の震源付近の宮城県。両親もまだ住んでいる。

    数日前に中規模の地震があった事を聞いていたので、またかな、程度の気持ちでメールを読んだが、その後Webで状況を調べると、M8.8という、神戸の震災を上回る規模との事にびっくり。
    電話回線が混雑しているらしく、両親の自宅・携帯共に繋がらないらしい。『らしい』というのは、電話をしているのは私ではなく、日本に住む兄の婚約者Tさん。両親への連絡状況は、彼女からメールで入ってきていた。
    その他にも、Facebookである程度の状況がOn-timeでうかがえた。が、もっとも、私のFacebook仲間は日本のメンバーはほぼ全員東京なので、宮城の状況は良く分からず。でも、このFacebookを通じて、日本のNews特番がStreaming放送されている事を知る。Ustreamという媒体でLinkは:

    http://www.ustream.tv/channel/fc2mh3
    http://www.ustream.tv/channel/tbstv

    最初に始めたのは、NHKのStreamingで、これは一般市民が自主的に行ったもの。一部で、Copyrightのクレームもあったようだが、NHKも容認している、との情報も。
    10分ちょっと遅れで、TBSが公式でStreaming開始。
    その後、NHKも公式Streamingを開始したとの事。
    ( http://www.ustream.tv/channel/nhk-gtv )
    勿論、こうしたメディアからは全体図しかわからないが、海外に住んでいる時に、こうした情報はありがたい。状況が分かったからと言って、何が出来るわけではないのだが。

    東京の様子は、先に述べた私のパートナーは毛嫌いするFacebookで、手に取るように情報が入ってくる。電話は繋がらないがInternetは繋がる、という状況らしい。ここでもInternet のすごさを体感。
    TV局などのメディアも、こうした一般市民メディアが発達すればするほど、放送のあり方を考え直さねばならない。1996年の神戸の震災を思い出した。私は当時某TV局で働いており、この震災の起こった朝もシフトに入っていた。担当のNews番組の生放送中に警報がなり、神戸で大震災が起きた事を知らされた。それからの局の対応は大変だった。あの頃、こうした一般市民メディアが発達していたら、あの時の我々の対応は変わっていたのだろうか。

    回想に耽ってしまったが、そうそう、両親の安否。
    日本時間の夜になって、Tさんから、両親と連絡がとれたとの連絡が入った。電気・ガス・水は遮断され、家はパニック状態になっているものの、怪我もなく無事。しかもちょっと呆れた事に、寒さしのぎに酒盛りしているらしい。。。
    連絡が取れなくて心配している家族の事、少しは考えて欲しかったなあ。。。Tさんがいなかったら、私達、いまもこれから数日も安否を心配していただろう。。。
    勿論自分の身の安全確保が第一だけど、外から震災地への連絡が難しい為、自分が災害の渦中にある場合は、少なくとも近い身内にはまず安否について一報入れるようにすべきですね。

    実家が宮城である事を知って、連絡をくれた友人達も、ありがたいな、と思います。
    両親は無事だったけど、犠牲者も多く被害も拡大している模様。言葉が見つかりません。

    2011年3月10日木曜日

    第6回 妊婦検診 (35週目)

    退院後、初の定期健診。予定日迄あと32日。
    入院前に通っていた地元病院での検診。あれっきりにならず戻って来れて、良かった!
    普段は歩いて行くところだが、今日は車にて移動。久々にパートナーも同伴。

    いつもの通り、尿検査、体重・血圧・ヘモグロビン測定。
    そして診察室へ。

    UniSpitalからカルテが送られており、医師は全て状況を把握済み。
    先週たまたまUniSpitalに行く用事があり、ついでに私の様子ものぞいてみようとしたところ、既に退院と聞いたと、ちょっと嬉しい報告。
    超音波検診で胎児の様子を観測。2300g、46cm、もう生まれても平気な位立派な大きさに。ただ、思ったより体重が増えていなかったのは驚き。測る人によって誤差があるので、その辺りの違いだろうか。私の体重はかなり増えていたんですけど。。。
    また、羊水量についても、異常を認めず、ごく普通だとの事。一安心。

    子宮頚管長測定は、既にほぼ正産期の為、無し。万一生まれても、その時はその時。でも、経過を見る限りとても安定しているし、薬も飲んでいる故、今日明日生まれてしまう、という事は無いだろうから、との事。気になるのであれば、触診するけど、との事だったが必要ないとの事なので、そのままに。
    そう、来週は36週目、あと10日で正産期。医者も一先ず安心の模様。引き続きあと1週間は薬を服用する様に、との事。安静はそれほど神経質になる必要は無い、との見立てで、近所に買い物に行ったりする程度は良いとの事。ただパートナーは心配そうで、あと1週間は安静にしてね、とのお願いが。

    それから、入院中に発生したらしき、痔の症状について相談。
    大概は産後に治るので、痛み・痒みが無ければ、処置せずにおいて構わないとの事。念の為、恥ずかしながらも見てもらう。。。一応薬を処方してくれたが、薬を塗ったからといって産後の回復が良くなるわけでは無いので、との事なので、まあこのまま様子見でしょうかね。

    次は、未だ生まれていなければ、2週間後に検診。37週後半という事だ。
    切迫早産と言われながらも、結構もったものだ。赤ちゃんも頑張ってるんだね、きっと。

    2011年3月9日水曜日

    春の一日

    いよいよ春到来か?と思わせる天気の今日。
    今迄はベッドルームで一日を過ごしていたのだが、今日はリビングルームへ引越し。
    リビングの壁一面は窓になっている。
    窓を全開にして、リビングに横たわる。
    ふと気がつくと、外には綺麗なクロッカスの花が咲いていた。いつの間に!
    すっかり春ですね。

     2日程前も暖かく、散歩から戻ったパートナーがもってきてくれたのが、こちら。



    殺風景なベッドからでも、少しでも春を感じられるように、との気遣い。




    そして、今日は彼の誕生日。
    しかし、プレゼントの準備も出来ていなければ、美味しい料理を作る事もままならない。
    せめてケーキを焼こう!と思ったが、安静中の私に、彼からNGが。。。
    材料を買ってもらうわけにもいかず、悩みに悩んで、家にあるものでかつ彼が外出した短時間の間に作れたのがこのケーキ。。。ケーキと呼ぶには申し訳ない位の代物に、思わず悲しくなってしまう私。

    それでも彼は喜んでくれたけど、本当はもっとちゃんとしたもの作りたかったなあ。

    あ、ちなみに味はそこそこでした。
    でも、お菓子は見た目も大切よね。

    2011年3月8日火曜日

    ベジタリアンチリ (Chili NON carne)

    このところ、パートナーはマメに料理を作ってくれる。レパートリーは広くは無いし、日本食は期待できないが、それでも嬉しいし有難い。

    『今日のご飯は何食べる?』の私の問いに、ちょっと考えた後、『Chili なんてどう?』
    という事で、今日のお昼はベジタリアンチリ、名付けて 『Chili NON Carne』。Carneとはスペイン語で肉。通常はチリ・コン・カーネと言って、コン( con ) は with、有りを意味するから、肉入りのチリ。NON Carne、という事で、肉無しのチリ、チリ・ノン・カーネ。

    以前作った時には、ドイツ人らしく、味付けはM社のインスタントスパイスを使用したのだが、何故か今日は全てスパイスを調合して作ると言う。早速レシピを検索、買い物へ。そしてキッチンに篭る事約2時間。

    こちらが完成品。
    シェフ曰く、ちょっと辛すぎて豆が少ない、との辛口総評。
    私は十分美味しかった!
    でも、肉代わりの貴重な豆腐 (肉より高い!) の味・歯ごたえがいまいち。



    こだわるとこだわる、さすがエンジニアの彼。
    午後に再び買い物に繰り出し、2度目の挑戦。今度は豆腐の他に、オートミールを使用。更に豆も増やし、スパイス調合も多少変更。



    なかなか美味しくなりました!
     
    私は特にベジタリアンでは無いですが、挽肉はちょっと苦手。
    こうした代替メニューも、なかなかよいものですよ。

    2011年3月6日日曜日

    出産準備教室 (Geburtsvorbereitungskurs)

    土日の二日間で、出産準備教室(Geburtsvorbereitungskurs)に参加して来ました。
    スイスでは、こうした両親学級の様なものは、病院・産院・助産師によってOfferされており、選択した産院か否かに関わらず、申し込む事が出来ます。週に1度数回に渡って行われるコースと、我々の参加した様に週末の集中コースがあり、参加費用はそれぞれ1組400CHF前後。保険で100CHFの補助が出ますが、それでも自己負担は約3万円ですから、結構な額です。

    我々は出産病院であるZürich UniversitätsSpital の週末コース(Wochenendkurs)に参加。費用は420CHF。週末コースは月1度、定員6組。平日コースの方が料金は低く(300CHF) 頻度も多い。これらドイツ語コース以外に、週末コースとして英語のコースもあり、我々は本来そちらを受講したかったが、年末の時点で既に4月迄のコースは満員御礼状態。英語のコースを希望する皆さん、早めの申し込みを!

    まだ切迫早産で自宅安静中の為、電車では無く車で移動。念の為、入院セットも車に積む。
    参加者6組12名。担当の助産師は助産師歴23年のベテラン。たまたま妊婦体操コースの先生が廊下にいたのでコースに参加出来なくなった経緯を話していたのを耳にし、講義中ずっと私の体調を気にかけてくれたので、気持ち的にも安心だった。
    受講者は一人を除いて皆外国人。従いコースはドイツ語で。妊婦体操コースで1度一緒になったスロバキア人女性もいた。私以外は皆仕事を持っていて、医者、研究者、Financial Analyst 等優秀そうな方々揃い。このスイス人の一人を除いて皆、UniSpitalで出産との事。私と予定日が1日違いの人も。私達34週後半が最週長者。

    1日目。
    簡単な自己紹介の後、女性・男性と分かれ、コースに期待する事、疑問点等をDiscussion。
    病院に来るタイミング、陣痛への対応の仕方、出産の進み方が本日の主なトピック。
    また、産科 (Gebärabteilung) の出産部屋 (Gebärsaal) の見学も。

    2日目。
    産後入院 (Wochenbett)、授乳 (Stillen) について。予防接種について。
    赤ちゃん用品の見本等もあり、赤ちゃんの抱き方、抱っこ紐の使い方の説明等も。

    個人的に参考になった事柄を記しておきます。
    • 予定日通り産まれる子は約4%
    • スイスの早産の約50%がUniSpitalで扱われている
    • 早産の定義は36週+6日誕生迄 (つまり私はあと丁度2週間)
    • 臍帯血保存はUniSpitalで手配可能。費用は約3000CHF
    • 出産時の特別な希望 (お風呂付部屋)は病院に向かう前にTELで伝える
    • 早産リスクのある私は、会陰マッサージは禁止
    • 出産時、全ての妊婦に血管確保の為の点滴針を装置する
    • 水中出産で生まれた赤ちゃんは空気に触れるまでは水中でも呼吸可能
    • 産後にお世話になる助産師・小児科医は出産前に決めておく事が望ましい
    • 産前の母乳はマッサージに使用すると良い
    • 免疫を高める物質が入った母乳は産後の母乳のみ
    • 沐浴は週に2、3度にとどめ更湯を使用、又は母乳かオイルを入れても可
    • パートナーへ : プレゼントを用意する事!シャンパン等の準備も素敵!

    2011年3月5日土曜日

    新生児の健康保険

    スイスでは住民に健康保険加入が義務付けられているが、それは新生児にも同様の事。では、いつの時点で保険に加入すべきか。法律的には3ヶ月以内、という事だが、出来れば出生前に既に加入しておく事が望ましい。

    出産後の新生児の入院・看護費は、新生児が健康な場合は、母親の入院期間中は母親の保険でカバーされる。万一新生児が病気の場合新生児の保険が負担
    即ち、出世直後の万が一に備え、出生前に保険に加入する事が望ましい、という事である。

    我々の場合、私達が加入している健康保険会社にメール及び電話で連絡。早速メールで、私の名前宛てに、新生児用の保険のOffer 内容が送られて来た。
    私達同様、基本保険にプラスして付加保険にも加入する事に。返答数日後、郵便にて契約書が送られる。サインし送り返し、契約終了。
    保険料は、出世時から発生し、その後保険の名義も私から名前付きの子供用に書き換える。

    スイスで90社以上ある保険会社。保険会社の選択から始めると気が遠くなりそうだが、私達と同じ保険会社、と決めてしまえばあとは手続きだけ、簡単なもの。
    万一の場合に備えて、こうした手続きはきちんと行っておかねばなりませんね。

    2011年3月4日金曜日

    妊娠線予防マッサージ

    マッサージネタついでに、妊娠線予防のマッサージ。
    こちらは大半の人が行っていると思いますが、ドイツ・スイスでも妊娠線予防のマッサージを推奨しています。マッサージ実行の有無に関係無く、妊娠線が出来る人は出来てしまう、との事ですが、私はどちらかと言うと乾燥対策を踏まえて、かなり早い時期、10週頃に開始。

    使用したのは2種類。定番のWeleda社の妊娠線予防オイル(約13 Euro、24 CHF)、及びMibelle社のMigro Brand、Milette のボディーバター(9.3 CHF)。
    最初に使用したのはオイル。伸びも良く、香りもハーブの香りが心地良く、個人的にお勧め。
    ただ、秋口頃から、このオイルだけでは、私の肌、妊娠線ではなく、乾燥線が発生し始めた。この頃、皮膚の痒みが出て、日本で皮膚科を受診、ステロイド配合の塗り薬を処方されたり、といった事もありましたが、今思えばあの痒み、実は全て乾燥によるものだったのでは。

    丁度オイルが切れた事もあり、地元のスーパー、Migroでお手頃なクリームを発見し、使ってみたところ、確かにクリームなので伸びはオイルに負けるが、保湿が格段に上。
    という事で、冬の間は、お腹・お尻はこのクリーム、胸はオイル、という風に使い分けています。

    現在それぞれ、いずれも2つ目を使用中。
    妊娠34週後半の現在、まだ妊娠線は顔を見せていません。

    2011年3月3日木曜日

    会陰マッサージ (Damm-Massage)

    スイスやドイツでは当たり前の様に言われる会陰マッサージ (Damm-Massage)。
    出産時の会陰部切開や破損を避ける為に行うと言う事で、年末にドイツに行った時に専用のオイルを買っておいた。Weleda社のDamm-Massageöl。 お値段は忘れてしまったが、10 Euro 位だった気がする。ちなみに、勿論スイスでも購入出来ます。若干高いけど。。。

    説明書によると、妊娠34週頃から開始、週に3-4回5-10分マッサージ。
    出産後にお世話になる助産師(Hebamme)から送られてきた情報にも、予定日の6-10週間前から毎日5-6分マッサージ、とある。

    マッサージオイルは、何もこれに限ったものではなく、 アーモンド油、オリーブ油等でも良いとの事。

    説明書にも助産師情報にも、詳細なマッサージ方法が図解付きで記載されているのだが、なかなか難しそう。日本の産院の母親学級では『会陰部に塗っておくだけでいいです。あとは歩いたりしているとそれがマッサージになります』と指導があったのだけど、、、そんな簡単にはいかないのでしょうね、やっぱり。

    予定日より早まりそうだから、そろそろ始めなきゃなあ、とは思うのだけど、ただ、私、切迫早産という事で、このマッサージをして良いものかどうか、迷っているところである。

    2011年3月2日水曜日

    出産・入院に必要な持ち物、出生登録

    一時退院できたは良いものの、いつ出産となるかわからないので、早速入院セットを準備しようと思う。出産を決めた Zürich UniversitätsSpital から送られたリストによると、出産・入院に必要な持ち物は以下:

    出産時
    • 必要書類一式(血液型カード、予防接種証明、身分証明書、保険証)
    • 新生児登録・出生届に必要な書類一式 (名前カード、その他)
    • 大き目のT-Shirts 2枚
    • 温かい靴下
    • 洗面用品
    • 室内履き
    • リラックスする為のCDや、エネルギー補給の為の食べ物等

    産後入院時
    • バスローブやガウン等、着心地の良い服
    • 辞書 (外国語を母国語とする場合)
    • 下着等 (リストに載っていないが、必要だと思う)
    母乳育児をしたい場合
    • 授乳用ブラ(ワイヤー無し、通常より大きめ)
    • パジャマ又はゆったりとしたT-Shirts (綿素材を推奨)
    退院時
    • 子供の下着、服
    • 季節により手袋、帽子、暖かい毛布 (子供用)
    • チャイルドカーシート (車の場合)

    新生児登録・出生届は、出生後3日以内に地元の市役所(Gemeinde)で行うが、病院が代行して行ってくれる事が大半。その場合、入院と同時に、以下の書類を提出。
    両親が、婚姻関係にあり、外国人の場合(我々):
    • 家族証明 (Familienausweises)
    • 外国人登録証のコピー (Ausländerausweises)
    • パスポートのコピー
    • 住居証明 (Wohnsitzbestätigung des gesetzlichen Wohnortes) 住居がZürichに無い場合のみ。発行から6ヶ月以内。(私の住居町では30CHF)
    • 名前登録用紙 (病院から送付されたもの)

    2011年3月1日火曜日

    妊婦用サプリメント 鉄分

    前回の地元の医者での定期健診で、ヘモグロビン量の低下を初めて指摘され、鉄分のサプリメントを処方された。

    妊娠の影響と言えばそうなのかもしれないが、この診察前の1週間程の食生活が
    かなり偏っていたからかもしれない。朝はカフェイン無しのラテ、昼前にちょっと果物を
    つまみ、午後3時頃にやっと昼食。夕食は適当にヨーグルトやサラダやレーズンや
    ナッツをつまみ食い。おやつにチョコレート等。反省。

    私が渡されたのはこちら。
    お値段 35.65 CHF。


    鉄分摂取について:
    ○ ビタミンC と同時に摂取すると吸収を高める
    ○ 体質によるが、便秘になりやすくなる
    ○ お茶や珈琲等、タンニンを含むものと
         同時に採らない



      日本だと食事指導が先ずありきだろうが、こちらは何かあれば直ぐにサプリメント。
      入院先の病院でも、便秘の兆候があると、直ぐにマグネシウムが処方される。
      薬・サプリメント漬けの今日この頃です。

      妊婦用サプリメント マグネシウムその②

      手持ちのマグネシウムが無くなって来たので、先日入院中の病院でマグネシウムを処方してもらった。前回の錠剤と異なり、袋に入った粉状のもの。レモン、グレープフルーツ、オレンジ味があり、私はグレープフルーツ味を選択。炭酸系ではなく、結構甘い。
      10 と記載されているが、マグネシウムの含量により、2.5、7.5、5、10 とある様で、私のもらった10は、前回地元の医師に処方してもらったものと同じマグネシウム量。



      ところが、これが私の便秘対策には余り効かない。
      1日に3回服用しても全く効果が無し。

      と思ったが、鉄分のサプリメントを摂取している場合、便秘になりやすいらしい。
      確かに入院と同時に鉄分のサプリメントを服用し始めたので、その影響かも。